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”スキ“を付けさせていただいたクリエイターさん達の投稿の中から是非とも多くの方々に読んで欲しい、共有したいと思った投稿のまとめ。 (ご迷惑な場合は連絡をいただければ出来るだけ早く… もっと読む
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2020年10月の記事一覧

「コム デ ギャルソン」川久保玲 単独インタビュー 揺るぎなき“反骨精神”

「コム デ ギャルソン」川久保玲 単独インタビュー 揺るぎなき“反骨精神”

「こういう時だからこそ、
 何か新しいことに向かって進まなければ」

「コム デ ギャルソン」を立ち上げ、
世界のファッション界を牽引してきた川久保玲さん。
これまで映像メディアの取材を
ほとんど受けてこなかった彼女が、
news23の単独インタビューに応じました。
彼女が語る「反骨精神」とは?
(10月20日(火)放送より)

10月19日、東京・青山で
「コム デ ギャルソン」の
新作コレク

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街に出よう、浅草に行こう/沢野ひとし

街に出よう、浅草に行こう/沢野ひとし

 長い間、東京の中野区に住んでおり、結婚して国立市に引っ越しをした。だから中央線沿線の古書店や居酒屋、古い喫茶店の話題になると、熱っぽくなる。
 逆に浅草や深川界隈の下町はさっぱりで、頭に地図が浮かばず、友人が酔って「隅田川は『澄んだ川』の意だ」(※)という話を羨ましく聞いていた。その隅田川がどこの町を通り、どの入り江に流れ込んでいるのか、わかっていなかった。

 秋は散歩にぴったりの季節である。

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最後のギフト

最後のギフト

私は、多くの終末期の方を伴走させて頂きました。
今回は、とある高齢者ご夫婦のお話をさせて頂きます。
奥さまが肺がん末期、ご主人はとてもインテリな方で、奥さまの訪問に2年ほど携わらせて頂きました。
その方の訪問は、午前中の訪問で、いつも朝食メニューがテーブルの上に準備されていました。
毎回、ご主人が準備され、すり下ろし大根にしらす、一口サイズの豆腐、納豆、味噌汁、煮物、ヤクルトと食べやすく小鉢に入っ

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プロが教える、触って・見て分かるレコードのプレス国の見分け方

プロが教える、触って・見て分かるレコードのプレス国の見分け方

あなたはレコードを手で触って、または手に取るその前に視覚的に、そのレコードのプレス国(何処の国のレコードかということ)が分かりますか?

収集している方ならご存知かと思いますが、過去数十年前もそして現在も、レコードというのは世界中ありとあらゆる国々で製造されていています。

そんなレコードを、手で触ったりまたは目で見たりして、何処の国のプレスか感覚的に分かる人間がいます。

当店のような中古レコー

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父親との初めての喧嘩は嬉しかった

父親との初めての喧嘩は嬉しかった

以前書いたように僕の父は義理の父親だ。いまではもう「義理」なんて言葉は法律用語でしかなく、僕は心の底から父を尊敬し、感謝して居る。しかし、初めから順風満帆な家族関係を構築できたわけではない。

スーパービュー踊り子7歳のとき、僕は初めて父に怒られた。道徳的に悪いことは何もしていない。ただ怒られたい一心でひたすらに父を挑発した結果、「もう帰ってくるな」と怒られて家を飛び出した。とても怖かったけれど、

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ソーシャルメディアに操られる現代社会への警鐘(倉田幸信)

ソーシャルメディアに操られる現代社会への警鐘(倉田幸信)

倉田幸信 「翻訳者の書斎から」第11回
"The Hype Machine: How Social Media Disrupts Our Elections, Our Economy, and Our Health--and How We Must Adapt"(ハイプ・マシーン:ソーシャルメディアはいかに選挙、経済、健康を歪めるか──そして私たちはどのように対応すべきか)
by Sinan Ar

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【映画】華氏451 Fahrenheit 451/フランソワ・トリュフォー

【映画】華氏451 Fahrenheit 451/フランソワ・トリュフォー



タイトル:華氏451 Fahrenheit 451 1966年
監督:フランソワ・トリュフォー

今でもこの話にリアリティを感じるのは、権力者による検閲や規制と、テレビなどのメディアにどっぷり浸かることによる思考停止が生み出す恐怖だと思う。2020年現在の日本社会を取り巻く問題を考えても通じるものは多く、震災以降の自民党政権が行なってきた公文書改ざんや破棄などは、火なのかシュレッダーなのかの違

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【23位】プリンスの1曲―床を這う「欠落」のファンクが、白鳩舞う彼岸の空に

【23位】プリンスの1曲―床を這う「欠落」のファンクが、白鳩舞う彼岸の空に

「ホエン・ダブズ・クライ」プリンス(1984年5月/Warner Bros./米)

※こちらはイギリス盤12シングル・スペシャル版のジャケットです

Genre: Experimental Pop, Soul, Avant-Pop
When Doves Cry - Prince (May, 84) Warner Bros., US
(Prince) Produced by Prince
(RS

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Blue Noteって何?知っているようで知らないブルーノートのレコードの世界

Blue Noteって何?知っているようで知らないブルーノートのレコードの世界

あなたはBlue Noteという言葉を聞いたことはありますか?

世代にもよりますが、「聞いたことがある」という方は多いかもしれません。同じ名前の有名なジャズクラブがありますが、中古レコードにおいてブルーノートといえば、それは1950年代から70年代を中心にジャズの歴史上 数多くの傑作と呼ばれる作品を残したアメリカのジャズレーベルのことです。

ご自宅にブルーノートのレコードを持っているという方も

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『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』に見る”現代アメリカを覆う影”とBLM/森瀬繚

『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』に見る”現代アメリカを覆う影”とBLM/森瀬繚

新サイト「webムー」で公開
https://web-mu.jp/column/12492/

10月24日(土)より、スターチャンネルEXにてドラマ『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』が日本初配信となる。社会派ホラー『ゲット・アウト』で評価されたジョーダン・ピール監督が、1950年代アメリカを舞台に描き出す”恐怖”とは? BLMの情勢とシンクロし、宇宙的怪物と人種差別主義者という、ふたつの”モ

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楽器のように歌う21世紀のジャズ・ヴォーカリストたちと Introducing マイケル・マヨ with PLAYLIST

楽器のように歌う21世紀のジャズ・ヴォーカリストたちと Introducing マイケル・マヨ with PLAYLIST

マイケル・マヨ(※Michael Mayo 発音的にはマイケル・メイヨかもしれない)というヴォーカリストの声を初めて聴いたのはおそらくネイト・スミスの『Kinfolk : Postcard from Everywhere』だっただろうか。ちょうど、その頃、黒田卓也とどこかで雑談していた時に「最近NYだとマイケル・マヨってヴォーカリストがすごくて話題になっている」って話をしてくれたのを薄っすら覚えて

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立場によって見え方が違うこと

立場によって見え方が違うこと

昨日10月20日、Twitterで話題になっていた「男性ばかりのバンドだったら集客が心配だと言われた」という、日本を代表する素晴らしい大先輩ドラマーのツイートを拝見して、こういうことをツイートしました。

この「男性ばかりのバンドだったら集客が心配」と発言したジャズクラブのオーナーが端的にダメなだけですが、(こんなことをこの日本のジャズシーンを作ってきた大先輩に言うなんて、貧すればなんとかだと思い

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憎悪は自分を苦しめますねって話

憎悪は自分を苦しめますねって話

現代は個性の時代です。どこもかしこも「ありのままの自分を受け入れよう」というメッセージで溢れかえっています。言われてそれができれば苦労はないのだが、と私たちは思います。実際には社会に受け入れられるのは「生産性のある」人間だけではないか、と。

「頑張らなくていいよ」と歌手が勝手に許してくれます。そうしたいのは山々だが、そうさせてくれないのは社会じゃないか、と私たちは思います。そう言うのは簡単かもし

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