強がり女の美崎町

うざいのよ いつまでも あなたの噂ばかり 

もうどうでもいいのに 聞こえてくるのが嫌 

困るのよ こんなにも ダメすぎる噂ばかり 

あの頃の自分さえ 消したい過去 

 美崎町の夜が 夜が深くなるほどに お酒とタバコが染みる 

 あなたじゃない あなた以外の 声を聞きたいのよ 

わたしだって おんな 今を生きてゆくワケが 欲しいだけ 


 最初から 何もかも 始まっていないのよ 

そう重ねた想いは マニキュアの好みだけ 

歳甲斐もないけれど 寂しさに負けただけよ 

 あの頃の夢はもう 覚めた記憶 

 美崎町の夜が 夜が平凡なほどに グラスを見つめてしまう 

 あなたじゃない あなた以外の 胸で泣きたいのよ 

悲しい顔 だけは 隠しきれないから 

抱いて抱いて 抱いて欲しいの そのままのわたしを 

あなたじゃない あなた以外の そんな強がり女の美崎町  

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