IT・デジタルテクノロジーで地域を今よりもっと良くできるのか、地域課題解決型プログラムTECHCYPHERはじめます
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IT・デジタルテクノロジーで地域を今よりもっと良くできるのか、地域課題解決型プログラムTECHCYPHERはじめます

後藤 洋介 / Yosuke Goto

皆さん、こんにちは。最近、Twitterではオドリバラジオの話題ばかりだったせいか、Twitterでしか絡んでない友人からはちょっとビジネスに詳しい枠のラジオMCに転職したんだなと思われていた株式会社コラボ後藤です。

しばらくnoteを書いていませんでしたが、たまにきちんと発信しないと思いがけない勘違いを生んでしまう世の中になってしまったということで、皆さん、たまには自分を発信していきましょう。思わぬ発見や、出会いがあるかもしれません(なんのこっちゃ)。

さて、ここからはマジメなお話し。


昨今の様々な情勢の中で、IT・デジタルテクノロジーの重要性が言われるようになり、その中でDX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が一般的にも使われるようになりました。

その中で、経営課題を解決するプロジェクトDX OITAが昨年度立ち上がり、大分県内のIT企業と地域の企業をマッチングして伴走支援を行い、ITで経営課題解決や新規事業創出を目指してきました。(昨年度は本当にたくさんの方にご協力を頂きました。誠にありがとうございました!)

DX OITA伴走支援プログラム報告書はコチラから↓

昨年度が終わる段階で、「あー来年は地域課題を解決することをやりたいな」と漠然と思っている中で、大分県庁ではDX推進課が設立され、変わらず株式会社コラボとして県内のIT産業の環境を向上するために情報発信やニーズ調査を行う「おおいた県IT部」をお任せいただくことになり、当社の星を中心として多くの企業様と関わらせて頂いています。


地域の課題を自分ごとのように意識をすること

そして先日、DX推進課さんから公募されていた1つの事業に採択いただき、事務局を担当させて頂くこととなりました。

シビックテーーーーーック!!!

実は個人的にシビックテックという言葉は知っていましたが、あまり興味があるものではありませんでした。DXもそうですがあくまでも言葉であり、DXとはこうだ!と定義することにあまり意味があるとは思っていません。それぞれの立場、それぞれの視点で解釈は変わってくる(変わっちゃう)ものだとも思っています。

しかし、昨年度DX OITAをさせて頂く中で感じたことは、敢えて「DX(デジタルトランスフォーメーション)をやろうと掲げてまでITを意識をすること」が大事なんだなということです。

現代において、経営やプロジェクトで全くIT・デジタルテクノロジーを活用せずに進めることはほぼゼロに等しいと思います。何となく業務管理でパソコンでOfficeぐらいは皆さん使ってますよね。何となく使ってきたITをDXという言葉をもちいてはっきりと認識し、チームで共有し、ITありきでモデル構築を行うこと、これがとても重要なんだなと。

さて、それを踏まえた上でシビックテック。

オードリー・タンさんのおかげで一気に一般にも普及しつつあるこの言葉ですが(オードリー・タン, シビックテックで検索するとたくさん記事が出てきますので読んでみてください)、CODE FOR JAPANさんのサイトを見ても分かる通り、ITテクノロジーを活用して地域行政の課題解決を行政・市民・企業の三者で挑戦していく重要性を説いています。

地域課題解決の糸口を全員が探しています。今回このプロジェクトを立案するにあたり、これまでお会いした県内たくさんの市町村の方の顔を浮かべ、話を思い返していました。

シビックテックとは何か?と問われると僕にも明確な答えばまだ難しいです。でも、敢えて「地域課題はIT・デジタルテクノロジーで解決できる」と明言し意識し行動をすることで、地域課題解決の手段の1つだとアナウンスすることはとても意味があることなのではないかと思いました。そうすることで解決策のヒントになる人がたくさんいる、そんな人の悩みを薄めることができるんじゃないかなぁとかね。


みんなでやった方が早いし、楽しいがテーマの地域課題解決型シビックテックプログラム

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今回、そのシビックテック事業の名前としてTECHCYPHER(テックサイファー)と命名しました。

TECHCYPHER(テックサイファー)は、IT・デジタルテクノロジーの専門家としての県内IT関連従事者、地域/社会課題解決を目指す経営者・起業家(予定者含む)・学生、地域課題の専門家としての地方自治体職員の3者が一緒に学び、一緒に考え、一緒に実践し、一緒に事業化を目指すことをコンセプトにおいています。一方通行の関係性ではなく、共創カルチャーと課題解決のエコサイクルを大分県につくりあげます。

※内容は今後更新していきます

堅い(笑)ですが、命名した理由はこんなイメージです。

サイファーとは、HIP HOPの言葉からきています。語源としては「アメリカ合衆国のヒップホップ文化から派生したもので、公園や広場などでラッパーが集まり、円になりフリースタイルラップをし合うというもの」だそうです。

個人や企業、年齢や立場の垣根を超えて、みんなで円となり輪をつくって楽しも熱く取り組む様がとても似ていると思いなんかいい感じだなと思いました(梅田サイファーのTHE FIRST TAKEを見てカッコイイと思ったからというのはここだけの話にしようぜ笑)。

ロゴに関しても、「IT・デジタルテクノロジーの専門家としての県内IT関連従事者、地域/社会課題解決を目指す経営者・起業家(予定者含む)・学生、地域課題の専門家としての地方自治体職員の3者が〜」という部分をイメージし、そして様々な個性が集まり円となる様を表現しています。

Webサイト自体も、シビックテックとなると、どうしても非ITの人にはとっつき辛くなるとのお声を頂き、可能な限りそうならないように、パソコンやIT感は薄め、想い先行型の内容にしています。ポップにかっこよく、だけどミッション・使命感の部分を強く表現しました。

また、マスクをつけている女性をメインビジュアルにしたのは、こういう時代だからこそという部分でとてもインパクトがある写真だと思ったからです。別に新型コロナウイルス感染症拡大によってのことだけではなくて、これまでずっとある地域課題など、課題に立ち向かっていく強さが新たせているかなと思います。あと、逆に今だけだしね、マスクをつかってデザインで表現できるの。

知識や技術よりも、「参加資格はパソコンと大切な人を想う気持ち」ですとか「自分たちの地域を街を良くしたいという想いがまずは大切」ということが伝わりましたらとても嬉しいです。


シビックテックという名目でボランティアや、やりがい搾取になっちゃいないか、一緒に考える機会をつくる6つのプログラム

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今回、「大分県に地域課題解決のエコサイクルをつくろう」が1つの大切なポイントになっています。今年度だけの一過性のものに終わらせず、来年も再来年も継続して続くように。

本プログラムでは「理解する」「学ぶ」「考える」「実践する」「開発する」「提案する」をキーワードに全6プログラム(6日)の工程で構成されています。みんなで地域課題を考えてアイディアを創出し、プロトタイプを開発していきます。

その上で、最終日のデモデイで本気で地方自治体の方に、プレゼンを行います。そして本プロジェクトに参加する地方自治体の方も、本気で翌年度の事業化を目指します。実際に事業化になるかはまた別の話ですが、そのぐらいの意気込みでやるぞ!という意味ですし、後藤としてはめっちゃプレッシャーかけます(笑)

地域解決型シビックテックプログラムの流れ
01.シビックテックについて理解する
02.地域課題について学ぶ
03.地域課題解決のためのアイディアを考える(アイディアソン)
04.アイディアを実現するために必要なニーズ調査やデータ収集(データソン)
05.プロトタイプを開発して動かしてみる(ハッカソン)
06.大分県庁職員に本気で提案する(デモデイ)
その後〜翌年度の事業化を目指す、起業をサポートし、翌年度へつなげる

シビックテックを進める上で行政主導のシビックテックはボランティアのようになりやりがい搾取なのではないかと感じるところもありました。これはIT関連の人でも思っている人はいると思います。そういった仕事や取り組みに興味があっても、時間やアイディアだけ搾取されるような、それを委託運営している会社や団体の実績にしかならないようなものには関わりたくないと。IT関係者がそう感じるのですから、そうでない人には尚更うさんくさく見えちゃう。

シビックテックとかオープンデータとか言われて久しいけど、地方で行政主導の取り組みがいまいちだったのはそういう部分があったからかもしれません、しらんけど。(※個人的な意見です)

また、どうしてもシビックテックという言葉に引っ張られて小難しい言葉でしか解釈されないような傾向にありました。DXも同じことがいえるかもしれません。大切なことは上部だけの理論ではなく、行動に起こし実践することなんですけどね。そういう部分も敬遠されてきた理由としてもあると思います。

そんなことでは当然カルチャーとして成熟していくわけがない。まずはここを変えなければいけないかなと。もちろん今回も行政事業なので行政主導なのかもしれないけれど、行政が上から口だけだしているわけでなく、むしろ僕らが意見を突き上げるような、いや、一緒にそもそもの課題から学んで、それぞれの立場で模索し、一緒に行政事業をつくって予算化していくような。僕らは一方通行の関係性ではない。視座を合わせて一緒に創り上げる仲間なんだと。そんなプロセスの場に、コミュニティにしていきたいと思っています。


一緒に地域課題を解決して大分県をいい感じにしていく第1期メンバー大募集!

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シビックテックなのでIT・デジタルテクノロジーを使いますし、6つのプログラムの中には「開発する」とありますが、プログラミングがわかる必要はありません。現役エンジニアのメンターがあなたのそばにいますし、今はプログラミングなしでもアプリをつくることができるノーコーディングツールもあります。

必要なのはパソコンと地域課題解決への興味だけ。年齢も立場も関係ありません。以下に、小難しく書いてますが、地域課題に興味がある方はどれかに当てはまると思います。

IT・デジタルテクノロジーで世の中を良くしたいと考えている県内IT関連従事者の方
シビックテックの基礎となるITの専門家として、大分県内のIT関連従事者の方のご参加をお待ちしています。一緒に考えたりIT知識を教えたりして人材成長育成への活用やや、プレイヤーとして参加することで社内スタートアップ、新規事業などにお役立てください。
地域/社会課題解決で事業化を目指す経営者やスタートアップを目指す起業家(予定含む)
地域課題や社会課題解決を目的としたスタートアップ創出や、社会起業家として起業を目指している方のご参加をお待ちしています。非IT従事者でもIT・デジタルテクノロジーを活用してどうビジネスを作り上げるか、その知識や同じ志を持つ仲間が見つかります。また、コミュニティで事業化へ向けてサポートします。
地域課題と毎日向き合う地域課題の専門家として地方自治体職員・関係者
地域課題の専門家として大分県内の地方自治体職員の方のご参加をお待ちしています。ご自身が担当されている業務における課題解決を目指して一緒に考え、事業化を目指すことでより良い施作提案につながります。また、IT活用を学ぶチャンスとしてもご活用ください。

普段の仕事の他に、たまに同じ志の人と集まって、あーだこーだいいながら同じものをつくるって悪くないと思います。スキルアップや、出会いなど普段のお仕事にもいい影響をもたらすと思っています。副業とかパラレルワークとか言われる時代ですからね、お金儲けも大事ですが、どうせなら人に喜ばれる可能性があることにお時間を使うのも豊かな暮らしかもしれないですね。

あと、マジで地域課題解決から起業や事業開発のキッカケを探している人は本当にいいです。僕からしたら、このコミュニティから地域課題解決のスタートアップや起業家を出すことも1つの目標としているので、全力でサポートします。

大分県最大級のハッカソン開催の目的は、その先をつくりたいから

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ちなみに今回、プログラムの目玉として大分県最大級?のハッカソンを開催します。

TECHCYPHERとしては、デモデイ終了後にそのプロトタイプでの起業や事業化をする場合は全面的にサポートしていく体制も加味されており、ハッカソンの表彰にはプロダクトリリースのための活動費を総額50万円支給します。50万円全額が採択者に配布されるわけでなく、配布総額が50万円です。

もちろん事業をやるためには足りませんが、でもこれって行政事業からしたら結構大盤振る舞いだと思うよ。DX推進課頑張ってるよ。

更に、大分県庁担当者(地方自治体担当者)は、そのプロトタイプを持って帰り、翌年度以降の事業化を目指します。行政事業化を行い、その事業に参加することで、実質的な資金調達・お仕事につながり、楽しいだけでなく全員にメリットがある実用的なコミュニティであり、プログラムであり、地域課題解決のプロセスを歩める。また、アイディア創出だけでなく実際の事業化を目指していることがご理解いただけるかと思います。

民間、行政共に協力して地域課題を解決していくという責任の中で本気で取り組むこと。それにより新しいプロダクトが生まれること。私たちが目指しているのは地域課題解決シビックテックから地域課題解決のエコサイクルをつくり、全員で考えニーズを満たしたプロダクトを世の中に輩出するイノベーションをつくること、そしてそのサイクルを大分県の地域課題解決のカルチャーにすること。

いいとこ取りのように聞こえるかもしれませんが、そうなったらステキだなと思うことにチャレンジしなければ何も変わらない。みんなにメリットがあることだとわかっているのであれば、チャレンジする意味と意義はあります。


攻める人、守る人、カルチャーにするためには両方必要で、だから課題解決のために、みんなに参加して欲しい

僕は長い間大分県内全体の起業・スタートアップの促進にずっと携わってきました。そして最近では県内のIT産業の向上や環境改善に重きを置いています。その2つが大分県の様々な課題解決の1つの幹となると考えているからです(なぜかは割愛しますがまた機会があれば)。

起業・スタートアップにおいて、よく0→1(ゼロイチ)みたいな言い方をしたりします。攻めの人ですね。推進力というか、そのアイディアと行動力と共にガリガリ進む人。新しいものを生み出したり、課題解決のど真ん中に飛び込んだり。こういう変革や、ときに社会へのアンチテーゼとなるような人はとても重要です。

一方で僕は守る人もとても重要だと思っています。県内のIT産業向上において受託開発事業・ニアショア開発をする人はとても欠かせません。そこがIT業界への入口となる人もいます。コラボとしてニアショア開発のサポートをしていますが、企業やプロジェクトに寄り添い持続可能な形でサポートする人がいなければ成り立ちません。

そもそも起業やスタートアップも軌道に乗れば守る側の人材も必要になってきます。また守る側の人が、受託をきっかけに攻める役割に興味を持ったり、その逆も然りだと思います。両方があって初めて産業としてカルチャーとして存在意義を発揮し、歴史として続いていくものだと考えています。

そういう意味で、シビックテックを大分県で普及する意義を考えるのであればITはあくまでもツールであり、誰にでも等しく開かれているものであるということ。そこにはデザイナーやエンジニアだけでなく、非ITの人にも同様に間口は広がっていて、大切なことは自分が住んでいる地域や街が、今よりももっと良くなって欲しい、自分の子供たちにもっと良い未来を残したい、そういう想いを閉じ込めることなく表現できる場をつくること、そんなふうに考えています。

だから、攻める人も、守る人も、ITの人も、そうじゃない人にも参加して欲しいし。仕事も立場も年齢も関係なくてさ。みんなで考えるのよ、「これこうやったらいい感じになりそうじゃね?わかる!でもこういうアプローチもあるよ!」みたいな。今回のプロジェクトに必要なのは自分の住んでる街がもうちょっとだけ良くなったらなぁと言う気持ちだけ、もうそれだけもってお越しください(あ、シビックテックなんでパソコンもいります笑)。

ITを1つの手段と捉えて、未来がどうあるべきかを実行する場でありたい。なぜならみんな今よりももっと良くなりたいと思っているはずだから。このストーリーは昨年度のDX OITAから続いている同じ想いです。


口を動かすなら手を動かそう、未来は僕らの手の中に

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今回も恒例、後藤ポエムを炸裂させていただきましたが(笑)

まぁ実際はこんなに重く考える必要はありませんが…僕も良い歳になってきて、昔みたいに24時間稼働でどりゃーってパソコンに向かうことはできなくなってきました。でも、その分色々なことを学ばせてもらい、知識や経験を得てできることが増え、自分にできないことでも「この人とならできる」と思えるステキな仲間もいます。

起業して10年以上が経ち、僕も38歳。お付き合いさせて頂く社外の方に年下の方が増えるようになりました。アドバイスや意見を求められる機会が増えてきた中で、そういう年下の人たちが僕みたいなもんの意見を真に受け止められる発言の重みと怖さを最近は知るようになり、、好き勝手どりゃーってやってきた時代は終わりを迎えつつあるんだろうなぁ。。。

カッコイイオッサンになるためには、口でごちゃごちゃ言うよりも、行動して背中で語らねばいけない歳ということですね(笑)

あと、それに何より若い頃にウンザリしていた、目の前の大切なことに見て見ぬフリをして、偉そうにふんぞり返って口だけ出してくるようなオッサンや、安全地帯で石だけ投げてくるようなつまらん人にはなりたくないなと。

僕が行政事業に関わる時間のリミットが近づいているように感じる中で、いくつかやり残したことがある。その中の1つとして、この地域課題を解決するためのキッカケをつくるということに使命感をもって取り組んでいきたいと思います。

まぁこんなに偉そうなことを言っておいてうまくできんでさ、3月になったときに全力でごめんなさいしてるかもしれないけど…笑 仮にそうだったとしても僕が怒られて排除されるだけで、やったこと自体は何かにはなっているんじゃないかな、なってたらいいなと思います。

いやーまぁ、珍しくうまくやる自信がなくてね…こいつは中々一筋縄ではいかない事業ですよ(笑)

でも、盛り上げられるように頑張ってみますので、是非たくさんの方のご参加やご協力のほど、宜しくお願いいたします。

後藤 洋介


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後藤 洋介 / Yosuke Goto
上場企業から地域の商店まで大分県から日本中のIT・クリエイティブプロジェクトに参画するプロデューサー/ディレクター。他外部役員、起業支援・出資、DX推進、地域課題解決等の活動、講演・講師など。OBSラジオAM1098オドリバラジオ出演中。https://yosukegoto.jp