8/22(土)雨

移送車の運転手は殆ど喋らなかった。向こうからは、途中でトイレに行きたいか聞かれただけだったと思う。貴方が今後の監視者になるのか、とこっちから聞くといや自分は只の運転手だ、と言われた。
二つだけ心を込めて(未満者のような言いぐさだが)彼に頼みごとをしてみた。聞いてくれるかどうかは分からない。

新しい住み処につくと、地図を渡された。なるほど、近所に電気屋がない。通信手段もない。本屋はあるが低階級向け、そもそも私は外出時に監視がつくので行けない。
だが空気は旨く、慣れれば気にならなくなるかも知れない。慣れることがあればの話だが。

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