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物価・円安・国債・給料・銃を持つ権利、何が一番気になりますか?

「アメリカには個人が銃を持つ権利があるよね。何であるんだと思う?」
息子の話は、議題がハッキリして実に分かりやすいです。

一方、凡人の私は、すぐ、こうなっちゃいます。
「個人が銃を持つ権利?」
「そう、権利」

「自由の国だからじゃない?政府にいろいろ縛り付けられるのが面白くないんじゃないの?銃のない日本のほうが安全なのにね~」
(権利から離れて意見を言い出したりします)

「へえ~?日本のほうが安全?から安全?」
「そんなの、乱射事件を起こす奴がいないからに決まってるじゃん」

「そうじゃないんだよ」
息子は、さりげなく、話の本筋に戻してくれます。

息子は地政学とか大好きなので、
いつも、私の知らないことを教えてくれます。
Wikipediaよりも便利です。

今日はまじめな話を発信してみます。
たまにはいいよね?

はじめに銃の話、そして、多様性について、それと経済の話

歴史の成績が悪かった私が、
息子に教わりながら私なりに理解した話をします。
ミイコさんのように丁寧に書きたいと思いますが、
根がぶっきらぼうな人間なので、どうなることやらですが、
興味のある方、よろしくお付き合い願います。


まずは、
情弱」って知ってますか?
簡単に言うと私のようなおばちゃんを「情弱」って言うらしいです。

Wikipediaには、こう書いてありました。
情弱(じょうじゃく)はもともと「情報弱者(じょうほうじゃくしゃ)」の略称だが、この意味で使われることは少なく、インターネット上などでは別の意味で用いられることが多い。
情報弱者。情報環境が良くない場所に住んでいたり、
情報リテラシーやメディアリテラシーに関する知識や能力が十分でないために、放送やインターネット等から必要な情報を享受できていない人。 → 情報格差を参照。
転じて、各種の情報に疎くて上手に立ち回れない人を揶揄して言う言葉。」

どうやら、
検索能力の劣る人のことらしいですね。 


私は大昔からのテレビっ子です。
ニュース番組も情報番組も
コメンテーターが分かりやすく解説してくれます。

テレビを見ていると、なんとなくわかったような気になりますね。
ところが、
ただ眺めていると、情弱のままです。


コメンテーターが言います。
「アメリカから銃をなくすにはどうしたらいいんでしょうね?」
「本当に、痛ましい事件が続きますよね~」
銃の規制が進まないには訳があるんですよ」

気付けば、
何人いても全員が同じ方向で話している。

「銃はなくすべきだ!」
それがもう決まっていて、
だから、ああしようこうしようの話になっている。

日本にいる私たちが、アメリカを変える権利もないのに、
「銃はけしからん」
とかなんとか言っています。

意味なくね?
ただのよその国の悪口じゃんね。

確かに、
テレビというのは、
時間の制約があるから集約した話になりがちだが、
銃が必要かどうかの議論をすっ飛ばして、
みんなの聞きたそうな話ばかりを繰り広げている。

大多数の人たちがチャンネルを変えないで、
気分よく見てくれればいい
ということらしい。

何から身を守るための権利なのか?
「乱射事件を起こす人」から?
それよりも前に、
国には様々な歴史があったわけです。

そんな話を始めたら、
「難しいことはどうでもいいのよ」って
チャンネルを変える人が多そうならば、
テレビはみんなが聞きたそうな話をグルグルやるしかない

最初の議題に戻ります。
「アメリカには個人が銃を持つ権利があるよね。何であるんだと思う?」

「よその国よりも、特別な権利を持っているほうが
アメリカ人がプライド高く暮らせるから?」

「教えてあげようか?」

私は結局、ギブアップしました。

「教えて、教えて!」
もう、興味津々です。

「あのね、日本で戦争になったときに、僕は行かないよって言っても、非国民って言われたでしょう?銃を持っていなかったから全員参加させられたでしょう?」

「そうだね~」

「アメリカでは、政府が戦争に行けって言ったら、俺は行かないぞって言う権利がある、政府に歯向かう権利のために銃があるんだよ」

「え~?そうだったの?」

銃を持たないということは、
「戦争に行きなさい」と国に命令された時。
その時私はどうするのか?

銃を持たないということは、
どこかの国が攻めてきた時に
「18才~40才の男は逃げずに国のために戦いなさい」
と命令された時に私はどうするのか?


考えるということは、
「アメリカは銃の規制をしない野蛮な国だ、けしからん」
と評論家になることではなく、

この先に起こることを予想したり、
「その時自分はどうするか?」

どんなことでも、
自分のこととして考えることができるといいよね。
歴史を学ぶってそういうことだったんだね。

たぶん、
世界中の人が見ることのできるテレビでは言えないことがあります。
教科書にも書けないことがあります。
なので、教えてくれる保護者の下で育った人間が有利であり、
自分で調べる力のある人間に育った人が有利です。

息子とこんな話をしてから思いました。


多様性が大事なんだな。


世界中から銃をなくしたら?
世界中から原発をなくしたら?
世界中の悪者を改心させることができたら?
そして、もし、みんなの理想の世界になったら?

でも、
どこかに何か良くない物が一つ残っていて、
良くないことを考える人が出てきたらどうしましょう?

いろんな国があるって大切なことなんじゃないかな?

今の時代は、自国が戦争になっても、
他の国に逃げることができそうです。
自国が貧しくなっていくなら、良い国に逃げることができそうです。

人間は完璧じゃないのだから、いろんな国があることが大切だと思います。


トルコに観光に来る外国人は、
①○○人
②ドイツ人
③××人
だそうです。

トルコリラの暴落が続き、トルコの人は困っているようですが、
〇〇人がトルコに家を買って国から脱出しています。
テレ東の経済ニュースで言っていました。
40万人と言っていたような記憶ですが、違っているかもしれません。
情弱の私は一生懸命調べましたが、出てきませんでした。
情強(こんな言葉は無いかな?)の人は、是非検索してみてください。


多様性って、これだねって話をもう一つ。

私たちは、民主主義が最高で資本主義が当たり前と教わってきましたが、
中国で、一人っ子政策(ミクロ的には、良いか悪いかは、また別の話ですが)をしなかったら、ずっと貧しい国だったかもしれません。
アメリカが怖がるほどの国になれたのは、独裁体制だからかもしれません。


昨年、中国で突然、学習塾が全部廃止になったことはご存じですか?
私は「ブラボー!」って思いましたよ。

知ってますか?
日本では、大手の予備校で浪人させられている人たちが沢山います。
3浪してもMARCHに受からない人は受からないです。

親がキッパリと
「うちは浪人はさせられないわよ、現役で決めてね」
と言えば済むことですが、
下手にお金があると受験が長引いていきます。
3浪なんてね、
本人も親もへとへとですよ。

うちの塾では「基本は現役で、浪人は一回だけね」って指導で、
親にも「お金がない」と子供に言うようにお願いしていました。
塾をやっていた私が言うのもおかしいですが、
これに関しては中国ブラボーと思いました。
民主主義の日本では塾を廃止になんてできないですよね~

塾はね、保護者ができないときに使うべきもの。
子供に勉強の習慣をつけられないときに
週3で通ってもらい、習慣を変える手伝いをします。
そのうち、家で自分でやる習慣が付いたら、
あとは自力で頑張ればいいと思います。


全教科を教え込むような予備校はいらないと思います。
予備校に通って、何とかかんとか受かったような
ひ弱な人間を企業も求めていないんですからね。

日本も、自分で考える人間を育てるために、
何か改善できないものかと思います。
多様性大事ですね。
違う国が違う政策をしてくれるお陰で、
こんな気づきがあります。

※中国の政策がいつも正しいわけでも、
いつも間違っているわけでもないと思っています。
北京・上海では、子供一人を大学に入れるまでに
5000万円かかると言われています。
行き過ぎた競争と教育費の高騰を抑える狙いでした。
格差をなくすための政策でしたが、競争は止まりません。
高校受験の体育の配点を30点から70点に上げることが決まり、
「今度は運動塾が儲かるぞ!」と、
学習塾を経営していた会社までが運動塾を始めています。


さてさて、
次は経済の話にお付き合いください。
思い切って提案も書いてみますね。

冒険してみようと思います。
何でも、初めての時は怖いけれど、
乗り越えたら何か違う景色が見えるかもしれませんからね。


私は20年前に、オーストラリアに行きました。
その時、
ステーキランチが¥500でした。
現地の友人は「外食は高いから、あまり行けない」と
言っていました。
あのころは日本円が高かった。
1オーストラリアドルを¥65円で交換できたので、
物価の安い国は楽しいと感じました。

ところが、
2年前に日本に遊びに来た友人をスシローに連れて行ったら
「安い安い!」って大喜びです。
あの時にお世話になったオーストラリアの友人がですよ。
今は1オーストラリアドルが¥93~98くらいです。

何が起こっているのか?
円がどんどん安くなっていっている。
日本の物価が上がっていかない。
日本人の給料が上がっていない。

重要な通貨を持つ国の中で日本だけが世界から置いてけぼりなんです。
「海外旅行に行かないから関係ないよ」
じゃないんです。

トルコリラの暴落で○○人が家を買って
不動産価格が2~6倍になったらしいですよ。
トルコにずっと住んでいた人は高くて家を買えなくなりますよ。

デフレが続けば、
外国人が物価の安い日本に住みたいなって思う
かもしれません。

実際に、
世界一のユーチューバーPewDiePieさん。
彼は日本に移住してきています。

よそがみんなインフレなのに、日本だけデフレって危険なことです。

オーストラリアのアルバイトは時給が¥2000です。
日本人は29才までワーキングホリデービザがとれます。
1年間滞在できます。

今までは、
どこかの国の若者が日本に出稼ぎにくる話がありましたね。
どうやら、
日本人が海外に出稼ぎに行く時代が来たようです。

日本の若者、これからの人生どうしますか?


さて、何でこんなことになったのか?
私なりに考察をしてみました。
かなり勝手な考察です。
笑われちゃうかな?
笑いながらでも良いから読んでみてくださいね。


この国だけがデフレになったのは、
日本人の気質が関係しているんじゃないかなと思うんです。

各国の気質を現した沈没船のジョークを思い出したんです。
さまざまな国の人を乗せた豪華客船が事故に遭って沈みだしました。船長は、速やかに船から脱出して海に飛び込むように、乗客たちに指示しなければなりません。それぞれの外国人乗客に何といって説得するでしょうか(早坂隆『世界の日本人ジョーク集』中公新書ラクレ)


アメリカ人には・・・「飛び込めばヒーローになれますよ」
ロシア人には・・・「海にウォッカのビンが流れていますよ」
イタリア人には・・・「海で美女が泳いでいますよ」
フランス人には・・・「決して海には飛び込まないで下さい」
イギリス人には・・・「紳士はこういう時に海に飛び込むものです」
ドイツ人には・・・「規則ですので海に飛び込んでください」
中国人には・・・「おいしい食材(魚)が泳いでますよ」
日本人には・・・「みなさんはもう飛び込みましたよ」

その国の経済は、その国民の動きで変わっていくのではないかしら?

日本人の性格は、
自己肯定感が低いってよく聞きますよね?
自信が無くて、幸せをあまり感じなくて謙虚な国民。
なのに、お客様は神様だと言って、
ひとたび自分が消費者側に回ると、声が大きくなります

これが原因なんじゃないかと思うんです。
どうでしょうか?

これを踏まえて
もう一度、問題を振り返ります。

①円がどんどん安くなっていっている。
②日本の物価が上がっていかない。
③日本人の給料が上がっていない。

ひとりひとりの意識を変えたら国は変わりますか?
私にできることはないでしょうか?

①の円安に関しては、
日本でローンを組んで住宅を取得した人の
7割が変動金利にしているようです。
これは世界から見て異常な割合です。
世界の人は違う動きをしていても、
自分の周りの人が「変動金利を選んでます」と聞くと
安心してしまいます。
まさに、日本人の特性が出ています。
「みなさんはもう飛び込みましたよ」

7割の人が
「どうせ金利は上がらないだろう」と思いこんでいるからですね。
その人たちが破綻しないように、日銀は金利を上げられません。

リスク管理をすることをお勧めします。
この人たちが固定金利に移行してくれたら、
日銀も金利をどうするか考える土俵に立つことができます。

②の物価
「値段を下げろ」と言わずに、正当な対価を払いましょう
素敵なお店で美味しいものを食べて「ありがたい」と思いましょう。
テレビのインタビューで、
「物価が上がって困る」と答える人に言います。
お客様は神様ではありません。
正当な対価を支払って、そのうえでお店に感謝する人だけが神様です。
みんなが値引きを要求せずに支払うことで、利益が増えていきます。
やがては会社も儲かって、給料も上がっていくはずです。
感謝する消費者になりましょう。

2022/6/30テレビ東京モーニングサテライト
思わずテレビ画面の写真を撮りました。

原油を輸入している日本がグラフで一番下です。
ガソリン価格を本来の半値に政府が抑えてくれています。

財源は?
当然のように、ドンドン国債を発行しているらしいです。

どうやら、
「物価が上がると困るわ~」
という声は、
国債の乱発に直結しているらしいです。
値上げを嘆く人がこの国の未来に影響しています。


最後に③
日本人は、どこの誰に道を聞いても
親切に教えてくれます。

外国旅行では、
「私の仕事ではない」と言って教えてくれない人に
出会って驚いたことがあります。
それから、
本当はわからないのに「知っている」と言って
いい加減な道案内をする人に出会ったこともあります。

日本国内では、そんな意地悪な人も
いい加減な人にも出会ったことがありません。
誠実です。

でも、誠実で良い奴だけど謙虚すぎる。

謙虚で自己肯定感の低い人ばかりでは、
給料が上がる予想が立ちません。

自信をもって突き進む。
期待以上にバリバリ働いて、
会社に利益をもたらして、
そして、
自己肯定感を高くして、
「給料を上げてください」と言える人間。
そんな人が増えたらいいなあ。

そんな人が一人出てくれば、
「みなさんはもう飛び込みましたよ」的な人たちが、
きっと後に続くはず

なんだか、勝手な提案を書いちゃいました。
いつも楽しいことを書きたい私なのに、
何でこれを書きたかったのか?
よ~く考えてみました。

ニュースキャスターが大げさに「また値上げです」
と言うのをもう見たくないから
でした。

彼らだって、値上げしなくちゃいけない事を理解しているのに、
情弱の人たちが喜びそうなネタなので、
繰り返し言わされている

繰り返し言えば、情弱の人たちは、もっともっとあおられる。
そして、この国は、もっとデフレになっていく。

言葉は重要です。
言霊が宿っています。
「値上げは困ります」という呪いの言葉によって、
どんどん貧乏な国になっていくのはつまらないです。


できることなら、これを止めたい。
何か、自分のできることには取り組んでいきたい。
良い国にしたい。

①②③の
全部は無理です。

私は、
家のローンは終わってしまったし、
63才なので、もう、今からではどこも雇ってくれないようです。
でも、②には取り組めます。

美味しいお店もみんなが行かないと潰れちゃいます。

私はここに宣言します
週に2回は外食をします

そして、いつも、
お店に感謝します。

「なんだかんだ言って、おまえ、食いしん坊なだけだろう?
まあ、そうとも言えます。

「作りたくないんだろう?サボりたいんだろう?
もちろん、そうですとも!

梅雨明けの暑い日に友人と冷た~い「とろろそば」をいただきました。

単品を選ばずに「とろろそばセット」を
注文する喜び。

あり合わせでないランチをいただく幸せ。

昨日の「味の民芸」さんに深く感謝します💛

今日はもちろん、
あり合わせですとも。

最後までお読み頂きありがとうございました💛

2021/5/24にnoteを始めました。

NO.42
物価・円安・国債・給料・銃を持つ権利、何が一番気になりますか?

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