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カリーと哲学28

幸せに気づきました。


ある日そんな瞬間が訪れたのです。 
子供をオンブして、いつもの散歩道を歩いておりました。
春うららな穏やかな朝であります。
息子は今日も保育園に行く気配がありません。

嫌なんでしょうな。社会が(笑)
あらゆる気になる所を歩いて回ります。
ムスコには進入禁止なんて関係ないですから。
突然、活動停止状態になり、道の何かをじーっと眺めております。
いったい全体何を観察してるのかと、背中越しに目線の先を伺いますと、、、 
玉虫色の小さな虫と対話しておりました。
大人になってしまいましたワタクシには、全く気にもならない小さな小さな虫であります。
しかしながら良く見てみると、、、 
なかなか美しいんであります。
何というか、、、
人間が作り出せない不思議な色合いなんですね。
「とうちゃん。。この虫笑ってるよ!」
え??
背中を曲げて老眼の目を凝らします。

笑ってない!(笑)

今度は森に耳を傾け何かを考えております。
「とうちゃん。アフリカでライオンが鳴いてるよ!」
え??アフリカ?ライオン?

聞こえない(笑)ワタクシは。

満面の笑みでワタクシを見つめます。
「父ちゃん。アフリカに行こう!!」
え?今から??

「ダメならカナダでもいいよ!」
再び満面の笑みであります。
気づきましたワタクシ。

今を生きてる

こども達にとって距離や時間軸なんて、関係ないワケデアリマス。
生きてる世界も関係ないのですね。
さっきは虫の世界。今アフリカに飛んで行っちまう訳です。
今この瞬間。瞬間を生きている。今今今。
随分と比較の中で生きてまいりましたワタクシであります。
明日の為未来の為に、日々をおざなりに生きてまいりました。
今の不満の原因を過去に探し、他人のせいにして生きてまいりました。
ワタクシは生きてるのか??

しかし眼の前のムスコには過去も未来もありません。今を生きています。

気づきました。幸せとは今を生きること。

そして、、、気づきとは感謝。

ワタクシは今を生きる事の大切さに気づいた訳です。
単純で簡単な事の用ですが、大変難しい事であります。自分の意識を今に集中する訳ですね。
今、ワタクシの目の前の現象に意識する訳です。

するとワタクシの意識は遠い昔の過去。遠い昔の知らない風景。違う次元の知らない世界。
山で死んだ友人。登った事のないヒマラヤの山頂。インドで忘れたギター(笑)

何処にでも行けるし、何にでもなれるのであります。ワタクシ達は。

つまり幸せとは、、、

魂タマシイの開放なんではないのでしょうか?




はっきり言いまして大人の世界は、義務と責任で平たい日々を送っております。
役目を生きています。
それが普通であります。 

しかし、ワタクシ達はひとつの命で生命体の歴史の一部であります。
ならばならばワタクシ達は、過去にも未来にも何処にでも存在しうる自由があるのですよ。きっと。
ワタクシ達は本来、とても自由な存在なわけであります。何にでもなれるし、何処にでも行けるのであります。
その世界には所有や他人との比較なんて意味がありません。
物質的な大小なんて意味がありません。
何故なら?

ワタクシ達はすでに幸せなんです。

今を生きる。感謝する。生かされていることに。
そして全ての存在を認め、手を合わせるのです。
全てを受け入れる事は、自分自身を受け入る事でありますから。
他人を祝福することは、自分を祝福することであります。
そして全ての子供達は神であります。
きっと子供達が気付かせてくれるばずであります!!
カリーと幸せ。

とても迷走してしまいました(笑)
が、、、
本当に幸せとは、、、
足元のゴミ拾いの様な地道な日々ですよね。
いやー感謝であります!!
ありがとう子供達!!




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