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900日以上、ほぼ毎日ずうっと30分で書いています。途中から平日のみになりましたが、これからも書くつもりです。とくにテーマもなにもなく、思いついたことを並べています。
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2020年12月の記事一覧

どうしようもない日々にも、花が咲く。

どうしようもない日々にも、花が咲く。

今年最後のnote、さてどうしようか。大晦日なのに、振り返るのは、なんだかダルい。とか思っちゃう自堕落なわたしがいる。今年一年の渦巻く記憶と感情を、言葉になんか、できるのかなあ。でも、とりあえず、今日も書いていこう。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

仕方ない。誰の役にも立たない個人のできごとだけど、振り返っておこう。拙くても、いつものことだから、いいよね。ちっぽけな歴史を、ここに残し

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贈りたい、は愛だ。

贈りたい、は愛だ。

その人からSNSで連絡があったとき、驚いた。とてもすてきなエッセイを書くなあとずっと思っていた人だったから。内容は、わたしの住む波佐見町へ来るのだけれど、もしよかったらおすすめの窯元などを教えてもらえたら、というものだった。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。
長崎県波佐見町という、400年焼きものをつくってきた土地で『Hasami Life』というWEBメディア兼ECサイトの運営に携わっ

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この場所に住んで、わたしは透明になった気がする。

この場所に住んで、わたしは透明になった気がする。

空気の大切さを感じることなく生きている時間が、長すぎる。波佐見に住みはじめて、気づいたことだ。呼吸をしないと生きていけないのにね。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

空気は、場所によって明確に異なる。とくに海外に行くとそのことを強く感じた。

タイは硫黄のような濃厚な香りがした。夜中にアユタヤで大きな野犬を見たときに、もっとも強く匂った気がする。でもなんだか、たまに無性にあの異国感のあ

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やっぱりあなたの仕業でしたか。

やっぱりあなたの仕業でしたか。

からだが重い。アタマが痛い。ぼーっとしてしまう。起きなきゃ、と思いながら、時間がかかる。気だるいまま、スマホをにぎりしめる。アプリをひらく。やっぱりだ。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

朝から、すぐにベッドを出られない。まあ疲れてるとよくあること。さらにいまは寒いし。でもね、それだけじゃないやつだ、とそれなりに自分のからだと付き合ってるとわかる。

ので、「頭痛ーる」のアプリをひらい

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ちいさなことを、積み重ねていけば、自分らしくいられる。

ちいさなことを、積み重ねていけば、自分らしくいられる。

「そんなこと?」っていう、ちいさなことを積み重ねていくことが、生活なんだよなあ。そして人生でもある。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

今日は仕事! 年に2回の棚卸し。数千種類ある焼きもののを(数じゃないよ、種類だよ)何個ずつあるか社員総出で数えていく。

寒かった〜!

でも「こんな古い焼きものがあるんだ」とか「この窯元さんがこれつくってたんだ」とか「むかし、この色が流行ったのか?」

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切ない気持ちと、トナカイとコアラとクリスマスカード。

切ない気持ちと、トナカイとコアラとクリスマスカード。

悲しいことがあった。最初は怒りだったんだけど、結局は悲しみが残る。わたしはこの人にとって、その程度の人間なんだなあと思った。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

ぷつんと切れた糸はもう戻りそうにない。明らかな話のすり替え、自衛のためのわたしへの攻撃。積み重なって積み重なって、限界が来てしまった。わたしは心のドアを閉じた。重い音が聴こえた気がした。

ドアを閉じてしまった自分が非情な人間に

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ひとりクリスマスなので、プレゼント交換したりリプしまくったりした。

ひとりクリスマスなので、プレゼント交換したりリプしまくったりした。

メリークリスマス!わたしは25日より、24日のほうがクリスマスっぽさを感じています。だからつい、ちょっとサンタクロースになりたくなっちゃった。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

まず、中尾泉さんがクリスマスカードを贈ってくれるというので応募していたので、わたしもなにか彼女のためのサンタになって返したくなった。

どんなものを贈ろうかなあ、とよく考えた。こういうこと考えるのって、楽しいよ

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7つの恋が教えてくれたこと。

7つの恋が教えてくれたこと。

波佐見に引っ越してきて半年あまり。そのあいだにわたしが落ちた恋について『Hasami Life』でコラムを書きました。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

もしかしたら恋ではなく沼かもしれないけど、恋と言いたい。

コラムに関しては自分で企画・ライティング・写真撮影して、頼りになる編集者さんにチェックしてもらってます。すてきな編集者さんがいると勇気が出る! ひとりでは、なにもできないなあ

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おうちが好きだから。田舎暮らしは楽しい。

おうちが好きだから。田舎暮らしは楽しい。

田舎で暮らしはじめて、半年以上経つ。性格的に合わないという人もいると思うんだけど、わたしは大丈夫。どうしてなんだろう?

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

理由を考えていた。

ひとつめ。

都会を味わってきたこと。大崎や赤坂、大阪だと梅田など、都会っぽいところで働いたことがあるから、あまり憧れがない。

わたしはヒールを履いてビルの20階とかのオフィスで働くことに、うれしさよりめんどく

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清きサンタ活動に大事なもの。

清きサンタ活動に大事なもの。

用意したプレゼントを、贈るまでがサンタクロースのお仕事だ。今年はある人のサンタクロースになってみよう、と決めて準備してみた。お手紙も書いた。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

お手紙って、難しい。もらったお手紙はうれしくってずっととってあって、ときどき読み返して、大切にする。

でも、書いた手紙のことはすぐ忘れてしまう。「あの手紙、本当にありがとう…!」と相手にしみじみ言われても「えー

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この町で、ちょっとずつ縁がつながっていく。

この町で、ちょっとずつ縁がつながっていく。

今日は波佐見町の西の原で行われていた『肥前やきもの圏作家展』へ行ってきた。とりあえず取材を、とひとりで出かけたのだけど、思いもよらない展開になった。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

いろいろまわって、作家さんともお話しして、写真を撮らせてもらって。波佐見出身で、現在は町内で茶器を中心につくっている林潤一郎さんに、ろくろを回しているところを見せてもらった。

急須をパーツごとにつくって

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変わらずにわたしは、木蔭をつくりたいと思っている。

変わらずにわたしは、木蔭をつくりたいと思っている。

「くりたさんは文章を通して、根源的にはどんなことを伝えたいの? 味わってほしいの?」と美容師さんに聞かれた。鏡越しに視線が合う。ぽろっと出てきた自分の言葉に、初心を思い出した。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

「木蔭みたいな場所をつくりたいんです。現実でも、WEB上でも、心のなかにも。涼しくて、木漏れ日が落ちてきて、樹々の揺れに風を感じる。そんな安心できる場所を」

そういえばそうだ

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クリスマスプレゼントはメッセージになる。

クリスマスプレゼントはメッセージになる。

どうしよう、クリスマスプレゼント、なにを贈ろう。迷ったけど、ちゃんと選べました。もしもプレゼントに良し悪しが存在すると仮定するなら、それは関係性によって変わるのだと思う。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

迷うものです、クリスマスプレゼント。今日は大好きな窯元さんのギャラリーへ行って、何度も手に取りながら悩んでいました。

あれもかわいい、これもすてき。

波佐見焼の町に住んで半年のわ

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未来を用意してくれてありがとう、わたし。

未来を用意してくれてありがとう、わたし。

なんだか疲れが溜まっている。師走はやっぱり忙しい。最近は毎日、夜に梅ジュースのお湯割りを飲んでるんだけど、それがまあ染みるんです……。そして飲むたび、おのれに感謝してしまう。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

梅ジュースは、今年の初夏にこさえた。ちょっと熟しかけてる梅と(ほんとは青梅でやりたかった)、氷砂糖と、リンゴ酢をガラス瓶に入れたもの。

あとは置いとくだけでいい。簡単!

忘れ

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