はじめて買ったCDの話

はじめてCDを買ったのは13歳の頃でした。
RADWIMPSの5thアルバム「アルトコロニーの定理」、この一枚を擦り切れるほど聞きました。

RADと出会ったのはもう少し前で、当時うごくメモ帳に睡眠時間までもを費やしていた私は、そこで知り合った友人を通じて曲を聞きました。
おそらく、「おしゃかしゃま」を一番最初に聞いたのです。衝撃です。
息継ぐ暇もない台詞、韻の踏み方、掻き鳴らされるギターの音、何度聞いても飽きずにいて、当時まだ発展途上だったyoutubeでRADについて調べ始めました。

MVなんかを見ていくなかで、おしゃかしゃまは勿論のこと「オーダーメイド」という曲がとても好きだった。
他にも決め手はあったはずなのですが、当時すでに6thアルバム「絶体絶命」がリリースされていたにも関わらずアルトコロニーの定理を買いました。

確か、3200円くらい。中学一年生にとってはなかなかの大金を握りしめて地元の本屋さん(CDや文房具も売っていた)に行き、店員さんにRADWIMPSの5枚目のアルバムはありますか?と尋ねる私。
「一番新しいアルバムと間違ってないですか?」と聞かれて、こっちがいいんです!と答えたことを覚えています。


最初は今はもう化石であろうCDラジカセで聞き続けていました。
我が家には子供部屋がなかったので、妹たちまで歌えるようになるくらい。
その後、祖父母が中学校入学祝いとしてくれていたお金で私はウォークマンを買い、レンタルショップで1~4枚目までのアルバムを借り、6枚目は購入して聞き続けました。
中学生の私を支えたのは、まぎれもなくRADWIMPSだったと言えます。

その後、6thアルバムをPCに入れたらそのまま取り出せなくなったり、ウォークマンの充電ケーブルをなくして新しく購入するまで数年の感覚が空いてしまったり、操作ミスでうっかり入っていた曲を全て消してしまったり……あんなに好きだったのに、もう何年も聞いていないという状態が続いていました。
そんな状況を変えてくれたのはapple musicの存在です。
少し前、RADがサブスク解禁されますとの情報を得て、久々に触れてみました。
あの頃の衝撃はもう戻ってこないけれど、確実に私を形成してくれた音楽はとても体に馴染む。触れていなかった間も、やっぱり好きでいたんだなあと再確認できました。

その時に作ったRADWIMPSど真ん中5曲のプレイリストを載せて終わります。
1.おしゃかしゃま
2.君と羊と青
3.ふたりごと(一生に一度のワープVer.)
4.ます。
5.夢番地


おわり

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