楽々人生号、イメージのお部屋

お客様は
イメージのお部屋に入って
好きな洋服や
水着を
目を閉じて
目を開ける度に
着替えてみた。
鏡の前で
色々着替える
お客様や
一回ですぐに
とても
気に入ったお客様も
それぞれ
楽しんでいた。

車掌さんは
運転士さんも
呼んできて
それぞれ
レトロな

素敵なしましまの
ワンピースの水着に
着替えていた。
「僕は泳げないんですが、
楽々人生号に
乗って泳ぐのを
楽しみに
していたんです。」
「僕は泳げます。」
運転士さんは
鏡に映った
レトロな
素敵なしましまの
ワンピースの水着を
気に入って
返事をしていた。


貴婦人になって
素敵なドレスに
素敵なボンネットのお帽子
そして
素敵な日がさを大切そうに
持っている
お客様や

探検家の
装いになった
お客様

憧れていた
一度は
着てみたいと
思っていた
装いに
身を包んで
心をはずませている
お客様もいて

どのお客様も
自分を
楽しんでいた。

素敵な夢を見たように今を生きて行きたい。