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電気の自由化とは。

こんにちは。

さてさて、前回の光熱費をどうおさえるかって話の続きです。前回は使用量減らす以外にも方法あるよーってだけお伝えしました。ではその方法とは。

その前に大前提のお話があります。なぜこんなことができるのかってところです。ここを知っているのと知らないのとでなにかが変わるかはわかりません。ですが時事的なことでもありますし、知ってて損をする知識ではありません。

さらに、今後変わっていく可能性が充分にある分野だと感じているので、変わる前である今現在をみなさんにも知っていてほしいです。なんたって生活に欠かせないライフライン、電気ガスのことですから。

まず、使用量をおさえる以外の方法がある理由は「自由化」です。聞いたことはありますよね、きっと。でも「よくわからない」「なんとなくならわかる」という方も多いかと思います。聞いたことがあるってだけで大丈夫です。税金とか消費税ほどダイレクトに自分に関わるものではありませんので。知らずにいても問題なく毎日を過ごせます。ただ「損をしてるかもね」程度です。

以下はわかりやすくするためにかなり言葉をゆるくします。「厳密には若干違うけど、だいたいそんなもん」というような書き方をする箇所があるかと思います。ご了承ください。

まず「自由化」とは電気とガスについて国が定めたものです。

はじめに2016年4月、電気の自由化が始まりました。それより前、2016年の3月まで一般家庭は地域ごとの決まった電力会社でしか契約できませんでした。決められた会社以外での契約はできないので、東京に住んでいる人は東京電力エリアとなるので、北海道電力で契約はできません。東京に住んでいる人はなにがあっても東京電力と契約しなくてはなりません。

この縛りが自由化により、なくなりました。北海道に住んでいても東京電力と契約ができます。(会社によって契約できるエリアが異なります。)使用者は自分の好きな会社で契約ができることによって、嫌な会社と関係を持たなくてよくなります(笑)「前にこんなことがあったからこの会社とは契約していたくないのに」という方もいらっしゃったのではないでしょうか。

では電気を販売する会社側はなにがどう変わったのでしょうか。

いままで全くいなかったライバルが急に増えることになります。現在契約している人が違う会社へ移らないようにしなくてはなりませんし、他社で契約している人が自分の会社へ乗り換えてくれるように考えなくてはなりません。

そしてなにより、既存の電力会社同士の顧客獲得戦争ではおさまりません。自由化は様々な会社が電気の販売ができるというものです。今まで電気の販売をしたくてもできなかった会社が販売できるようになったのです。既存の電力会社からすると、他地域の電力会社だけではなく今まで全く電気と関係のなかった会社すらライバルになるのです。

これにより、既存の電力会社は新しいより良いプランの提示、新規参入会社は既存電力会社に負けない良いプランの提示がされました。

既存電力会社は既存プランをベースに、サービスをプラスしたようなものが多いような印象です。新規参入会社の多くは既存電力会社のプランをベースに、それよりも安かったりするようなプランとなっています。

「それなら既存ではなく新規参入で契約すればいいじゃん」と思いますよね。でもそんな単純なものではありません。会社によって条件が異なるからです。

さて、その条件とは。

長くなってきたので次にいきましょうか!

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