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もうすぐ春ですね 恋をしてみませんか

昭和チックな歌謡曲から始まりましたが、平成生まれのみちです。今更ですが、漢字で書くと道だったり。有名なあの詩から拝借しました。みっちゃんとかみっちーと呼ばれると喜びます。(ご自由にお呼びくださいませ。)


春先にいつも作る焼き菓子のこと

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もうすぐ河津桜が咲く季節になった。

旬の食べ物に目がなく、事あるごとに旬にありついて生きている私だが、この時期にここ数年いつも焼いている焼き菓子がある。ビバ茶色いお菓子。バターとか小麦とか大体焼くと美味い。

ということで世は百うん年ぶりの2月3日の立春を迎えようとしている中、ここはいっちょ春のおやつを作ろうではないかと思い、キッチンに立った次第である。いや、本当のところは去年買った未開封の桜の塩漬けの賞味期限が迫っていたのがきっかけなのだが。


その名も桜の押し花サブレ🌸

毎年作ってるのに「桜乗せたやつ」と呼んでいたのだが、去年なんとなく名前をつけた。我ながら可愛らしい名前をつけたと思う。

作り方は簡単。桜の塩漬けを水で戻してクッキーにはり付けて焼く、以上だ。(雑)

まあとりあえず、塩漬けを水に浸すところから始めよう。半分くらい残ったのでまた来週何か焼こうかな。

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花びらが開くまでじっくり待つ。塩っけも好みに調整できる。ちなみに私は少し塩っけが残ってる方が好き。


生地づくり

少し素朴な色味にしたかったので、きび砂糖で作ることにした。バター、きび砂糖、卵黄、ドルチェと、シンプル配合で。

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フレゼしてから約3mm厚さにのして、すぐ焼きたかったので冷凍庫で少し休ませる。


瀕死の桜を救出

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溺れていた桜を一旦キッチンペーパーにとり、ひとつひとつ花びらを開きながら水気を軽く切る。茎はちょうどよい長さにカットしておくとよい。

型抜きはシンプルに丸型で。いつも6センチくらいのセルクルを使っている。小さすぎると桜とのバランスが悪くなるので、これぐらいがベスト。

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仕上げにかかる

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水気を切った桜を、軽くぎゅっと押しつけながら乗せていく。仕上げにひとつまみグラニュー糖をふったらオーブンへ。グラニュー糖は、単に塩っけを殺すためと、焼いた時にキラキラしてきれいなので仕上げにかけている。


焼き色を見ながら焼きます

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このサブレの重要なポイント、それは焼き加減である。焼きすぎると桜にも焦げ色がついてしまう。それはそれでいいんだけど、桜の色味が綺麗に残ってる方が好みなので、周りが少しきつね色になったかな?くらいの少し柔らかめな色味に仕上げている。いつもサブレを焼く時は180度だけど、このサブレは170度で様子を見ながら慎重に焼く。


侘び寂び……

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お気に入りの白磁器に並べた。撮れ高……。

いつも生地はグラニュー糖を使っていたけど、きび砂糖の方が甘さが控えめで桜の風味とも相性がいい。仕上げのグラニュー糖が甘さ補完してくれるし。


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職場のマダムやレディーに配るため、何枚かお包みしといた。残りは家でちまちま食べる用。


もうすぐ春ですね

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ちょっと気取ってみませんか〜♪ なんて。このサブレを作ってて楽しいところは、ひとつひとつお顔が違う仕上がりになるところ。

このサブレ、外ヅラがよく味も良いので昔からよく異動の時期に焼いて、餞別として渡すことが多かった。そして毎度女性社員からの圧倒的支持を受けていた。美味しい上にかわいいなんていけすかない野郎である。

今年は特に餞別でもなんでもないけど、春よ来いという気持ちを込めながら焼いたおやつの話でしたとさ。(違う曲になっとるやないかい) おしまい。

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