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ドイツ銀行崩壊の5つの兆候

COBRAの2019年12月18日の記事「金融システムに関するアップデート」で紹介された記事「5 Signs Of Deutsche Bank Collapse」を翻訳しました。

"1月15日前後にドイツ銀行の崩壊を予測している人たちがいます。"

ドイツ最大でヨーロッパで二番目の大きさがあり、資産別世界10大銀行の1つであって、もちろんデリバティブ取引のための銀行でもある、ドイツ銀行は巨大な問題を抱えている。

もちろんこれは問題になっている。最大のネットコントリビューターが全世界の金融システムへのシステムリスクであるため、国際通貨基金(IMF)はまずそれについて警告した。ドイツ銀行の崩壊が起きると、残りの世界中の金融システムは揺さぶられ経済崩壊に向かう。

銀行が問題を抱えているときには単純なルールがあります。政府大臣がテレビで全て順調だと声高に言うほど、実際は問題が大きなものだ。

例えば、政府大臣が銀行は全て順調だと言うなら、そうではないとわかる。政府大臣が何かを言う必要を感じるべきことは十分であり、そのため赤信号のサインだとわかる。

ニューヨーク証券取引所でDBの名で通っているドイツ銀行は逆張り投資家の夢である。しかし単に安く下がっているというだけで、84%は良い買い物とはならない。株価の下落はその会社が危険な状態にあり株式市場の崩壊が差し迫っていることを示している。

ではドイツ銀行にとって良くないことは何か。

ドイツ銀行にとっては全てが良くない。ドイツ銀行はビジネスモデルとコスト構造がもはや意味をなさない変化した競争環境への適応に対処している。それはさておき厳しくなった規制のせいで銀行業界のルールは悪夢のようだ。

フィナンシャルタイムズの報告によると、ドイツ銀行は7000という信じられないほどの規制措置や訴訟に直面している。ドイツ銀行は非常に不安的なヨーロッパの金融システムにおける最も重要なドミノだ。金融機関における信用喪失は数時間で起こる可能性があり、一度起きると、もとにもどるためにはベイルアウトする以外に事実上方法はない。一般にドイツ銀行の情勢は重大な懸念である。というのも主要な世界金融機関が崩壊するとき、それが壊滅的な株式市場崩壊につながることを見たからだ。

リーマンが崩壊したとき、金融システム全体がほぼ崩壊した。ドイツ銀行は同じ規模と重要性だ。その時点で基本的には無関係であるかもしれないが、実際はもっと実体的なものだという主張するかもしれない。金融システム全体を破壊するほど十分大きければ、十分大きい。リーマンのときと同じ方法でドイツ銀行の崩壊が起きると、全ての他の金融機関が同じ問題に直面して、経済崩壊が世界を襲う。

1つ確かなことは、ドイツ銀行が崩壊するとヨーロッパ全体の崩壊を引き起こすことだ。そしてこれが起きるなら、この世界が見たことのない経済崩壊に備えてくれ。

ドイツ銀行は次のリーマンになるのだろうか。

ドイツ銀行とリーマンブラザーズの株価チャートを比較すると、巨大な株式市場の崩壊(株価がゼロに向かう)は2020年1月15日あたりかもしれない。リーマンブラザーズとドイツ銀行の下落の共通点は警告している。

ドイツ銀行は死んだ。ドイツ銀行は自身をいくぶんか修正するために難儀し期待を抱いているが、機会は得られない。


翻訳:働かなくてもいい社会


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