坂道の果樹園
私の住んでいるまちは、桃が特産品だ。
地名に「桃」がついてる地区がちょこちょこあり、坂道沿いに桃やぶどうの木が生えている。夏になると道端で桃の直売をしている風景を、子どもの頃からずっと見てきた。
そして大人になった今……
そう、存分に大人買いをしている。
だって大人なのだ。大人買いするべきであろう。好きなものに課金して経済を回す喜びよ。
JAの品評会を勝ち抜いた子たちは平日9時からの販売だったのでなかなか手に入れることはできないが、果樹園の直売所で箱売りされてるものもほんとうに美味しい。こんな大玉が5個で1400って破格だよ……!
見てこの健やかな桃色……
うっとりしてつい食べたくなるのを抑え、室温で適熟を待つ。
そんな白桃ちゃんたちへのふか〜い愛を語るのでお付き合いください!
まずはそのまま
SNSでも出回っているが、種のまわりに包丁を一回転させてぐるっとまわすと綺麗にとれる。果汁を保ったまま食べられるのがよい。あと種のまわりが美味しいので、とにかく余すことなく食べたいという意思が半端ない。
美しいね可愛いね……
さて、そのまま食べるだけでは飽きたらないのが私である。
これくらいの淡い色の、熟しすぎない初期の桃は、果汁が滴り落ちないので生クリームを使ったおやつにちょうどよい、ということで。
白桃のフルーツサンド
かために立てた生クリームに水切りヨーグルトを加えて、さわやかクリームの出来上がり!
なかしましほさんの『おやつですよ』にのってるロールケーキに使われていたクリームが、ヨーグルトをすこし入れるもので、そのレシピに出会って以来ホイップクリームにはいつもヨーグルトを入れてる。甘過ぎる生クリームが苦手な私にとっては大革命なレシピだったな〜。
桃のジェラート
桃を丸ごと一個使ってだいたい4人分できる。これが夏に最高にウマイ。そして熟した桃でなくても美味しくいただける。剥いてから「あ……これシャリってするやつや……」と気付いても大丈夫。ジェラートにすれば万事解決。
このなめらかでジューシーな感じ。。伝わるだろうか。。。
まずは桃を煮るよ
くし切りにした白桃を皮ごと鍋に入れ、水と白ワイン、グラニュー糖を加えて煮る。
皮の色が煮汁にうつって、淡い桃色になってくのが楽しい。色が少し足りない時は紅麹の食用色素とか色付きのリキュールを入れてもいいかも。
このあと皮を取り除いてブレンダーにかけたら冷凍庫へ。私は数時間ごとに混ぜるのが面倒だったので、食べる前にもっかいブレンダーにかけた。
ちなみにレシピはこちら。
白桃×白玉
白ワインとグラニュー糖を溶かしたシロップに、乱切りした桃と小さめに作った白玉だんごを浮かべたら出来あがり〜!な、お手軽デザート。
大きい器にたっぷり作ってお玉でとってくスタイル。
なおこれは素麺用の器であるが、汎用性が高いことが判明した。今後もフルーツポンチの際は頼んだぞ!!
最後のはそのまま食べた
最後の方は中まで赤く染まってて、いかにも完熟って感じでこれもまた美味だった。
今年も坂道を下るたび、桃がいっぱいで嬉しかった。
さて、お盆も過ぎてそろそろ桃とさよならの時期になってくる。
大事に大事に育てられている愛する桃たち、また来年会えるのを楽しみにしているよ。
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