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遽しい日々が続いて、エッセイを書く時間がとれず今に至ります。高校2年生になりました。 今年度ももっと文が上手くかけるようになることを目指し、エッセイ然りライナーノーツ等など書けて行けたらいいなと思います。よろしくお願いします。 夜の匂いは好きだ。春、冬、季節や日にち、天気によって変わるけど、その奥底には共通して温かみがあるように感じるからだ。ある日の深夜2時。夜の匂いに紛れて、近くの道を通ったトラックの排気ガスの匂いと、どこからともなくコーヒーの匂いが香り立っていた。
エッセイも何だかんだで5回目になりました。今回は、最近感じた違和感についてのお話です。 部活に出なくなってからはや5ヶ月。この春をもって退部することになったので、靴箱の中身を片付けに、久々に廃れた部室に足を踏み入れた。 立地の関係で僕の入っている放送部の部室は常に薄暗く、あまり人が立ち入ることの無い場所に位置している。靴を脱いで、モコモコしたフローリングの床に胡乱に置かれた部員の荷物から発せられる異臭に顔を顰めて、窓際にあるチープな下駄箱から自分の古い靴を取り出した