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絶体絶命1   NO11

何もかもが順調よく動いているように思えました!後は地元の人に説明をして終わり! …ということで、町の総会に出ました!ここまでも何回となくいろいろな人に話したりしてきたこともあって、私たちがどういう思いを持ってこの事業を成し遂げようとしているかについて、話している間に、涙がこみ上げてきてしまいました!一応説明が終わった後、質問が出ました。まあ、経営は成り立つのか?とか、不登校の子どもにどうやって声をかけたら良いのか?とか、寄宿をして直すのなら、すめるようにするのか?とか、耐震は?火災については? ……地元の人にとっては、大切な思い出の場所です、当然心配なことではあります。

しかし、中にはそんな事まで心配してくれなくても…ということなどもあり、ちょっと雲行きが怪しいなあ~と感じ始めたとき、一人の年配の男性から手が挙がり、「やろうとしていることはわかったが、丹生小学校を貸すのは反対や!他にも学校はあるし、そっちにしはったらいい!反対やから反対や!」といわれてしまったのです! ……

ショックショック……ガラガラガッシャーンと夢が崩れていく音がしました!町長は、「一人でもこんなに反対している限り、進めるわけには行かないので、反対しているところに行ってわかってもらうしかないね!」と言われてしまいました!
4月には学校に入って…いろいろ準備して…と思っていたことがまったくゼロになってしまったのです!これって絶体絶命というやつか? ……ついにきたな……ガックリ………
もう打ちひしがれて、帰りの車で大泣きに泣きました!どうする?どうする?どうする?……
町長の言うとおり、「やっぱり地道に説得して歩くか!」という気持ちになるまで、何日もかかってしまったことはいうまでもありません!

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