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ここにきてまさかの新キャラ(モブサイコ100Ⅲ)

 

第7話 2022/11/17

こんばんは、七番です。
三期の折り返し…?地点に来てしまいました。時の流れは残酷です。
第7話も、いろんな気持ちがわく、ほっこりするけど度々懐かしくて、成長や優しさを感じて胸がきゅっとなるお話でした。

おまけ漫画

ツボミに振り回されるモブに振り回される律の図でした。小さい頃の3人の話が見られるのは感無量です。
小学生にして人の生き様で好みを語るツボミも、語彙や口調がやけに冷静な律も、小学生とは思えない貫禄ですね。ツボミに関しては、自分に好意を持つ人間が自分の顔にしか興味がないことにうんざりして、他人の顔には興味がなくて、能力や態度に好感を持つようになったのでしょうか。幼い頃のモブの世界はツボミ(と律)ばかりだったのは、100話からも伝わっていましたが、律も想像以上に兄(とツボミ)中心の世界なようで少し心配になりました。ツボミとモブの関係もつかず離れずといった感じで、希望を持てる間柄なのでは?と思わされました。少なくとも、モブは性格形成にツボミの影響を多大に受けていそうですね。この辺りはファンブックにも言及されているように思います。ファンブックも最高でした。


本編

アニメでは、原作の台詞を結構カットされていましたが、それほど違和感なく見ていました。アニメになると、登場人物の私服がまた書き下ろされるのが嬉しいですね。カラフルでかわいいです。
ラストでエクボがいなくなってしまった先週の悲しみから一転、学生生活の象徴の部活の中でも、脳電部にフォーカスが当たるお話ですね。しかもここにきて新キャラ登場!竹中は何かかっこよかったですね!?かっこいいと言えば、公園で「何をすればいいのかな。」と声をかけるモブが、頼もしすぎてかっこよかったです。たくましい…。
部室で竹中が協力を拒否する間、部室の机では超能力者側と非超能力者側に分かれていたのが印象的でした。特に影山兄弟なんかは竹中の話に思うところがありそうでしたが、何を考えながら聞いていたんでしょうか。超能力を持つ苦しみと、それとうまくつきあっていく方法なんかを、共有できたらいいなあと思います。


原作(98話前半)

初見時は、こちらも神樹編と同様に、トメがそこまでの思いを脳電部に抱いていたことに気づかなくて驚きました。まだUFO編としては序盤ですが、作品としてはだいぶ大詰めのこの段階での新キャラ、しかもかつてちょこっとだけ出たキャラにフォーカスが当たるとは思ってもみませんでした。この脳電部の思い出を作りたいという大筋以外でも、兄弟間(主に律の不安)の違和感や、モブの他者への鋭さや優しさから垣間見える変化、白鳥兄弟の恩返しなど、今後や今までとのつながりで気になる部分も組み込まれていて読みがいがあります。不穏な空気になってしまう部員や、奮起しようとする姿、遅刻して一緒に走る姿には等身大な中学生の日々が詰まっていて、それらをリアルに描かれている所がすごかったです。

まとめ


来週はついに泥舟山まで!このシリーズ、メインの青春の思い出作りとそこにいたるまでの経緯も、UFOに会えるのか!?というドキドキも、モブ君の日常でも見られる成長も、(そして今後の展開に繋がるような各キャラの言動も)全部、全部良くて、見所が詰まっていて好きです。「利用されてるって思うだけじゃなくて…」というのは、相談所の話だけかと思っていましたが、脳電部の今回の件についてもそう思っているんでしょうね。好きなセリフです。超能力で人の夢を叶える手助けをするというのは、大変素敵な使い方ですね。


※最終話のネタバレ含む

おまけ漫画で登った木から落ちるモブの図が、最終話の電柱に登るモブに重なりました。高い所に登る力はこの頃ついたんでしょうか。また、小さいときは見守るだけで助けられなかった律ですが、力を得て、兄を助けられるようになって良かったね、と思う反面、中学生になって、こうして律の手を借りられるようになったモブに嬉しくなりました。小さい頃からずっと一緒にいて、見守ってきた仲なんでしょうが、その関係も少しずつ変化しているようで、そのささやかな変化の丁寧な描写がすごいなあと思いました。


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