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僕が大切にしている動画のあり方

今回は動画ってたくさんある中で僕自身が大切にしている想いや
その上での撮影の仕方や、演出などをお伝えしたいと思います。

はじめに僕が好きな動画はなんども言っているけど、
過剰に演出されて、「愛」とか「感謝」とか「美しい」とか「泣ける」とか
ポジティブな方に感情が揺れ動くみたいなものであります。
だからどんな動画作りでもそう言った部分を出したくなってしまうのが性出し、
それができないと飽きちゃったりしてるみたい。

僕自身が編集マンというよりはカメラマンでどんどん進んでいった経緯があるので
今回はカメラマンとしての心構えを書いていけたらと思っている。

メンタルと演出

主にウェディング撮影を毎週やっていたせいもあって素人の新婦をいかに世界で一番美しく撮影できるかを考えていたし、
そのために自身のメンタル的にはどうすれば良いか?
演出はどうするのが適当か?
どう撮影するのが美しいか?
というのを考えていた。
最高に演出されたのが結婚式。
要はその日は最高にスペシャルな1日の主役だ。
脇役になるために何百万も払う奴はいない。
だからそんな主役を更に美しく彩るという意識を忘れないようにしている。
これはウェディングだけではなく、全ての人物撮影に対して言えることだ。
そしてそんな最高の撮影をする自分のことをどれだけ好きになってもらえるかを考えて撮影するのがコツだ。

C CHANNELさんでは創立期から制作に携わっていたこともあって
当時は毎日のように遊びシステムの女の子たちを撮影しまくってた。
流石にモデルともなると表情の作り方や仕草などがプロなので、
何もしなくてもいい感じになる。
そして本当に楽しい、って思える時の表情はまた一段と美しくなったりする。
だから僕はRECボタンを押す前の時間に絶対会話をして距離を縮めようと努めてた。
できればひと笑い起こさせて現場の空気もモデルもリラックスした状態にすることを一番に考えた。

女優や芸能人クラスになると独特のオーラや個性が溢れ出てるので、
そこの空気感や個性を最大限に生かすようには努めた。
けれどもその上で素の感じで笑わしたいという思いは強かったので
ちょっとひねった言葉を投げかけたり、
笑わせたりできるようにしていた。
ハイクラスになればなるほど、ヘアメイクさんやスタイリストさん、クライアントさんの
ビジネス的なプロフェッショナルな「かわいー」「綺麗ー」の一辺倒。
自分が関わる時にはそれプラスアルファをどれだけ作れるかを大切にしていた。

今はベビー事業に従事しているため、赤ちゃんや幼児と接することが増える。
正直今までの中で一番難易度が高い。
彼らはこの世の何よりも純粋で、可愛くて、天使性に溢れている。
最高の瞬間を生ますにはまだまだ修行が必要なので、
これからもっとその機会を増やしまくろうと思っている。

撮影のコツ

ということで過剰演出として人物の動画を作りまくってきた僕が
大切にしている要素は
「いかにプロフェッショナルでありつつリラックス状態をつくれるか?」
という点での現場の空気感である。
写真家のアラーキーは自身でシャッターを押さず、
女優とコミュニケーションをとり、どんどん色っぽく演出する、
その瞬間をアシスタントがシャッターを押す。
みたいな話を聞いたことがある(本当かどうか知らないけど)
それぐらい現場の空気感を自分のテリトリーにして、そこにいる全員を笑顔にさせることが僕の場合は大切だった。
逆に僕の尊敬する先輩はビシバシ厳しく言いまくる。現場をピリッとさせて集中力マックスになる状態を作り出す。
その上でモデルを笑わせもする。これぞプロフェッショナル。演出力の凄みだ。

撮影自体のコツとしては、まず現場プレビューを意識すること。
現場作りといっしょだが、プレビューを見てモデルもクライアントもテンションが左右される。
当時は簡単にログ撮影とかできなかったから、白とびするギリギリの値で、
いかに女の子を盛れるかを意識していた。
今だったら盛れるモニターを用意することがめっちゃ重要だ。
そこをケチるよりも現場の空気作りを優先した方がいい撮影ができる。

あとは撮影している自分の姿を気にする事。
ある時、イケメンフォトグラファーがなぜイケメンなのかを研究した。
ちょっとしたしぐさがイケメンなのだ。
・背筋を伸ばす、
・ファインダーを覗く時にアホみたいな顔にならない、
・声をかける時に、どうなったらよくなる化のイメージを伝えられる
・ストラップもなんかいい感じ
こういった外見を気にするってばかばかしいって思う人もいるだろう。
けど僕はその程度の改善で人の印象が変わっていいものが作れるなら
すぐにでも変えた方がいいっしょ!ってタイプだ。
他人のことを気にしすぎっしょ!っていう奴は、そうでない自分に酔っていて、
結局何も行動に移せていないタイプが非常に多い(偏見だけど)

最後はなんでもそうだけど、段取りがいかにしっかりしているか?
できる人の最大の共通点は段取りだ。
ぶっつけ本番でできる人は今まで段取りをしっかりやってきていて、
自分の基盤を気づけた人のみだ。必要性がなくなることは決してないけど。
僕もよく言われる。
段取り9割、現場1割。

そんなカメラマンとしての心構えを自分的に書いてみたけど、
実際何良い大切なことは現場に出まくる。ただそれだけ。
動画は筋トレと一緒で、やったらやった分だけ効果が出る。
僕もまだまだ新しいシーンを切り取れるように精進します。

最後に僕がカメラ回したりしていたやつを少しだけど参考に。



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