月命日《9》

もう9ヶ月か…274日目。

今でも名前を呼んだら返事が返ってきそうなのに、居ない現実。

ここ1ヶ月の話。

初夏のように暑かった春が、すっかり梅雨になった。梅雨は、彼が生まれた月。なんだか気持ちもどんより。彼は雨の日が好きだったけど、私は気が滅入るから嫌い。

来月は彼の誕生月。

GWに彼の実家に行った時、彼のお母さんが留守中にお邪魔したからお礼の連絡したら「来月誕生日やし、一緒にケーキとご飯食べよう」って連絡きて…
私も、彼のお母さんとケーキ食べたいと思ってたから同じこと考えてくれたはったことがすごく嬉しかった。

本人がいない誕生日はめちゃくちゃ悲しいけど、今は、それが楽しみ。

来月と、一周忌あたりは病んでそうやなぁ。

これから夏、暑くなるとあの当日のことを思い出しそうで怖い。ほんまに怖い。

愛する人の最期なんて、こんな若くして見送りたくなかったよ…一緒に年老いて、ベッドの上で見守りたかったよ…

人生で一番辛いことを経験したから、もういつ死んでも後悔ないよ。この先生きてて楽しみなこともない。こんなつまらない毎日を過ごす時間が無駄に感じる。夢も希望もお金も何もない。今後何十年先に親がいなくなったら私は完全にひとりぼっち。だって周りは結婚して大事な家族がいて、1人は私だけになる。遅かれ早かれ死ぬなら、彼との思い出が鮮明なうちに死にたい。生きてたくない。

っていうのが、ここ最近の私の気持ち。

さて、1ヶ月後はなんて書いてるかな？

1年経っても変わってないかな？

ここに書き残すことは、ずっと続けたい。