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初めて!の宮地楽器(RPM)さんでDTM機材を物色 - モニタースピーカー編

毎日暑くて溶けそうでしたが、今日はちょっぴりだけど和らいでますね。

さて、宮地楽器さん機材物色編第2弾として、音の出口としてめちゃくちゃ重要な「モニタースピーカー」を物色です。

宮地楽器さんのRPMは2階建てになっており、1階にオーディオインターフェースや各種ソフトウェアなどのいわゆるDTM・DAW周りの機材があり、2階には主にアウトボードやモニタースピーカーなどを置いてありまして、インターフェースも決まったので、2階に場所を移し、モニタースピーカーの物色です。※こちらも写真がなくてすみません。。。

予算は10~15万円ぐらいでバランスの良い(評判の良い)もので探していたのですが、実は意外と選択肢が少なく、以下の3機種を比較視聴させていただきました。
※本当であれば、GENELECの8020か8030あたりや、ADAMのA7X、A8Xなどもも候補に入るのですが、両メーカーとも以前使っていたことがあるのですが、どうしてもいい印象がなく、対象からそもそも外しました。。。

視聴はみゃじ楽器さんRPMの2階にあります、モニタースピーカーの視聴ルームで以下のように視聴をさせていただきました。
※音源はiPhoneから、カーリーレイジェプセンやマイケルジャクソン、クィーン、さらに邦楽のロックなどを中心に流しました。

※上記お写真は宮地楽器さんのサイトから拝借いたしました。
http://rec.miyaji.co.jp/?eid=3152
もしも問題ございましたら、ご連絡ください。

1.FOCAL Shape 50

FOCALのShapeシリーズは各方面で非常に評判がよく、大きささえ合えば、第一候補で狙っていました。

で、感想なんですが、「めちゃめちゃ良かった!」です!!

ポイントとしては、
①壁に近くても、低音が濁らず、かつ全体域がバランスよく鳴る
②左右、前後の広がりや奥行きがとても見えやすい
③視聴ポイントがそこまでシビアではない
3点でした。

まず①ですが、通常ニアフィールドのモニタースピーカーですと、低域を担うバスレフポートがスピーカーの背面にあることが多くて、壁に近いところに設置すると低域が異常に膨らんだりしがちなんですが、Shape50は側面にバスレフポートがあることによって、壁からの影響を受けにくいとのことでした。

なるほど、確かに低域の出る来る感じが前からというよりも、ちょっと広がって届くイメージだったのですが、それが要因だったんだなと。

でもそれが、あくまで私にとってはですが、バランスがよく聞こえた一つの要素だったと思います。

②は、まず左右の広がり方は①のバスレフが側面にあることとも関連していると思ってまして、あとは奥行きの見えやすさは非常に良かったです。

ボーカルと楽器の配置やすみ分けがちゃんと見えるので、ミックスをやっている時の定位は非常にしやすそうだなと。

③は椅子を動かしながら聞いてみて、明らかに何十センチも動かすと変わりますが、多少頭を動かすや少しの前後の動き程度であればほとんど印象が変わらなかったので、制作の時にも聞き分けやすいと思いました。

2.FOCAL Shape 65

Shapeシリーズの最上位機種となりまして、先ほどの50が予想通りよかったので、「最上位機種なのでもっといいよね!?」とワクワクして聞いてみたのですが、「?あれ。。。?」となりました。

Shape50と基本的な傾向は同じではあるのですが、もう少しドンシャリ気味な出音でした。

うーん、前のnoteでも書いたRMEの時もそうなのですが、どうも私は高音が強めに出る機種はあまり好みでないんだな、ということが宮地楽器さんでわかりましたw

Shape65は別に高域が固いとか低音がすごくタイトというほどではないのですが、50の特徴を持ちながら、上と下の押し出しが強くなった感じですね。

3. REPRODUCER EPIC 5

この機種も最近いろいろな楽器屋さんでも見かけ、かつネット上でもレビューが出始めていて、注目していた機種だったのと、宮地楽器さんの担当の方にもオススメいただいたので、視聴させていただきました。

で結論ですが、「うーん、私には使いづらいかも。。。」でした。

そこでこの機種の特徴をピックアップしますと、
①定位感は抜群!
②高域の伸び方やクッキリした感じが非常に良く、そこが特徴でもある
③サイズ感から仕方ないが、低域は少なめ(というより見え方が違う)
④リスニングポイントがめちゃくちゃ狭い
かなと。

①は同軸ユニットで有名なムジーク(musikelectronic geithain)のRL906を聞いた時と近い印象でした。定位はビシッと決まるので、すごく「正確な音」という感じを受けました。

②と③ですが、実は低域がスピーカーの下から出るため、その分高域がきれいに出る感じです。ただその分、低域の見え方がちょっと今までと違って、特にShapeシリーズを聞いた後だと、ちょっと戸惑いましたので慣れが必要かと。

④はこれも同軸系のスピーカーと同じで、音の立ち上がりが早く直線的な出方をするので、どうしても頭の位置を少しずらしてしまうと、いきなり低音がバッサリ消えたり、特徴的な高域の見え方まで変わっちゃう印象でした。

ミックスとかのエンジニアの方で、頭の位置をしっかりと固定して聞ける方であればよいと思うのですが、私のように制作からミックスまでやる方で、特にちょっとポジションをずらすと音が変わっちゃうのが嫌な方には厳しいかなと。

番外編.DMSD 50

モニタースピーカーの視聴の際に、宮地楽器さんの担当の方が、「実は、いいものあるんですよ」と出していただいたのが、これ。

いわゆる、スピーカーの下に敷くインシュレーターなのですが、最初は「面白い形してるな」程度にしか思っていなかったんですが、Shape 50の下に敷いてもらって音を出したところ、

「!?」

低音が締まって聞き取りやすくなったんです、本当に。
そのおかげもあって中域、高域にもいい影響があり、全体的に音の見通しが非常に良くなりました。インシュレーターだけでこんなにも変わるものかと。

そして最後に宮地楽器の担当の方の殺し文句として、

「Shape 50とDMSDを組み合わせた時のお値段と、REPRODUCER単体のお値段はだいたい同じぐらいになるんですよ」

・・・

・・・・・・・

はい、Shape 50&DMSDの組み合わせに決めます!

ということで、こちらもApollo X6と一緒に週末届くことになるので、今から楽しみですー※自宅環境で鳴らした時にどうなるかが唯一の不安ですw

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