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2022-05-05 山伏さんの教えとお山の誘惑

先日、早池峰山でお会いした山伏さんとの会話の中で。

「山開きから閉山までの期間「以外」は、お山もお休みに入られますから、入ってはいけないのです」とお話頂いたのがおとといのこと。

内心、後ろめたい気持ちがありました。

…その翌日お山行こうと決めてたので(汗)

その場では、「お山もお休みが必要なんですね」「そうです」と済ませて、裏では着々とお山の準備をしてしまう背徳感。

そのお山(早池峰山に連なる鶏頭山)は、古くから信仰を集めており、早池峰神社さんであったり、宿坊であったり。また、地元の方々の象徴のような大切なもの。

後ろ髪引かれる思いのまま入山、楽しいお山を楽しみつつ登ります。

急登!視線の先のスミレに元気をもらいます。
カタクリも春の日差しに綺麗でした。

あと少しすれば現れる、お地蔵様の少し手前で、ついに足を止めてしまいました。

私を追い返すような(と、そう思えてしまう)強風。。強風警報も出てたのですが。頭に浮かぶのは山伏さんの言葉「入ってはならんのです」、「入ってはならんのです」。。。

そもそも、私の技量と計画が良くないのですが。

でもなぁ。あんなに大変な中でも、ミヤマキンバイの咲き始めに出会えたりすると、こんな過酷な環境でよく頑張ったなぁ、来てよかったなぁ、また来たいなぁと思っちゃうんですよねぇ。

山に春を告げるミヤマキンバイ。

いや待てよと、自分の欲求だけでなく、そのお山に思いを寄せる人のことも大事にしなきゃなぁと、山伏さんの教えと強風のお出迎えに、そう思えた山行となりました。

後日談として、山伏さんは『鶏頭山も薬師岳も、山伏の修行場とする早池峰の連峰でしたから、信仰上は立ち入ることはすべきではないと考えます。』と教えて頂いたことを、私が誤って解釈していたことがわかりまして……ゴメンナサイ。

『山に入ってはイケナイ』とは一言も仰っておりません(汗)

以下、ヤマレコの山行記録です。

次は、山開きのあとにしよう。

また日常を頑張るのだ。

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