見出し画像

不満を反射的に顔に出さないって、すごく大事だ。

あるとき、知り合いのお姉さまに言われたことがある。「あなたは不満がパッと顔に出やすいの。それはね、損よ」と。いまも大切にしている言葉だ。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

これまでの人生、たくさん失敗したし、作為的かはさておき人を傷つけたこともある。きっと誰の人生でも多かれ少なかれそうだと思う。

わたしもまだまだ未熟だけど、それでも受け入れてすこしずつ前に進んできた。経験から学んだことが山ほどある。

「不満を反射的に顔に出さない」というのも、大きな学びのひとつ。

何年も前に、知り合ったお姉さまに言われたのだ。

「あなたは素直なの。良くも悪くもぜんぶ顔に出ちゃう。不満もパッと顔に出やすいの。それはね、損よ。グッと一回、のみこんでみなさい」

と言われたとき、わたしって不満が顔に出やすいんだ……!とちょっぴり落ち込んだ。その一方で、「そうなのかあ、気をつけよう」とすんなり受け入れられる自分もいた。

なんでそんなこと言われなきゃいけないの!とキレる自分はいなかった。

わたしは言ってくれたお姉さまに圧倒されてたし、本当のことを言ってくれてると思ったし、なにより自分の反射的な表情は自分では確かめられないんだから、悪意のない他者の助言を受け入れるのは当然のように思えた。言ってもらえたから、変われるのだ。

それから、できるだけ気をつけるようになった。一回のみこむ。顔に出さない。でも過度な我慢はしない。

そうするようになってから、気づいた。

不満が顔に出るって、本当に損だ。

相手がなにか信じられないようなことを言ってきたとする。そこで不満を顔に出したら、もう安心して話し合いはできない。反発しあって険悪になる可能性が高まる。

でも一回のみこんで、ゆっくり話を聞いてみる。そうしたら、相手にだって都合はあるし、勘違いが生じてると気づける場合もある。すんなり理解しあえるケースもあるのだ。

不満な顔は、可能性を狭める。

そんなことを、すぐ不満を態度に出す人を見て思い出した。表情がかたくなって、眉や口もとが歪む。言葉にしなくても浮かび上がる、拒否のメッセージ。あ、もったいない、と気付いた自分がいて「あらためて気をつけようね、わたし」と心に呼びかけた。

どうしても、顔に出ちゃうときはある。あるよ。わたしもある。けど、すこしでもいい方向に進みたいから、意識するに越したことはないと思うのだ。

そんなふうに気をつけて過ごしているけど、食べもの屋さんに入ったときに、すんごい店内が汚かったり布巾がびちゃっとしてたりすると、すぐ顔に出ちゃう。不満が隠せない。

うわーって思ったらもう二度と行かないからいいような気もするんだけど、「不満が顔に出まくりだぞ!自分!」と顔を覆いたくなる。食い意地がそうさせるのだろうか?

表情筋、鍛えてみようかな。頼む、頼むよ、わたしの表情筋!


さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。