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勝手に自社のオンライン陶器市をいろいろ語る。

おうち時間が増えて、うつわのよさをあらためて感じる日々です。もう2年くらいは自宅のうつわを眺めて「うつくしいすばらしいありがとう……」としみじみ手を合わせながら暮らしています。信仰が生まれるときってこういう感じなんでしょうか。つくるのが簡単なおひたしだって、買ってきたお惣菜だって、好みのうつわに盛り付ければ、おおげさではなく輝いて見えてきます。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。もう一年半ほど、うつわの産地、長崎県波佐見町に住んでいます。

仕事では、『Hasami Life』というWEBメディア&ECサイトで、日々波佐見焼やそれをつくる産地・波佐見町のことを取材して、書いています。

その『Hasami Life』で、昨日11/3から、11/10までの1週間、オンライン陶器市をやっています。いろいろおトクなセットを考えたりしたので、その裏側など含めて、ちょっと書かせてください。

▲このnoteは個人的な見解が多いです、公式はこちら。

全方位型クーポンがすごい。

まず、クーポンがすごい。正規価格の商品だったら、なにを選んでも、購入金額に合わせてクーポン使えます。すごい。「これがほしいけどセール対象商品じゃないんだ……」というガッカリはありません。どのブランドのものも対象! 全方位カバー! 強い!

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▲これはわたしが自宅で撮った、個人的に好きな波佐見焼を並べた写真なんですが、どれもクーポン対象です。陶器も磁器もなんでもかんでも対象!

クーポン使えないのは、一部のすでにお安くなってるセット商品だけです。最大4000円分お安くなるし、使用制限ないので、何度でもクーポン使えます。しかも『Hasami Life』は波佐見焼のいろんな窯元さんのうつわを集めて1000点以上取り扱っているので、もう全方位カバーしてると言いたい、ほんとに。

希少な生産完了品を。

売れる売れないでもなく、生産が完了するうつわがあります。いろんな事情があって、完了! となるわけです。そうすると、ちょっとばかし在庫が残ったりします。どこかに販売するにも追加ではつくれないし、かといって作家物と違って波佐見は職人さんたちが集まって大量生産しているので、ちょっとした数が残ります。市場にこれから流通することもないうつわたちです。

そういう、まったく瑕疵のない、ちょっと希少な生産完了品を編集部で集めてきて、お安くセットにしました。

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いくつかセットを組んでみたので、覗いてみてください。なかには、このカラバリだけ生産完了、みたいなうつわもあります。好みに合えば、ただ単におトクです。

飲んでほしい、最高級の玉緑茶

波佐見町に来て、原田製茶さんというお茶農家さんのつくるお茶が大好きになりました。もうここの茶葉しか買ってません。お茶はもともと好きで、そこまで詳しくないものの静岡県にある星野リゾートの「界 遠州」に泊まったこともありました(いろんな静岡のお茶を楽しめた)。いろいろ飲んできたなかで、原田さんのお茶は最高です。いいですか、ここからまだお茶の話は長くなります。

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水色が濃く、香りもしっかり感じられ、うまみとあまみが強い。この写真のお茶は自分で淹れたのでちょっと色が薄いんですが、しっかり淹れるともっと濃い緑色になります。

東京の日本料理の名店でも使われているほど、おいしいお茶。日本茶アワードという大会でも、ここ数年常によい結果を残し、準大賞に輝いたことも。

そろそろうつわの話に戻します。

この原田さんのお茶が好きで、できればいろんな人に飲んでほしいんですけども、そもそも急須やポットがなければ、お茶は淹れられないわけで……。友だちにプレゼントするときもそこが悩みでした。なので今回、セットにしちゃおう、と思いました。

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この土瓶と、玉緑茶とほうじ茶を合わせて税込3500円です。安い。通常「ふくろもの」って呼ばれる急須とかポットとかって、造りが複雑なぶんお高いんですが、かなりお安いセットにできました。柿色の釉薬に鉄砂釉を流し掛けして焼いた、味わいのある土瓶。秋冬っぽい!

土瓶と急須ってなにが違うの?と疑問に思う方もいると思うんですが、持ち手の違いです。土瓶は右利き左利きを問わず誰でも使いやすいんですよ。しかも持ち手の部分をパタッと倒せば、収納に必要な面積も急須やポットよりコンパクト。わたしは土瓶も急須もどっちも持ってますが、秋冬はなんだか土瓶を使うことが多いです。

採算ぎりぎりのグラム数までお茶を詰めてもらったんで、この土瓶でお茶飲んでください!しかも、今回はほうじ茶もセットに。秋冬っぽさMAX。このほうじ茶もめっちゃおいしい。原田さん家のおじいちゃんしかつくれない味で、香りを確かめながら専用の機械で火を入れるのだそうです。かっこいい。飲んでください。

お茶をおいしく淹れる自信がない……という方も大丈夫。わたしが原田さんの家に行って、おいしい淹れ方を聞いておきました。(ほうじ茶はもう熱湯でガツンと淹れてください)

とにかく、原田さん家のおいしいお茶を飲んでください!(圧力)

かわいい湯呑になるコップも

これでお茶を淹れることはできる。けれど迷ったのが、湯呑をつけるかどうか?でした。自分でマグカップや湯呑を持ってる人もいるだろうし、選べたほうがいいよね、という話に編集部でなって、別で2個セットのコップを用意しました。

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味わいのある、いいコップでしょう? 色みも土瓶に合わせてチョイスしてもらいました。掘り出しものなので、2個で税込1100円です。土瓶とお茶と一緒にどうぞ〜!

高台(うつわの底の土台)がしっかりあるから、あったかいお茶をいれても持ちやすいです。柄の不思議な感じは、撥水加工と判子と釉薬が合わさっているから。手が込んでいて、かわいらしいです。

ワケあり品も、あるよ!

『Hasami Life』のGWごろのオンライン陶器市だと恒例のワケあり品も、あります!ワケあり品は、全然使えるクオリティなんだけれど、厳格な基準をクリアできなかったうつわたちです。ちょっと生地にホクロみたいな鉄粉があったり、すこ〜し窯に入れて焼いてるときに歪んだり。そういうものをお安くセットにしてます。

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▲このチェックやストライプの柄は、絵付の職人さんたちが手描きしています。

いつも編集部で倉庫にさがしに行って、磨いてチェックしてから箱詰めしているので、使えないようなものは入ってません。磨きながら「これのどこがワケありなんだろうね〜?」と話しています。

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ということで、来週水曜日、11/10までオンライン陶器市やってます。『Hasami Life』には1000点以上のアイテムがあるので、きっと気に入ってもらえるうつわがあるはず。どうぞ、この機会に、うつわをお迎えして、おうちで心地よい日々をお過ごしください。

おうちが最高って、うつわが最高って、最高だよね。

30minutes note No.901


さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。