
SLE発症②~ショックと安堵と激しい感情~
こんにちは、ミズガエルです。
前回の続きです。
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「蝶形紅斑かな。」
H先生がぼそっとつぶやきました。
調べてみましょうといい、この日の診察は終わりました。
診察の帰り、私は駅のトイレで自分の顔を見てみました。
確かに両頬がうっすらと赤みを帯びています。
蝶形紅斑。
それはSLEの姉がいる私には馴染みのあるものです。
でも姉のはもっと赤く範囲も広かった気がします。
私は皮膚が弱く日焼けするとすぐに赤くなる方で、
また冬になるとよく頬が赤くなったりしていました。
頬の赤みはそれとよく似ていました。
H先生にいわれてから、自分の顔を気をつけて見るようになりました。
けれど特に目立った変化はありませんでした。
頬が赤いと思えたのは診察の時の1回きりで、
それはまるで、H先生に見せるために出てきたようにも思えました。
”もしかしたらSLEかもしれない。”
かすかな不安もありました。
その頃の私は、体が疲れやすく寝ることが増えていたのです。
そして次の診察の時、不安は的中しました。
先生は開口一番に「SLEです。」といいました。
私もSLE。本当に?
驚いている私に構わず、H先生は採血結果について話し始めました。
が、内容がまったく頭に入ってきません。
とにかく頭の中でぐるぐる回っている疑問を聞いてみました。
「姉妹でSLEになったりするんですか?」
H先生の回答はあっさりしたものでした。
「そういうこともありますね。」
難病申請をしてくださいと言われ書類をもらい、診察は終わりました。
SLEと診断されたことはショックでした。
でも同時に安心もしました。
「あぁ、これで医療費が安くなる。」
内科の通院に毎月4~5,000円出ていき、それが私には痛かったのです。
そして安心していたかと思うと、今度は怒りの感情がこみ上げてきました。
あいつのせいだ、あいつのせいでSLEになった。
あんな最低なやつ、〇ねばいい!
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喜んだり怒ったりと忙しいですね。汗
読んでいただいてありがとうございました。^^
画面が空いて寂しかったので文章を入れましたが、
よく考えたらSLEじゃない方も読んでますよね。笑
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