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どっしりと丁寧なまちづくり(八女市福島地区)

初めてのnote。
ずっと前からは登録はしていたんだけど、他のブログがあるので、これまで書いてこなかった。だけど、気軽に文章を書いて記録にとどめておくにちょうどいいかなと思ってnoteに書きます

昨日は、長崎市景観まちづくり連絡協議会の先進都市視察研修で福岡県八女市に行きました。

八女市の福島地区は、城下町で「重要伝統的建造物群保存地区」に指定された美しい町屋が残る地域です。
この地区で、長年街並み保存の活動を行ってきた北島さんにご案内してもらいながら町歩きをしました。

まち歩きをしてびっくりだったのは、
昔ながらの町屋がたくさん残っていて、活用されていたところ。
どれも立派な町屋で、テナントとして中に入って居る人たちもユニークな人ばかりで、素敵な空間が作られていました。


ここは、大きな蔵を改装しながら使っていました。
中では染物のイベントが。床をはいで梁や壁だけでもこんな風に使えるんですね。

これは、お昼ご飯を食べたカフェ。

自然光が綺麗なくつろげる空間でした。

お茶屋さん

町屋以外にも素敵なお店がたくさん。


一番印象的だったのはこのカフェ。
本当に落ち着く空間でずっとここにいたいと思ったほど。
そして、マスターの人柄がとてもいい。
東京から引っ越してきて念願のカフェをオープンしたとのこと。ちなみにこの物件は北島さんの所有。

そして、もう一つ。
「うなぎの寝床」
尾道に「あなごの寝床」というゲストハウスがあって、そこに行った時に「うなぎの寝床」というのがどこかに在ると言っていた記憶があったけど、ここだったのか。

九州中の手作りのものが置いてありました。アンテナショップでした。
もんぺが有名らしく、2階にはたくさんの種類のもんぺがありました。
最近はエシカルファッションが気になっているのでもんぺは絶対に欲しかったけど金欠のため、今回は遠慮..。余裕が在る時に、うなぎの寝床のネットショップで書います..!

こちらはうなぎの寝床2号店。
ここも素敵でしたが、このハンガーラックが気になりました!
とてもシンプルで、おしゃれ。つくる邸でフリマなどをする際の良いヒントになりました。定員さんに聞くと楽天市場で購入できるそう。


という感じで、八女は古い町屋をまちぐるみで保存し、その魅力を嗅ぎつけた若者が移住し、素敵なお店を出しているというまちでした。
でもここまでなるのにかなり時間がかかっただろうとなあとも感じました。
もともと市役所職員だった北島さんが、町並み保存会を作り、一軒一軒保存していったそう。

また、専門技能を持った人を集め活動しているNPOがたくさんあり、それぞれのNPOやまちづくり団体が、協力してまちづくりの推進体制を取っている。そして、町屋の改修や買い上げなど、お金のやりくりもリスクを取りながら堅実に実行されている。そして、この組織をまとめあげる北島さんの人望。

北島さん達の覚悟と想いによって街並みが保存され、活用されてるんだなあと想いました。


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