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ストレス

就職して15年くらいまっとうな社会人として生きてきた。運良く普通に暮らしていれば生活に困らないくらいの収入を得られる仕事をして、慎ましく生きさせてもらっている。

ただ、日本人的な調整型の中間管理職として、神経をすりつぶすような毎日を送っている。

上からは理不尽な要求をうけるし、部下からは突き上げられる。
埼京線は混んでるし、コンプライアンスは年々厳しくなっている。

荒涼とした東京砂漠で、家族を守るためにひたすら頑張らなければいけない。

そう、2人の幼子を立派に育てるまで、親としての役割を果たさなければいけない。こんなところで朽ち果てるわけにはいかないのである。
理不尽な上司がいようとも、生意気な部下がいようとも我慢して働くしかない。

住宅ローンもまだ25年残っている。埼玉りそな銀行にお金を返す日々は果てしなく続くのだ。
あと日産セレナのローンもある。まだ死ぬわけにはいかない。ローンを払わないで人生を終えることなどできない。借りた金は返すという仁義は守らなければいけないのだ。

人間関係、お金問題とストレスを溜めつつなんとか生きてる今の私だ。

ただ、私はそんなストレスフルな日常をやり過ごす術をもっている。

感動や感謝に影響を受けるということを積極的に行っている。これによってストレスが非常に減るのだ。

例えば昨晩は午前3時に目が覚めたので、子どもたちを起こさないようにこっそり起きてYouTubeを見てみた。
Mr.Childrenのライブ動画が期間限定で上がっていた。

「抱きしめたい」を聴き号泣である。青春時代を思い出して泣く。大していいことがなかった青春時代なのだが、桜井さんの歌声を聴くと過去が美化された気がして、失った過去を思い返して泣ける。

これでだいぶストレスが減る。

そして試しに職場の先輩に電話をかけてみる。気が合う先輩である。いつも助けてもらっている。

夜中の4時くらいに電話をしてみるのだ。感謝を表明するのに時間は関係ない。

「先輩ありがとうございます!いつもありがとうございます。閉ざされたドアの向こうに何かが待っていて、きっときっとって思ってました」

先輩は寝ぼけながらも電話をとってくれて「いいことばかりではないけど、次の扉をノックしなさい、大きなはずの自分を探しなさい、おやすみ」と言ってすぐに切った。

ありがたい。感謝である。これストレスがだいぶ減る。

先輩、いつもありがとうございます。

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