今日より明日は良くなる。だから10年後は、今よりも絶対に良くなってる。【Connect the future #2】
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今日より明日は良くなる。だから10年後は、今よりも絶対に良くなってる。【Connect the future #2】

FOURDIGIT Inc.

これからのフォーデジットをつくっていく若手メンバーと、代表 田口が縦横無尽にトークを繰り広げる【Connect the future】。第2回は、入社2年目アートディレクターの劉 芃君(Liu Pengjun)。仕事に対する真摯な姿勢や、「チャンスがあれば何でもやる」というリュウちゃんに社内外から「いいね!」の声が多数。そんな彼女のバックボーンとは?

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劉 芃君 ( Liu Pengjun )
中国・天津出身。3歳でフルートをはじめ、音楽一筋の10代を送る。音大の付属高校卒業後の2012年、19歳で来日。日本語学校に2年間通った後、4年制大学でマスコミを専攻。次いで大学院でデザインを学ぶ。制作会社勤務を経て、2019年4月フォーデジットにジョイン。

ADとして目指すもの

田口
リュウちゃんは、フォーデジットの前に2年間、別の制作会社で仕事をしていたんですよね。

リュウ
はい。Webサイトや自社サービスを作っていました。少人数の会社だったので、営業とコーディング以外はなんでもやりました。新卒入社は私一人で、メンバーもすごく忙しくしていたので、ちょっと話しかけづらい雰囲気で…。フォーデジットに入ったら、仕事に対しては緊張感があるけど、皆さん優しいし、たくさん冗談を言い合うし、「こんな雰囲気の仕事場もあるんだ!」と思いました(笑)。

田口
それは良かった(笑)。入社から1年ちょっとでデザイナーからアートディレクター(AD)になったけど、ポジションが変わって変化したことはありますか?

リュウ
デザイナーの時は、ADが決定したデザインのトンマナや考え方を受け取って、それをデザインに落とし込むことができればOKでしたが、ADになると、自分がお客様とコミュニケーションの主体になって、ユーザーのこと、お客様のこと、プロジェクトメンバーのことをすべて考えながら、責任を持ってコンセプトワークをしなくちゃいけない。それが一番大きな違いです。

田口
そうだよね。ADになった当初、ハードルを感じることは無かった?

リュウ
最初は、関わる人たちの意見を受け取って、それを全て取り入れようとしていました。でも、その中で本当に重要なことが定まらないと、体験がぐちゃぐちゃになって良いサービスにはならないし、サプライズ感のない、予想の範囲内のものしか出来上がらないと気がつきました。それから、10分でも20分でも、メンバーと毎日コミュニケーションをとって、皆に相談しながら優先順位を決めるようにしています。お客様の要望を実現するのももちろんですが、フォーデジットにしかできないものをプラスして、新しいサービスを作り上げたいと思っています。

田口

なるほど。その通りだね。だんだん面接みたくなってきたから、この先はもっとフランクに話してもらって大丈夫です(笑)。

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リュウ
あれっ、そうですか!?(笑)。

田口
リュウちゃんがメンバーとのコミュニケーションで心がけていることは?

リュウ
優しく。笑顔で。外国人なので、できるだけマナーがある言葉を使いたいと思っています。でも硬くなりすぎないように、メッセージを送る時は絵文字を付けたり、たまに大阪弁も使います(笑)。あとは、素直でいること。社内で素直じゃないと、何事も前に進まないなぁと思います。それから、ほかの人の話は絶対に最後まで聞く。相手の考えを理解しないで、自分の意見を出すのは失礼だと思っているので。

「良いデザイン」って?

田口
さっき、「フォーデジットにしかできないものを」っていうキーワードもあったけど、デザインってすごく広い概念を指す言葉だし、人によって捉え方も違うはず。すばり、リュウちゃんが思う「良いデザイン」とは?

リュウ
「良いデザイン」は、ユーザーの生活とか、ユーザー自身に良い影響を与えられるものだと思います。最新の技術を使っているとか、作り手のスキルがたくさん詰まっているとかじゃなくて、それを使ったユーザーを本当にサポートできるかどうかが大切。ユーザーにとっての「幸せ」を作れるのが、「良いデザイン」かなぁ。

田口

もう言うことないです。素晴らしい。

リュウ
自分のお母さん世代の人が、「このアプリいいかも」とせっかくダウンロードしたのに、どこを触ればいいか分からなくてすぐ使えないとしたら、それは良くないです。

田口
ダウンロードした瞬間、注意事項がわーっと出てくるアプリとか多いけど、不慣れなユーザーにとってはそれだけでハードルが高いよね。作り手の理屈で必要なものでも、ユーザーにはそんなこと関係ないし。それはユーザーにとっての幸せじゃない。本当にそうだよね。

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人との出会いが成長の糧に

田口
リュウちゃんが去年MVPを受賞した時のスピーチで、「皆のおかげ」って言っていたじゃない? 本当に心からの言葉だっていうのが伝わってきて、すごく印象に残ってます。

リュウ
入社してからずっと、いい先輩たちがガイドしてくれたから、成長できたと思っています。一人で成長するのは難しいです。だから「皆のおかげ」です。

田口
ゆっくり会話したのは今日が初めてだけど、劉ちゃんの考え方とかスタンスが「いいよね!」っていう声を色んな人から聞いてました。そういった、人としての土台になる部分って、どういう風に育んできたのかな?

リュウ
なんだろう…。人からのインプットが大事。自分の中には、たぶん何枚も鏡があると思います。人生の中で出会った人たちの、それぞれのいいところを見てできた鏡。フォーデジットの皆にも、たくさんインプットをもらいました。最初は真似をして、だんだん自分に合った方法が身につくと思っています。ただ、絶対にずらせない「軸」はちゃんと守らなきゃいけない。

田口
リュウちゃんの軸は何ですか?

リュウ
適当なことはやらない。私の辞書に「適当」という言葉はありません! それから、後悔はしない。もしミスをしても、どこが間違っているのかを理解して、次はやり方を変えればいいと思います。

田口

ナポレオンみたいだね(笑)。いいですね。


10代最後の夏の大きな決断

田口
ちょっと時代を遡るけど、19歳で単身留学に踏み切ったのはどうして?

リュウ
音大の付属高校に通っていたので、そのまま音大に進学するはずでした。でも、夏休み(※中国の学校は卒業が7月、入学が9月)にたっぷり時間ができて、「ずっとフルートだけをやってきて、音楽のことしか知らないけど、このままでいのかな?」って考えたんです。楽団員もフルートの講師も、なれるのは一握り。だから、何かチャレンジしなくては、と思いました。不安から目をそらしても、数年後にまた同じ問題にぶつかると思ったので、それなら少しでも年齢が若いうちにと考えて、日本に留学することにしました。

田口

ご両親はどんな反応だったの?

リュウ
すごく驚いて、「不安!」って…。

田口

いや~、そうだよねえ。

リュウ
両親に安心してもらえるように、自分で色々調べて情報を集めて、「だから安心してください」と話をして納得してもらいました。飛行機に乗る前の一週間はすごくビクビクしてましたけど(笑)。

田口

それから日本に来て、なぜデザインの世界に?

リュウ
初めは、語学学校を卒業したら日本の音大を目指すつもりでしたが、外国人の入学はとてもハードルが高いことが分かったので、「これが運命なら、違う方向に行こう!」と切り替えました。インディーズの音楽家を支援するクラウドファンディングのサービスなどを見ていて、自分でこういうものを作りたいなと考えたのが、デザインを意識したきっかけです。それで、大学院でデザインを本格的に勉強しました。

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何でもやってみる!

田口
話を聞いていて、新しい一歩を踏み出す力とか、踏み出した以上は覚悟を持ってやっていくぞっていう意志の強さを感じたんだけど、今後に向けたチャレンジとして何か考えていることはありますか?

リュウ
いいチャンスがあれば、何でもやってみたいなと思っています。まずは自分がやるべきことをやらなきゃいけないけど、都合さえつけば、絶対やるタイプです。何でもやります!

田口
チャンスを前にした時に、チャレンジする姿勢ってすごく大事。仕事って、チャンスのかたまりみたいなものだと思っていて。新しいチャレンジは、チャンスを広げていくことでもあるんだよね。そして誰かのチャレンジが、他の皆にとって、新たな挑戦への道を開くことにもつながる。その積み重ねだと僕は思っています。フォーデジットも、20年間で「これだけやればいいや」ってどこかでゴールを設けていたら、今みたいにはなっていないはず。会社が続いていくためにはチャレンジが必要だし、一緒になって「やろう!」と言ってくれるメンバーが数多くいて初めて、そのチャレンジは成功する。だから、今の「絶対やるタイプです」はすごく心強かったです(笑)。

リュウ
(照れている)

田口

では、最後の質問です。10年後の自分自身や会社、あるいは社会についてどんなイメージを持っていますか?

リュウ
10年後…。自分自身については、私はまだ未完成だと思っていますが、10年後には完成しているかもしれないです(笑)。その他のことは想像するのは難しいですが、色々なことが今よりも絶対に良くなると思っています。皆、良いデザイン、良いものを日々作っていますので。今日よりも、明日は良くなる。だから10年後は、絶対に今よりも良くなっている。そう信じてます。

田口
10年前のリュウちゃんは、ADとして仕事をしているなんてきっと思ってなかったよね。

リュウ
そうですね。10年前はまだ日本語学校の生徒で、不安しかなかった。

田口
そこから、頑張ってきたことが形になって、仲間もできて、今の劉ちゃんがある。この先も、一緒に頑張ろう。

リュウ
 頑張ります!

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編集・執筆 glassy&co.
撮影 吉田周平



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