【逆噴射小説大賞】ハイドアンドシーク:地下世界インナーウェブ

 オーイェーオールオブリスナー、今日もナンかにクルクルしてっかーい? IWBレディオ1974、NW3rdゲートタワーからお送りするデイタイムハイタイム、誰が呼んだか聴くドラッグ。イキなミュージックとトークのハイタイドでお送りする2時間。

 そんな感じのお決まりの口上、アドリブに見えて実際のところ台本キッチリでライムもへったくれもありゃしない。でもみんな把握してる。それこそオールオブリスナーが。

 ハイタイドじゃないがハイウェイ、高度的な意味でハイなウェイ。地上50メートルの高さでレディオ。だがホントのホントに計測すれば地上マイナス10キロメートルくらい。片方にキロがつくならメートルはなんか誤差。つまりそこは実際には地下世界。

 そのとりあえず地表から50メートルくらい。レディオを鳴らし電気モーター駆動でエアーバイクが空を飛ぶ。バイクだけじゃない。エアカーだって飛んでる。空だけどエアじゃないウェイ。

【続く】

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