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Tr.05 意外な組合せ?Jazzとアニソン

某TV番組で大泉洋さんが「BlueNote(Jazzライブハウス)に行ったときに、演奏の途中で客がみんな拍手をするの。”俺はJazzわかっているんだぞ”ってしたり顔で拍手するの」というような話題をしていた。
私の奥様(あえて敬称)は「いや、ソリストに敬意を払っているだけでけだから」と一刀両断。

曲途中の拍手はJazzでは一般的である。
「ソロ演奏が素晴らしく良かった」ことを伝えるためにソロが終わるタイミングで拍手をする。
(まあ拍手することが目的になっている感もあり、冒頭の大泉さんが感じた意味も分かる気はする)

クラシックやポップスとは違うため、初めてライブに来た方は面食らうことになる。
さらにJazzのお作法や曲の構造がわかっていないと、どこで拍手をしたらいいか分からないということになる。

今回はそんなJazzライブハウスの雰囲気を知ってもらうために、ライブ収録の演奏をチョイスした。

Fly Me to the Moon(Platina Jazz / 大野雄二)

『プラチナ・ジャズ 〜アニメ・スタンダード〜』は、アニメソングのジャズカバーアルバム。
2009年以降、ビクターエンタテインメントより5作 (Vol.1 - 5) が発売されている。
プロデューサのラスマス・フェイバーは日本のアニメが大好きだという。
厳選されたアニソンが、ビックバンドになり、スモールコンボになり、ラテンになり、バラードになっている。
(某エンターテイメント本屋によくおいてあるアニソンジャズはレベルが違う。あんなもの買うのであればプラチナ・ジャズのほうが何倍もよい)

紹介する曲は新世紀エヴァンゲリオンのEDで使わたFly Me to the Moon
日本でのライブ演奏なのでショーマンシップが過剰ではあるが、演奏者も観客もノリノリな雰囲気を楽しんでほしい。

続いては「ルパン三世のテーマ」で有名な大野雄二のトリオ演奏
大野雄二さんは現在でも積極的に音楽活動を行っており、ライブも多いのでおすすめです。
知名度もあるので友人・恋人も誘いやすいですよ。

この演奏はプラチナ・ジャズとは全く変わって、いぶし銀の演奏だ
あからさまな派手ではない中、創意工夫が盛りだくさん。それをさらりと演奏するのがたまらなくかっこいいい

スタジオ録音ではあるが、ライブハウスにいる気持ちで聞いてほしい。
あなたはどこで拍手をしますか?

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