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“心ときめきするもの”

いつもよりちょっと早起きの朝、
カーテンのすきまからもれて
壁に差し込んだ光がきれいだった。
こういう日常の中の“ちょっといいコト”を
たくさん見逃しているような、
なんだかそんな気がしてきたので
清少納言さんのまねをして
私の“心ときめきするもの”を
ちょっと思い出してみよう。

朝のひかり。
それは壁にあたっていてもいいし、
テーブルの上のパンを照らしていても、
床に映すカーテンのあみもようにも
思わずカメラを向けたくなる。

美味しいチョコレート。
ハイカカオの苦いものが好みだけれど
時々食べる甘いチョコレートには
やっぱり心をゆるしてしまうな。
“ゆるす”でもあり“ゆるく”でもあるかも。

猫。
目が合ってしゃがんだら、
街なかでたまたま出会った友達みたいに
こちらへ近付いてにゃーと鳴いた。

コンビニでお会計をしたら
「あ、何かクーポンがでました」
と、発泡酒の引き換え券がもらえた。
何に合わせて飲もうかな、と
おつまみのことを考えるのは
やっぱり楽しい。

雨の日。
二階の窓から雨の街をながめる。
赤、黒、みずいろ、花柄、オレンジ…
濡れたアスファルトの上に咲く
花のような傘が好き。

花。
大袈裟な花束はもちろん美しいけれど
コンクリートの隙間や
忘れられそうな隅っこに
あんがい誰にも遠慮なく咲いている
小さな花をみつけた時は
思わずにこにこしてしまう。

荷物を届けてくれた宅急便のおにいさんが
ちょっとカッコ良かった。

うんうん。
まだまだありそうだけれど、
今夜はこのへんで。




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