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【35冊目】効果的な利他主義要約「あなたの1万円が1億円の価値を持つかも知れない。」

どうも、「本とスキ。」を運営してるゴーゴーケンゴです。

このマガジンでは毎日1冊、本を要約して紹介していきます。

忙しいビジネスマン向けに、通勤時間の3分で要点を掴めるようにまとめてるので、読んでいただけたら「♡」のスキを押して頂ければ幸いです。

※マガジンは初月無料で、2ヶ月目から月500円になってます。
1日単位で計算すると16.6円で1冊読めることになるので、是非1ヶ月無料で試して頂いて、もし価値を感じて頂ければ継続してもらえたらなと思います。

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目次概要

⑴タイトル紹介
⑵一言でいうと、どんな本?
⑶要点まとめ
⑷考察

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⑴効果的な利他主義

世界をよりよい場所にする無数の方法のうち、最善なのはどれか? どの問題に今すぐ取り組み、どの問題を次の機会に先送りするべきなのか? ひとつの行動を別の行動よりも優先するのは、心理的にも現実的にも難しいが、不可能ではない。エビデンス・ベースの寄付、慈善活動をすすめる新たな潮流を紹介。

34冊目は『効果的な利他主義』です。

効果的な利他主義とは、手持ちの資源でできるかぎりのよいことを行ない、人々の生活を向上させようという考え方です。

自分たちができることは限られてるわけですから、なるべく効率よく世界をよくするために動けたら良いですよね。


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⑵自己満の善意を押し付けないための本

この本を一言でいうと、自己満の善意を押し付けないための本です。

「ボランティア」や「寄付」や「人助け」などの善意がベースとなってする奉仕活動が世の中にはたくさんありますが、忘れてはいけないのが「それを、あなたがしたことで、どれだけの人が救われたのか?」という指標です。

その視点を抜いて行う「人助け」は、自分自身の欲求を満たすためだけの行為なので、得てして自己満の善意を押し付けてるだけになりかねません。

と言うわけで要点をまとめていきます。

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⑶要点まとめ

▶︎5つの重要な問い

(1)何人がどれくらいの利益を得るか?
(2)これはあなたにできるもっとも効果的な活動か?
(3)この分野は見過ごされているか?
(4)この行動を取らなければどうなるか?
(5)成功の確率は? 成功した場合の見返りは?

この問いが本書においてのキーポイントです。

この問いをベースに様々なケースに当てはめて行くと効果的な行いができるというんですね。


▶︎収穫遁減(ていげん)の法則とは?


収穫遁減の法則とは、注目と資源の集まっていない分野に支援をした方が、より大きい影響を与えられるという法則です。

例えば、災害復興支援よりも貧困や公衆衛生に働きかけたほうが効果的なんですね。

これは経済でいう限界メリットに似た話だと思いました。

要は、1杯目のビールの美味しさが100だとすると、2杯3杯と重ねるごとに美味しく感じる数値は下がっていくという話です。

ビール1杯の値段は変わらないので、徐々にコスパが悪くなってくるというわけですね。

寄付の話でいうと、多くの人がAIDS、マラリア、結核など、簡単に予防できる病気で亡くなっていて、その数は、毎日東北の地震の犠牲者を超える1万8000人にも及びます。

しかし、そこに集まる募金額は地震支援に比べるとあまり集まってないのが現状だそうです。


▶︎質的調整生存年(QALY)とは?

『たとえば5歳の命と20歳の命のどちらかだけ救えるとしたら、どちらを選ぶべきか。』

こんな問いに答えるために編み出された指標の1つが質的調整生存年(QALY)です。

1QALYは、ひとりの人間に完全に健康な生活を1年間提供することに相当する値です。

その計算方法は『(治療を受けた時の健康度-治療を受けなかった時の健康度)x寿命の延び+治療を受けた時の健康度x寿命の延び』になります。

言葉にすると大変ややこしいですが要は、治療をすることによって、どれだけその人にインパクトを与えられるか?を測る指標なんですね。


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⑷あなたの1万円が1億円の価値を持つかも知れない。


もし、あなたの財布に入ってる1万円が、1億円の価値になるって言われたら、どう思いますか?

喜んで使いますよね?

そういうお金の使い方が出来れば、お金を稼ぐことに困らなくても良さそうですよね。


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