GOMES THE HITMANの 友好都市宣言 第3回(00.04.18放送)

皆さん、こんばんは。GOMES THE HITMANのボーカル山田稔明です。
今日は皆さんから頂いたメッセージなども紹介しつつ、楽しい番組をお届けしようと思います。それでは最後までおつきあい下さい。
(曲紹介)
GOMES THE HITMAN 「言葉はうそつき」
あらためまして、こんばんわ。GOMES THE HITMANの山田稔明です。さて、この「GOMES THE HITMANの友好都市宣言」は宮城県の Date-fmと静岡県のK-mixの2曲で放送しています。

はい。早速ですね、 FAXを頂きました。祝番組スタートということで。ありがとうございます。それを、ちょっと紹介したいなと思います。

『こんばんは、はじめまして。山田さんって、佐賀県出身なんですか?うちのおじいちゃん佐賀県人ですよ。私が赤ん坊の頃1回行ったことあります。でも、覚えていないです。ところでメンバーって何人なんでしたっけ?教えて下さい。(仙台 かなさん)』

ということが書いてあるんですけど、あ、そういえばメンバー紹介をしていなかったので、あらためてGOMES THE HITMANのメンバーを紹介したいなと思います。

キーボード堀越和子、パーカッション高橋結子、ドラム高森哲也、ベース須藤俊明、そしてボーカル僕山田稔明の5人組なんですけども、女性が2人、男性が3人という非常に変わった構成のバンドなので雑誌とかで写真が載っていると、お、GOMESってすぐわかってもらえるかと思います。女性2人いるというのがポイントなので、それを目印に見てみてください。

ところでですね、最近はラテンが去年の年末くらいからラテンが熱いなと思っててですね、この前仙台のBMG、僕の所属するレコード会社の営業所に行ったら、なんと野口五郎さんがサンタナと言うブラジルのアーティストの曲をカバーして出すということを知りまして。ヒロミゴー、西城秀樹、そして野口五郎までもがラテンの曲をカバーして出すと言う、んー、すごいことだなと思って。

僕もね、ブラジルの音楽とかがすごい好きで、結構前からボサノヴァとか、そういう音楽を聴いているんですけど、そういうラテン音楽のファンの僕にとっては喜ばしいことなのか、嘆かわし…嘆かわしくはないですけどね。みんながそれでラテンの方に興味が向いていくというのはいい事だなと思いつつ。新5三家頑張る。ラテンキャンペーン中みたいな。なんか美しい世の中だなあと思っているんですけども。

そういうブラジルの音楽を郷ヒロミ、西城秀樹、野口五郎がカバーするというそういう図が今の日本の音楽業界にあって、ラテンブームみたいなのが続いているわけなんですけれども、実はブラジルにも今度は逆に日本の影響を受けてというか、ちょっと日本語で歌ってみましたみたいな、そういうバンドがいるんですよ。レコード屋さんに行くとブラジルのギターポップって書いてあったので、僕は音も聴かずにジャケ買いをしてしまったんですけど。ちょっとですね、すごい面白い1曲があるので、その曲を今日は2曲目に聴いてもらおうかなと思います。パトフというグループなんですけども、女性ボーカルのバンドなんですが、もう歌詞が日本語。すごい面白いので聞いてください。パトフでメイド イン ジャパン。

はい、聴いていただいたのはブラジルのバンド、パトフでメイド イン ジャパンでした。すごいでしょ、歌い出しの歌詞が「人間は今まで恐ろしい目にあってきた」という、ものすごい日本語で、でもサウンド的にはちょっと昔の渋谷系というか、サンプリングを駆使したちょっとおしゃれな音作りをして、そのギャップがなんとも言えず面白くてかけてしまいました。

さて、今週のヒットマンのコーナーをはじめたいと思います。引き続きですね、さらに熱の上がるラテンブームをGOMES THE HITMAN山田なりに考えていこうかなと思ってですね、まあ今もボサノヴァ聴いてももらっていますけども。

僕がブラジルの音楽を好きになったのは、2年位前くらいからかな。「ボサノヴァっていうのは、実はネオアコなんだよ」って誰かに嘘を吹き込まれて、「山田くんネオアコ好きだったら、ボサノヴァ絶対好きだよ、ボサノヴァはネオアコだからね」って僕に教えてくれた友達がいて。ほーそうなの?と思いながらボサノヴァとかを聴きはじめて、それでボサノヴァから入ったんですけど。

ブラジルの音楽の歴史っていうのがすごい面白くって、ボサノヴァブームっていうのが一時期あって、そのボサノヴァに飽き飽きした若者達がアメリカの音楽とかをボサノヴァに取り入れて MPVという音楽のジャンルを確立させていったという。「トロピカリズモ運動」という、そういう音楽的な動きがあって、そこにはガルコスタとかですね、カルタノベローゾという今ではおじさんおばさんになっているんですけど、そういう音楽の才能を持った先人たちがいて、その人達の音楽はメロディーとかもメチャクチャ綺麗でギターも繊細なプレーをしているんだけれども、ものすごく強靭なリズムが入っているという。

白人というよりも、いろいろな血が交じり合ったというか、そういう意味ではすごく日本にすごく近いというか、アメリカイギリスに影響を受けていろんな発達してきたという歴史があるんですが、ブラジルの音楽ももそういうボサノヴァとか民族的な音楽をベーシックにして、それでビートルズだとかアメリカのロックンロールとかに影響を受けて若者達がはじめた音楽が主流になっていくという流れがあってですね。

今日紹介したいなと思うのは、そのブラジルのボサノヴァ以降の音楽の歴史を語る上ではこの人を外しては何も喋れないだろうというカエタノベローゾという人の歌を聞いて欲しいなと思うんですが。これは結構昔のカエタノベローゾのソロアルバム1枚目の中に入っています。「アメリカ、君に夢中」という曲を聴いてください。

はい、聴いていただいたのはカエタノベローゾでアメリカ、君に夢中でした。今日は、今週のヒットマンはがぜん熱の上がるラテンブーム、これを僕なりに紹介してみました。

はい、次のコーナーは街をゆくのコーナーです。このコーナーはですね、僕があらゆる場所お店、いろんな場所を紹介するコーナーです。

(原宿~渋谷のBGMが流れる)

さて、今日紹介するのは東京、原宿。東京というと皆さん原宿とか渋谷とかを最初に思うのかな。やっぱり代表的な街だと思うんですよ。実は原宿と渋谷というのはすごい近くてですね、山手線で原宿で降りると歩いて渋谷まで 20分なんですよ、ちょっと今日はですね、その原宿で電車を降りて渋谷まで行く道のりを旅してみました。

原宿っていう街はですね、僕は今年で26なんですが何時行っても、あー俺はここにいていいんだろうかという、そういう若さの力が溢れててですね、ギャルギャルっとしてて、結構この歳になると居た堪れないものがあるんですが、その原宿で降りて、いかにも女の子っぽい格好をしたですね、若い人達がいっぱいいるんですが。

その通りをちょっと抜けると、もうちょっと大人っぽい感じいうか、代々木公園沿いというのがあってですね、そこは東京の中でも1位2位を争うくらいに緑の生い茂っている場所でそういう所を歩いていると、鳥のさえずりが聞こえたりして、なんとなくいい感じというか、僕も東京に住んでいるのねとか思ったりするんだけど。

原宿から渋谷に歩く通りというのは結構子供達が少なくて、僕ぐらいの年齢の若者よりもちょっと老けたぐらいの、そういう年頃の人達が一杯いる地域があって、結構古着屋さんとか面白いお店が多くてそれがだんだん渋谷の街に近づくにつれて、騒がしいBGMがお店の中から聞こえてきたり、原宿とは違う仰々しさみたいな、騒がしさという感じになってくるんですけど、そうこうして歩いて行くと20分後くらいには、ヒロミゴーもゲリラライブをやったという渋谷の交差点に来てですね、ハチ公とかがあるところですけど。

そういうところで、うーん、やっぱり俺は東京には合わないのかなと思いながら、渋谷駅で切符を買ってまた電車に乗って次の街に行こう、と渋谷駅のホームに立ちすくむ僕、これが東京シティーライフかと思いながら家に帰る日々。まあ、そんなBGMを皆さんに味わっていただけたら嬉しいなと思ってこういうBGMを取ってきたんですけど、そろそろ電車が来たので次の曲にいこうかなと思います。

(曲紹介)
GOMES THE HITMAN 「keep on rockin'」

(曲紹介)
GOMES THE HITMAN「春のスケッチ」

(エンディング)
さて、いかがでしたでしょうか?GOMES THE HITMANの友好都市宣言。この番組もいい感じで回り出してきたかなと思ってるところなんですけど。
(住所、FAXナンバー紹介)
それでは、また来週この時間にお会いしましょう。 GOMES THE HITMANの山田稔明でした。さようなら。

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