見出し画像

知ってる誰かの頑張りが、勇気になる。

特に書くことがないけど、毎日書くと決めているしあと9日くらいで365日連続更新になるし、今日もnoteを書きます。

こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。

自分でカウントなんてできない人間なので、「○○日連続の投稿!」と教えてくれるnoteはすごいありがたいです。

毎日何を書いてるの? と言われると「日々のことを」としか答えられないんだけど。

さて、何を書こうかなあ。

あ、そうだ。頑張ってる人のことを知ると、うれしくなる。

わたしの母がやっていたイタリアンのお店に若手シェフのお兄さんがいた。最初は、わたしが10歳くらいとかのときに出会ったのかなあ。

そのお兄ちゃんは楽しそうに料理をする人で研究熱心だった。

「これ、ジェラートつくってみたの。何味だと思う?」
「いただきます! えー、なんだろ? うーん」
「ラベンダーなんだよ」
「へー! あんまり、おいしくない!」
「そっかあ……」

みたいなやりとりもあった気がする。お子さまには分不相応な味だったんだと思う。

でもどの料理もおいしくつくるお兄ちゃんだった。ピッツァもパスタも、お肉もお魚も、どれも上手だった。若いのに、もう立派なシェフだった。

しばらくしてお兄ちゃんは、イタリアへ修行に行った。ずっと仕事と並行してイタリア語の勉強もしていたらしい。すごい人だ、と子どものわたしは思った。

それから数年後、彼は日本に帰ってきて、イタリアンのすてきなお店を立ち上げた。オープン時に一度食べに行ったけど、ちょっと高級な、おいしいお店だった。目標を持ってどんどん前に進んでいく姿が、かっこいいなと思った。

そういえば、今はどうしてるんだろう? また独立して違うお店をはじめたような話を、ちょこっと聞いた気がするけれど。もしまたお店をやっているなら、食べに行きたいなあ。

彼の苗字だけ覚えていたので、スマホで検索してみた。

また、すてきなお店をつくっていた。かっこいい。写真や口コミを見る限り、イタリアンがゆっくり楽しめる、おしゃれなお店みたいだ。お兄ちゃんは、もう「お兄ちゃん」とは呼べないような、以前より落ち着きのある、もっともっと大人な顔になっていた。

勇気が湧いてきた。

全然働く世界は違うし、年齢も違うし、もう会うこともないかもしれない。もちろんお店に食事しに行ってシェフに会いたいって言えば会えるだろうけど、仕事中にそんなことで時間を取らせたくもない。子どもと大人、そこまで深い関わりではなかった、うん。

それでも、わたしも頑張らなくちゃな、と思う。前に進むぞ、へなちょこでも。いい顔の大人になる。

あー、お兄ちゃんのイタリアン、食べたいなー。

さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。