たいとる

ご報告 / ヤフー株式会社を退職して新しいチャレンジをします。

この4年間をどう伝えよう?と考えてるうちに、あっという間に1ヶ月経ってしまった...。ご報告です。清水は、2013年12月に中途入社して4年在籍しましたヤフー株式会社を2018年1月で退職いたしました。

4月からは3つの立場で活動します。ひとつは、TokyoGraphicRecorderで実験していた議論の可視化を軸に、フリーランスとして活動します。ふたつめは、母校である多摩美術大学情報デザイン学科にて専任講師として勤務します。みっつめは、現在所属している東京藝大情報設計室で引き続き研究を続け卒業を目指します。

1・フリーランスのデザイナー(屋号考え中)
2・多摩美術大学情報デザイン学科にて専任講師
3・東京藝大情報設計室にて修論を書く

肩書きがごちゃごちゃしてるのですが、チャレンジしたい大きなテーマは共通して『視覚言語とデザインの関係を再発明する』という感じです。キレイにはまとまってませんが、下記画像のような頭の中です。


なぜヤフーを卒業するのか?

なぜヤフーを卒業するか?というと、自分の研究したいことと、会社の業務が初めは完全にリンクしてたのですが、だんだんと別件の2本立てのようになってきてしまい時間が足りなくなってしまったことが理由です。「このまま会社員をしつつ、うまく関連づけることでデザイン研究と業務を両立する方法もあるのでは?」という暖かい上長のお言葉もあったのですが、どうしても自分の時間や体力や脳みそのキャパシティがうまく使い分けられず、このままでは、どちらも中途半端になってしまう気がしたので、一旦デザイン研究に集中するためヤフーを卒業という選択をしました。(もしも、1日が48時間あったなら、両立して、ずっと居続けたかった...。)

***

ヤフーでやってたこと

さて、私が入った2013年は、ちょうどヤフーが爆速体制に変わり、会社全体が新しい働き方やクリエイティブを一気に促進している時期で、外部にいた私にもその熱気が伝わってきたことが、入社を決めた決定打になりました。中に入ってみると、爆速体制のヤフーは外から見ている以上にエキサイティングで毎日何かが起きる。全然飽きない最高の毎日でした。4年の在職期間で、3つの部署と、3つの役割を、経験させてもらいました。

***

■体験した3つの部署
部署1・マーケティングソリューションカンパニー 2013〜2016
ヤフーのB2Bビジネスを担う部署。多くのステークホルダーのニーズを理解しつつ、ユーザーの体験を邪魔しない広告体験に挑戦。また新規事業として既存のネット広告の枠を超えたビジネスインキュベーションも。ビジネスの売り上げ×テクノロジーによる効率化という数字の世界と、数値化できない抽象的なユーザーの行動や気持ちとのバランスをどう取っていくべきかという2つの世界の橋渡しに興味を持つ。

部署2・データアンドサイエンスソリューション統括本部 2016〜2017
数値と数値化できないもの。この2つのバランスをさらに追求するため、データサイエンティストがたくさんいる部署に、UXデザイナーとして参加。どのようにユーザーの行動や気持ちを体現するシグナルを得るか、そのシグナルをどのようにサービスに生かすか。どうしたらとサイエンティストとデザイナーは協業できるか。世界的にも答えが出ていない謎すぎる分野をクリエイティブサイエンスというチームで挑戦。社内業務だけでなく、社外を巻き込んだイベントも開催

部署3・メディアカンパニー 2017〜2018
みんな見たことある有名なヤフーのスタートページを作ってるカンパニー。私はヤフーのスマホ体験を考えるためのUXミーティングをビジュアリゼーションスキルでサポート。ユーザーは気づかないかもだけど、あの小さな画面には数え切れないたくさんの職業の人々が関わっている。私は基本となるシステムを作るエンジニアと体験を司るリーダーとの話し合いが円滑になるように、グラフィックファシリテーター的に動いていました。ここで学んだことは本当に大きい。本当にストイックで優秀なデザイナーとエンジニアがたくさんいるよ。自分の実力不足でまだやり切れてないことはたくさん。またチャンスがあればいつか戻りたいステージ。

Yahoo! JAPAN公式アプリケーション (これからどんどん進化すると思うので是非ダウンロードしてほしい)
👉https://promo-mobile.yahoo.co.jp/yjapp/

***

■体験した3つの役割
役割1・UXデザインチームのメンバーとして 2013〜2014

瀧リーダーの元、UXデザインやリサーチ、デザイン思考など学びつつ実践。今まで感覚でやってきたことがしっかりとした体系で言語化することができた期間。また、チームプレイで、ロゴ作成をブランディングの仕事に繋げるなど手を動かすだけではないリサーチやコミュニケーションデザインをしてた。

役割2・MSC UXデザインチームのリーダーとして 2014〜2016
マーケティングソリューションカンパニーにある5名ほどのUXチームのリーダーを担当。UXといっても日本ではまだ言葉が出始め。UIとUXの違いって?なぜ制作チームって名前ではダメなの?そもそもデザイナーで固まることって意味ある?プロジェクトに散らばった方がいい?などなど、手探りで答えを探しつつ毎週みんなで勉強会。上長とチームメンバーの間に挟まれて、ガチなコンフリクトを題材に本質的議論と対話を繰り返す。デザイン組織の作り方に書いてあること、実はここで一通り体験してたかもしれない。

役割3・プロフェショナル/(黒帯) 2016〜2018
デザインマネージャーではなく、ひとりのデザイナーとしてもっと修行を積みたいという思いからプロフェッショナルという立場にしていただき、部署やカンパニーを横断しつつ活動。デザインプロセスの中でどのように議論の可視化を生かせるかなど実験しつつ開発。この時の上長は元エンジニアだったので、毎日、デザインに関してのたくさんの質問がくる。それに答えてるうちに私はデザインの言語化が得意になった。

本当に素晴らしい4年間でした。4年っていうとちょうど大学と同じ長さ。年をとると時間の密度が薄くなるというけれど、もしかしたら大学以上に濃い体験だったかもしれません。

***

これらの経験を活かして4月からやりたいこと。

1・フリーランスとして
TokyoGraphicRecorderで培った経験をアップデートして活動していきたいと思います。屋号は考え中ですが、専門であるサービスデザイン領域のコンセプトメイキング、デザインリサーチ、UXストラテジーのお仕事など大募集です。また、ビジュアリゼーションの力で、デザインの力が届いていないところにデザインを届けるデザインの活動を計画中。また会社にするとか、メンバーを増やすとか、そういうスケールも近いうちやってみたい。

2・多摩美術大学情報デザイン学科にて専任講師として
美大の先生って何かの賞を取ってたり、ものすごい巨匠が就任することが多いのですが、私はまだそういうタイプではないので、学生と近い目線で、世の中との繋がりを探すファシリテーター&&ガイド役という先生像を目指していきたい。あとは今までの先生像に囚われず、10年前の友人と自分が受けたかった学びをイメージしつつ、現代のカタチにアレンジしたい。

3・藝大M2として
今までやってきた仕事を分析して、言葉や作品に落とし込んでいく予定。多様性あるメンバーで何かの問題に立ち向かう時に、思考停止しないで主体的に創造を行える環境にビジュアルがどう関与できるかを考えたい。超難しそうだけど、楽しんで頑張りたい。

共同研究やお仕事のお誘い大歓迎です。ご相談は下記までどうぞ!
■メール / 4mimimizu@gmail.com
■Facebook https://www.facebook.com/4mimimizu
Twitterでは日々の思考を発信しています、フォローお気軽にどうぞ:D
https://twitter.com/4mimimizu

***

最後に

これまでヤフーでお世話になった皆様には本当に感謝です。所属は変わりますが、違う角度から、デザインという分野全体の底上げに貢献して、巡り巡って、みんなの役に立てる日が来るようにしたいです。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします!

(最終日に、もう今は違うチームから、デザイナー、エンジニア、データサイエンティスト、PM、様々なメンバーが集まってくれました。みんな本当に真摯で素敵で優秀なんだ。いつかまたコラボレーションできる日がくるといいな!)

2018年3月10日 清水淳子

***

もし、この記事を読んでヤフーのデザイナーに興味が湧いた方がいましたら、是非チャレンジしてみてください。ニュースにもなってましたが、ヤフーはこれから社長が交代して新体制になります(2018年1月24日時点での情報) 。なのできっとデザインの仕事も面白いことが沢山だと思います。最高に成長できる職場です。👉https://about.yahoo.co.jp/hr/job-info/role/0006/



この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
note.user.nickname || note.user.urlname

最後まで読んでいただきありがとうございます:D Twitterでも日々色々と発信してますので、よかったらフォローどうぞ〜 👉https://twitter.com/4mimimizu

読んでくれてありがとうです!
103
デザインリサーチャー /グラフィックレコーダー/多摩美情報デザイン学科 専任講師。多様な人々が集まる場での視覚言語とデザインの新しいあり方を探求中。実践⇆研究⇄教育、行き来してます。 グラフィックレコーディングの教科書👉http://amzn.to/2Frt8OC

こちらでもピックアップされています

デザイン研究所@4mimimizu
デザイン研究所@4mimimizu
  • 30本

@4mimimizuが、日常生活の体験から感じたことを元に、デザインのこれからを、言葉で考えていくマガジンです。教育、実践、研究、3つの視点をぐるぐるします。※清水淳子のTwitter@4mimimizuが素材になっています。

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。