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Tableau DATASaber認定までの所要時間&全アウトプット

はじめに

Tableau DATASaberに認定されてから2か月経ちました。活動の振り返りとして私がDATASaberになるまでの全アウトプット3か月間の時間の使い方についてまとめます。実際にDATA Saberになるのにはどれくらい大変なのかをイメージする手助けになればうれしいです!

DATASaberとは

DATA SaberはTableau社のオフィシャルな認定資格ではなく「認定制度」です。エントリーから3か月の間に指定された課題をクリアし、最終試験(技術認定試験ならびに口頭試問)に合格することで認定されます。

この制度は公式HPの認定制度の説明にある通り、Tableauについての技術力だけでなく、Data Driven Cultureを広めていく力があることを問うている点がとてもユニークです。

DATA Saberを目指す者は、自身の【DATAのその先の世界を見通す技術力】と【Data Driven Cultureを伝え、人々を導く力】を試練を通して証明する。 公式HPより)

技術の高さだけではなく社内外への発信が義務付けられるため、各人のDATA Saberの取り組みが結果的にTableauコミュニティの発展にもつながっていきます。この点も仕組みとしてよくできているなと思いました。

DATA Saber挑戦のきっかけ

私がTableauと出会ったのは2015年6月のため見かけ上のTableau歴はそれなりに長いです。ただブランクあったので新しい機能に疎い業務経験がない部分の知識が浅いという課題がありました。

2020年からまたTableau関連の仕事が増えてきたこともあり、一度網羅的に学び直したいという気持ちがでてきました。その時ちょうど職場の人と一緒にDATASaberに挑戦できる機会があったため参加を決めました。

DATASaberになるまでの全アウトプット

私がDATA Saberになるための課題として出したアウトプットは以下の通りです。各アウトプットの詳細については最下部で作成時の感想とリンクと共に載せております。

・技術課題(Ord1~10)
・COVID-19に関するViz投稿(期間限定の特例措置)
・Tableau関連のブログ記事の投稿 3回
・Tableau PublicへのViz投稿 6回
・組織内Viz共有(社内のTableau Onlineへの投稿)3回

COVID-19に関するViz投稿とは私が挑戦中にあった特例措置でCovid-19に関するVizを作成し、特定のタグをつけてTweetするとコミュニティ活動のポイントが獲得できるというものです。こちらはパブリック/組織内ポイントのどちらにも換算可能ということで組織内にカウントしています。

Viz作成の課題を中心に選ぶことでViz作成スピードの向上とVisual Best Practiceの定着につながりました。TwitterにはアクティブなTabelauユーザの方が複数いらっしゃってViz投稿のTweetをするとすぐにいいねやコメントをもらえる点もとても励みになりました!

DATASaberになるまでの3か月間の時間の使い方

最後に活動を振り返りたいという思いがあり、業務時間外で実施した活動について所要時間の記録を取ってきました。
活動期間は2020/04/09〜2020/06/24です。

業務時間内に実施した活動が換算されていないこと、KTチャンネルをボーッと眺めていた時間が入っていないこともあり、実態より所要時間は少な目に見えるかもしれないのでその点はご注意ください!

業務時間外:技術課題(Ord6以外) / コミュニティ課題(パブリック)/ 最終試験対策
業務時間内:技術課題(Ord6)技術課題の質問会 / コミュニティ課題(組織内)/週一回程度のミーティング

技術課題についてはord~という表記をしておりますので内容が気になる方は公式HPと突き合わせてみてください。話はそれますがOrdはOrdeal(試練)の略のようです。

週ごとの所要時間

日曜はじまりの週ごとでDATASaberに使った時間を集計したところ大体週3時間程度使っていたことがわかりました。4/26週が突き抜けているのはゴールデンウィークもあり休暇を使って一気に進めたためです。

おおむね技術課題とコミュニティ活動をバランスよく進め、最後に3時間程度最終試験対策にあてました。

技術課題や最終試験対策の所要時間はもともとのTableauスキルによってくるところもあるのかなと思います。感覚値ですが、初心者の方の場合は基本的なTableauスキルを身に付けるのに時間がかかるので少なくとも倍の時間がかかるのではないかと考えています。

週ごとの所要時間 (1)

活動内容ごとの所要時間

次はより具体的にどの課題にどのくらい時間がかかったかという集計です。

活動内容ごとの所要時間 (1)

最も時間をかけたのがCovid-19に関するViz投稿でこちらはハッカソンに参加したこともあり一番時間をかけて取り組んでいます。最終的にイベントで取り上げていただけたのはとてもうれしかったです。

技術課題では実際にTableauを使って解く課題でより時間がかかっているようです。特にLoDや表計算はあまり自信がなかったので時間をかけています。

Tableau PublicへのViz投稿は以前別の機会に加工したデータを利用したため所要時間が短めになっていますが加工時間を含めると少なくとも倍はかかっています。6回投稿機会があったこともあり、MoMとWoWにも参加しました。

コミュニティ活動についてはDATASaberに参加する目的や志次第なところもあるので時間では測れないものがありますが、技術課題については一つの参考になるかなと思います。

DATASaberになるまでの全アウトプット(詳細)

DATASaberになるための課題として出したアウトプットのリンク集と作成時の感想をまとめます。画像が多くなるため長くなりますが課題の雰囲気をつかんでいただければと思います。

・技術課題(Ord1~10)
挑戦中にKTさんがKTチャンネルにどんどん解説動画をあげてくださったのが大変助かりました。
最初はDATA Saberの方のTableau publicのアカウント見たら答えが全部カンニングできちゃうのでは!?とびっくりしたのですが結局それだと力にならず意味がないので大事なのはプロセスなんだなと納得しました。
どうしても合格にならない課題があったりと一部苦戦しましたが同時期に挑戦中の同僚と協力してなんとか乗り切りました。

・COVID-19に関するViz投稿(期間限定の特例措置)

東京都+近県最新動向

東京都を中心とした首都圏の新型コロナウイルスの感染状況をまとめたダッシュボードを作成しました。
Japan Tableau User Group(JTUG)さんの初のスピンオフイベントであるCOVID-19Vizハッカソンに参加するという目標があったのでよりモチベーションがあげて作成できました!

・Tableau関連のブログ記事の投稿 3回

JTUGさんのハッカソンでVizを取り上げていただけたのでその勢いで執筆した記事です。Viz作成に込めた思いなどを書いています。イベント効果もあり想像以上の方に読んでいただけたのでうれしかったです。

久しぶりにTableauに触って感じた率直な感想を書きました。

マップ機能を触っていて知らなかったことが多かったのでヘルプを読んでまとめ記事を執筆しました。

・Tableau PublicへのViz投稿 6回

H31 東京23区犯罪認知件数ダッシュボード (1)

平成31年度の東京23区の犯罪認知件数を可視化するダッシュボードです。
区別に犯罪認知件数の多い町丁や犯罪種別の内訳を見ることができます。
作成の過程でフィルタアクションの良い復習になりました。

H31新宿区丁目別犯罪認知件数MAP (1)

先ほど紹介したVizの新宿区限定版です。地図機能をより知る目的で作成しました。
同じ新宿区でも繁華街と住宅街で犯罪認知件数にはっきり差があることがわかりました。

曜日別感染者発表数

COVID-19のVizをハッカソンで発表した際に曜日の周期が気になるという声があったため作成しました。報道の通り月曜日の感染者発表数が少ないことがはっきりわかります。

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Make Over Mondayへの初投稿です。強調色を使うことと英語で作成することにこだわりました。FGM(Female Genital Multination)など馴染みの薄いテーマでもありましたが勉強になりました。

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WoWへの初挑戦です。難しい問題が多く少し面食らいました。
この微妙な幅で棒グラフを並べるためにいろんな手法があったのに驚きました。

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こちらもWoWでDynamic Scatter Plot(動的な散布図)です。Tableau Conference 2019に登場したようです。散布図中のマークを選択するとそのデータが全体の何%占めているかわかるという可視化の方法がおもしろいなと感じました。

・組織内Viz共有
人事部が出している社内資格や公的資格に関するデータを可視化しました。
新しい発見もあり、同僚にもおもしろいと言ってもらえたので良かったです。

さいごに

認定から2か月が経ってようやく振り返り記事を書くことができました。振り返ると単純な知識を増やすだけではなく、Vizの見せ方や伝え方について考えられる機会になっていたなと思います。

今回は個人的なレポのため、参加方法や心構えについてさらに知りたい方はぜひ公式HPをご覧ください!

社内外のコミュニティに支えられて最後までやり切ることができたので自分も恩返しできたら良いなと思っています。その第一弾として私の記事が次の挑戦者の助けになればうれしいです!







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