2017年12月13日

勝手に、“寛子day”と名付けた1日。「ハーブカフェ」で寛子のバイト先である喫茶店のシーン。寛子の原動力である結婚するつもりの店長とのシーンだ。喫茶店の店長ヒデちゃん役・川島潤哉さん、奥さん役の佐藤みゆきさん、クランイン。ヒデちゃんと寛子のイチャつきぶりはやりすぎかなと、一瞬思ったが、このあとのシーンを考えたら、これぐらいやっているほうが落差があっていい。浮気発覚シーン。カメラのタイミングも重要になってくるシーン。2カット撮って、最後に寛子のヨリ。「うわ、つら」って、純粋に思ってしまった。真也ちゃんの表情は説得力がある。カフェのシーンは、終了。
 「高崎アリーナ」で、デパートのトイレのシーン。女子同士で美紀の悪口を言うところ。トイレなので、あまりアングルが探れないからジブで1カット。怖ぇーー。見たことないが、女子のトイレ内の会話ってこういうイメージがある。今日も、礼奈、果澄コンビの怖さが際立っていた。冨手と優津季がクランクアップ。お疲れさまでした!
 最後に、ヒデちゃんのアパートのシーン。寛子と直樹がヒデちゃんのアパートに乗り込むシーン。ここはすごい思い入れのあるシーンだ。脚本執筆中に直樹だけがずっと変化なしでお調子者のキャラだった。僕の中ですごく親近感が湧くキャラだけに、なんとか成長させてあげたい、男にしてあげたいと思っていた時に生まれたシーンだ。目の前で仲のいい友だちがすごく屈辱的な状態になっているからやり返したい。でも奥さんの前だから優しさもあり、殴ることも出来ない。そんなどうしようもない。自分の小ささを知った時、彼が振り絞るように寛子のことを褒めまくる。そんな大事なシーン。中島にシーンの意図もしっかり話して、別室で集中してもらう。チーフ助監督の東條さんの判断でセリフのところは本番一発でいきましょうということになった。本番。思わずぐっときてしまった。文句なしでOK!、終了。佐藤みゆきさん、川島潤哉さん、クランクアップ! お疲れさまです。

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