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『HALO INFINITE』 発売に向けて



2021年12月8日。
待ちに待った『HALO INFINITE』の発売日だ。

前作『HALO5』の発売から6年の歳月が経ち、シリーズの最新作がついに発売される。

本稿では、『HALO INFINITE』の発売に向けて『HALO5』のストーリーを簡単に振り返っていきたいと思う。


※以下『HALO5』のネタバレを含みます


『HALO5』 


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『HALO5』ではかつてマスターチーフ(主人公)のパートナーであった人工知能、コルタナがAIによる宇宙の管理支配を目論んでいることが明らかになったところでストーリーは終了となった。

コルタナは『HALO5』の前作にあたる『HALO4』で、AIのいわゆる耐用年数の限界である”ランパンシー”が迫っており、同作の終盤で消滅したはずだった。

しかし実はコルタナは存在し続けており、フォアランナー(いわゆる超古代文明、既に滅亡している)のデータベースであるドメインと接続したことによりランパンシーを克服、さらにそこで何らかの影響を受けたのか人類と敵対する存在となってしまった。

『HALO4』と『HALO5』におけるシナリオのキーワードとして「マントル(義務のマントル)」というものがある。

これはフォアランナーのイデオロギー、すなわち彼らの社会の根幹部分を成す思想で、簡単に言うなら”宇宙の支配者”、銀河を導く者の称号である。

この”マントル”をコルタナが独自に解釈したものが、人類により創造されたAI達の集まり”造られし者”による宇宙の管理支配であった、ということが明らかになるのが『HALO5』のストーリーの概要となる。



『HALO INFINITE』


そして『HALO INFINITE』では「Installation 07」、通称「ゼータヘイロー」を舞台としたマスターチーフの戦いが描かれるようだ。

(本作における「ヘイロー」はフォアランナーが建造したリング状の惑星のことを指す。タイトルを冠するだけありシリーズにおいても極めて重要な建造物)

敵対勢力として「コヴナント」(異種族間の宗教的な軍事同盟、要するに人類にとってのエイリアン)を追放された精強な傭兵部隊「バニッシュト(The Banished)」を主に相手取ることになる。

ちなみに「バニッシュト」は『HALO WARS 2』にも登場しており、その際にも指揮官「アトリオックス(Atoriox)」率いる彼らとの戦いが描かれた。

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アトリオックス率いるバニッシュト(『HALO WARS 2』)

私自身は『HALO WARS 2』は未見なのだが、『HALO WARS 2』の時系列は『HALO5』の後に位置づけられているらしいので、どこかで追っていきたいところ。


さて、本作『HALO INFINITE』はゲームの雰囲気としては『HALO4』『HALO5』の「リクレイマー・サーガ」よりも『HALO』~『HALO3』までの「オリジナル・トリロジー」に近い作風となることがキャンペーンのトレーラーから感じ取ることができる。

というもの本作はオープンワールドのFPSを謳っており、広大なマップを自由に移動し敵を殲滅するというゲームプレイは初代『HALO』の「知られざる大地」を思い起こさせる。

これは余談なのだが、初代『HALO』は「カートグラファー」のマップルームへ向かう通路に無理やりワートホグで押し入ったり、壁のすり抜けバグを利用して締め切られたドアに無理やり突入したり、「コントロールセンター」でショートカットを行ったりと細かい部分で自由度を感じさせる作りであった。(もっともこんな遊び方をしていたのは私くらいかもしれないが……)

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美しい海岸が印象的なレベル「カートグラファー」

こういった「FPS」というよりは「箱庭」といった趣きのスタイルに回帰してくれる(と思われる)ことは個人的にはとても嬉しい。
もともと『HALO』シリーズは常に武器をとっかえひっかえしたり敵の乗り物を奪ったりとFPSの中でも自由度の高いキャンペーンを特徴としていたため、そういった路線の拡大を模索してくれるというのは、もしかするとFPS史に新しい風を吹き込んでくれるのではないか、といった期待すら感じさせてくれる。


おわりに


ここまで『HALO5』の振り返りと『HALO INFINITE』への期待を書いてきた。
新しい武器、新しい乗り物、何より久々の「ヘイロー」での戦いとワクワクする要素が盛りだくさんとなっている。

正直固有名詞が多くて新しく始める方にとってシナリオはとっつきづらい部分もあるかもしれないが、重厚な世界観に裏打ちされるストーリーは知れば知るほど味がしてくるのもまた事実。

ちなみに、『HALO INFINITE』はゲーム本編の発売に先駆けてマルチプレイ部分は基本プレイ無料で配信されている。

「XBOX GAME PASS」に加入すればクラウドゲーミングでPCスペックに関係なく動かせるので、興味がある方は是非。
月額1000円ほどでサブスク特典のゲームももちろんプレイし放題となる(加入月は100円の支払い)。
もちろん『HALO INFINITE』本編も「GAME PASS」でプレイ可能だ。


『HALO INFINITE』の発売を私はとても楽しみにしている。
『HALO』シリーズは私の人生と深く関わっているというのもあるが、その話はまたの機会にしようと思う。

とにかく、新時代の幕開けを「ヘイロー」で共に祝おう。


最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは今回はこのあたりで。

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