2017年12月15日

ついに、最終日。本日は、美紀の家である、吉川家dayだ。
美紀と父親・正晴とのシーン。年ごろの女の子って難しいよねと、若干お父さんの気持ちになりがら撮影。ここでも渋川さんが絶妙なアドリブで短いながらも印象深い父親役を演じてくれた。撮影終了。渋川さんも、クランクアップ!!! お疲れさまでした。
 朝食のシーン。僕が本作の中で一番好きなシーンかもしれない。11月からという短い間ながらも、5人がお互いをちゃんと知ろうとして向き合って、距離が近くなって・・。まさに、この映画自体が彼らの青春だったんだろうなと感じれられたいいシーンになった。ちなみに、この時の康太のアドリブは今だに謎(笑)。
 夜になり5人の感情がぶつかりあうシーン。もう、動きをつけたらなにも言うことはなかった。5人がちゃんとぶつかりあえていると思うし、5人がお互いの芝居を信頼しあっていた。寛子、優斗、直樹、クランクアップ!! 本当にお疲れさま!!
 康太と美紀がぶつかるシーン。何度やっても、康太が疲れてる感じがしない。僕は康太に声を掛けて、ロケ地のまわりを全力で一緒に走った。康太は声を出しながら、叫びながら全力で走った。あんなヘロヘロになりながら役者と走ることなんてこの先あるだろうか。
人は「10代の時に手に入らなかったものに一生執着する」らしい。今さらながら、僕は5人と共に青春を生きているのかもしれない。康太と二人して、ふらふらになりながら戻ってくる。撮影再開。今度は、ばっちり演技が決まり、康太、クランクアップ! お疲れさま!!
 ラストは、美紀が一人で考え込むシーン。図らずしも、最後に美紀のシーンだけ残った。
静寂のなか、涙を流す美紀。そして、カット!!OK!!
「あー終わっちゃったー」自分の感情にびっくりした。初長編で辛いことや苦しいこともたくさんあって、もうウゼーって思うことがたくさんあったのに。え、なにこの終わった瞬間、めちゃくちゃ寂しい感じ。夢から覚めた感じ。また戻って来たいし、みんなと映画を撮りたい!!! 人並みの感想になってしまうけど、キャスト・スタッフみんなに支えられてこの映画は撮り切ることができました。本当に、みんなに、感謝!感謝!感謝! この日記を書きながらも、ちょっと泣きそう。本当に、人に助けられて映画は出来るんだと思いました。これから精一杯、人と向き合っていきます!!!!!!!
よろしくお願いいたします!!

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