49、女性リーダー

47の項で被爆者の感想文から世界を牛耳る大国が核保持と核開発をする
以上これからどうなるか?日本が唯一の被爆国であり、核反対を70年余
続けても減少どころか毎年拡大する一方。発展途上国はただ核反対を
唱えても何も変わらないのが現状である。

ぼくが考えるのは世界のリーダー達を(法はなく不可能とは思うが)
全ての国のリーダーに女性を選出する事だと考える。2020年の現在
実存する女性リーダーは世界的コロナ大感染に適切な処置、対応を
している。ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相、台湾の
蔡英文、アンゲラ・メルケル(ドイツ首相)などは「経済より命」の守り
の思考で素早い適切な対処をして世界から賞讃された。歴史上女性リーダー
がどれほどの業績を残しているかを見ると。

古代エジプト・プトレマイオス朝最後のファラオ、クレオパトラに始まり、

15世紀フランスの国民的ヒロインとなったジャンヌ・ダルク。

インディラ・ガンディー1966 年、インドで初めての女性首相。

マーガレト・サッチャー、イギリス初の女性首相。1979年~1990年、

アウン・サン・スー・チー、ビルマ ( 現ミャンマー) 最高国家顧問。

エレン・ジョンソン・サーリーフ、リベリア共和国の大統領 (2期12年)

マリア・エバ・ドゥアルテ・デ・ペロン、大統領夫人の後政治介入。映画化。

ジャシンダ・アーダーン (ニュージーランド首相 ) 在任中出産した国家指導者。

テリーザ・メイ(イギリス首相 ) マーガレット・サッチャーの後継首相。

アンゲラ・メルケル (ドイツ首相 ) ドイツ初の女性首相。

ニコラ・スタージョン(スコットランド自治政府首相 )
閣僚の男女比を5分5分とした。

蔡英文 (台湾総統 ) 台湾初の女性総統 (2016年5月~)。

シェイク・ハシナ (バングラデシュ首相 ) 2009年1月に首相に就任。

ビドヤ・デビ・バンダリ (ネパール大統領 )初めての女性大統領。

サーレワーク・ゼウデ (エチオピア首相 )エチオピア初の女性国家元首。

エルナ・ソルベルグ (ノルウェー首相 )2013年首相就任、2017年再選。

マリールイーズ・コレイロ・プレカ (マルタ大統領 )マルタの第9代大統領。

コリンダ・グラバル=キタロヴィッチ(クロアチア大統領 ) 初の女性大統領。

ダリア・グリバウスカイテ (リトアニア大統領 )リトアニア初の女性大統領。

シモネッタ・ソマルーガ (スイス大統領 ) スイス連邦の大統領。

ドリス・ロイトハルト(スイスの元大統領 ) 2010年、2017年の連邦大統領。

ヒルダ・ハイネ (マーシャル諸島の大統領 ) 第8代大統領で同国初の女性大統領。

セシル・ラ・グレネード (グレナダ総督 ) グレナダ総督に就任。

マルグリート・ピンドリング (バハマ総督 ) 2014年7月にバハマ総督。

ミシェル・バチェレ ( 国連人権高等弁務官、チリの元大統領 )。

後続になったがフィンランドのサンナ・マリン首相(2019年)
コロナ対策に敏腕を発揮し、閣僚12人が女性、7人が男性。
3年連続世界で最も幸せな国に選出。

古代クレオパトラ、ジャンヌ・ダルクを除き、ぼくのリストだけでも現近代
で23名の女性リーダー達が母国或いは世界を導いて来た。それは何故か?

陸上の動物、海中の魚貝類、昆虫、子供、家族を守る為など地球上の生命体
は子孫を残すために種子や卵、或いは子供を産み、育てるが、人間男子が
リーダーになった場合、闘争本能が芽生え、それは食物の奪い合い、雄同士
で雌の取り合う戦い、縄張りの防御、力強さの証明(権力)などがある。
女性の場合は子供の守り(食物確保)、家族の守り、子孫の守り、経済より
命を「守る」ことに繋がる。総じて男子は能動的、攻撃的、女性は受動的、
防御的になる。

男子は結婚初期は亭主関白でいても中年になればゴミ捨て、庭掃除、
買い物などを命じられ、定年後は粗大ゴミになり老年は邪魔者扱い。
多くのぼくの悪友夫妻も殆どが奥さんが家庭での権力者となっている。
男子は外で狩りをして獲物を家に持って帰る仕事だけが残る事になる。
まさにさだまさしのデビュー曲「亭主関白」その物になるのだ。

もしトランプ、習近平、プーチン、金正思、が女性だったらと考えると
家庭の守り専科である限り相手に攻撃的な核競争や戦争はしないと思う。
世界平和や核戦争廃棄する政策は女性がリーダーが相応しいと考える。
ただこれらの女性リーダーは大国からスタートするべきだとも思う。
何故なら発展途上国の女性リーダーでは世界での発言力が低いのでは。
体力的には男性の方が女性より勝るが、頭の中は筋肉は関係ない。

以前NYTDCで月刊誌のADをしていた時に最初”Gutenburg & Sons”
のタイトルを付けたが、数名の女性会員から何故息子なのかとクレイム
が付き、結局”Gutenberg & Family”となった。又あるクライアントの
広告で女性ヌードをクリアなプチプチ・ラップで包んで撮影した。
完全なアート作品で自信があったが、女性団体から大きなクレイむが
付き、1月でそのキャンペーンは終わった。

又あるタクシー会社の正面の大きな看板に運転手募集の文字があり、
「女性でも高収入が得られます」とあった。日本の女性はこの「でも」
の言葉使いに何の文句も出ない事に日米の差を大きく感じた。
やはり日本の男尊女卑文化?習慣が残っていることに不思議を感じる。
それに関しては日本は先進国中、ビリから見た方が早いと言える。
スコットランド自治政府首相 のニコラ・スタージョンは閣僚の男女比を
5分5分とした。日本の閣僚は多くの閣僚の中で常に数名だけである。
又大企業の役員の中でも稀に数人いるのが日本の常識となっている、

以前どこかの項でトランプ、プーチン、習近平、金正思を金網のK-1リングに
入れて戦わせると書いたが、大国の女性リーダー達だったら核廃絶、戦争反対
の大きなノロシを挙げる事になるだろう。世の全ての人、例え男性リーダーで
あっても平和を望むが、客観的に見ても男性は戦いを好み、( 現にゲームや
映画など殺戮場面が多いのに驚く現在だが)殆どの被害者達は一般市民の女性
や子供、高齢者が無意味に殺され、それだけではなく現在は数万、数十万の
避難民を作っている。この際女尊男卑の文化になっても良いと思う。

いつの日か核が廃絶され平和な日が来て欲しいと願う。女性リーダー達の応援
ならば男性達は喜んでサポートする人が大勢いるのだから。

終。

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