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財布に1万円だけ入れて、今から日本一周してみよう。


できますか?


どうでしょう?強い動機があればできますか?



これで「うん、いけるよ」と簡単に言える人「ムリやな」とすぐ結論を出す人


僕はどっちの人間も知っています。



前者と後者、まったく住んでいる世界が違う住人なんですよ。



僕は数年前まで後者の人としか付き合ったことがありませんでした。

まわりは「ムリ」と結論付ける人しかいませんでした。

だとすると、自分もそうなるのは当然の帰結だなと思ったんです。



後者の考え方

・1万円じゃすぐなくなるやん!

・人に迷惑かけるやん!
・お金無くなったらどうしたらいいか分からなくて途方に暮れる
・野宿とか無理やし
・乗り物に乗れんやん、金がないと
・悪い人に引っ掛かってだまされるんちゃう?
・そもそも怖い
・それをやることになんの意味があるん?


だからやらない!


やらない理由っていくらでも浮かんできます。

おそらく圧倒的多数の人はそう考えると思うんです。



でも前者の、つまり簡単に「できる」と結論付ける人って、これまた同じような考え方をする人たちばかりに囲まれて生きてるんです。

・やったら絶対いい経験になる
・いろんな人たちと出会える
・人は自分一人で生きてるんじゃない。助けてもらえばいい
・旅先で誰かと仲良くなって、お金貸してもらって帰ってから返せばいい
・手伝いでもなんでもやったらきっと親切にしてもらえる
・なによりそんな努力することは必ず成長できる。


うまくいかなかったらどうしよう…なんて考えずにうまくいかなかったときに次の手を考えればいい。

メリットしか浮かんでこない。

まさに考えるより行動する人。


こういう考えができる人は、こういう考えの人たちの世界で生きてるんです。

だから行動することが普通のことになる。

夢を実現する人もこういう人なんでしょう。



でもね、僕はこういう考えができるようになりましょう!なんて1ミリも思ってませんよ。


今までそんな世界で生きている人間を知らずに生きてきた者が、そういう世界に飛び込んだ時に強いカルチャーショックを受けます。僕がそうでした。

「あなたもそうなりなさい」と言われれば、それはそれは違和感を感じます。

そう言われなくても、まわりの世界観に合わせてポジティブ思考でいないとそこに居づらい…という雰囲気があったとき、やはり違和感を感じるはずです。

その違和感を受け入れ、楽しめる人は向いているでしょう。


でも誰もがそうではないんですよね。



だから無理に行動しようとしなくてもいいと僕は思ってます。



でも、こういう世界がある

こういう世界で生きている人がいる

それを知っているか知らないか…

会っているか会ってないか…

ここは大事なことだと思っています。



自分はまだまだ知らない世界が山ほどあります。


僕はオンライン講座で「管理職のためのリーダーシップ」を教えているんですが、自分の知らなかった世界の人たちと出会うことがあります。

営業のプロの方、世界を股にかけた大企業の役員の方、外資系やベンチャーの最先端のテクノロジーを扱っている方…


いかに自分がこれまで井の中の蛙だったのかを思い知らされます。


日本で1・2を争うド田舎の、しかも中小・零細の企業しか知らない自分。

そこで粋がっていましたが、この歳までほんの小さな世界しか見えていなかったことになんだか悔しい思いがこみ上げてきます。



前澤さんが宇宙を見たいと思った気持ちがむちゃくちゃ分かります。

死ぬまでに見たことのない世界をいくつ知ることができるでしょうか。


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