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秀吉、信長、スサノオ

戻った世界では意識が飛んだ前と変わらない時だった。

鳥居を1歩入ったところで藤吉郎のまえには信長がいる。

「信長さま。スサノオノミコトにあわれたことはありますか?」

「藤吉郎よ、我を馬鹿にするのか。スサノオはとうの昔に死んでおろう」

「そうですよね・・・」

藤吉郎は自分がなぜこんなことを聞いたのかわからなかったし、信長の返答は当たり前のものだった。

「だがここに参るようになってから闘志が満ちてくるようになった気がするんだよ。もしかしたら草彅神剣の持ち主だったスサノオがよくしてくれてるのかもな」

スサノオの言っていた加護とはそのことなのだろう。

藤吉郎はまたうなづいて、境内へと向かった。


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