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文章は質問からはじめるとうまくかける(前編)

良い文章を書くコツは大昔からあるのにどれもフワッとしている。「主題がわかるように」とか。私はこういう説明を聞くとはあ?(怒)となる。わかるってなに?誰にとって?煎じ詰めればそういう方法を編み出した人の勝手な塩梅だったりする。

「質問を先に書き、後に文章を書く」方法は私がなんとなく文章を書くときに意識している方法を言語化したものだ。これはコツではなく手順なのでセンスの必要ない処方箋だ。

さっそくやってみよう。

やがて人工知能が世界を支配する時代がやってくるかもしれない。いまや人工知能の話題をビジネスで聞かないほうが珍しいほど人工知能は飛躍的な発展を遂げた。

人工知能はプログラマの手を離れて自動的に学習をする。大企業がため込んだ巨大なデータを一瞬にして学習し、私たちの社会を震憾させている。これからの時代をどう生きるべきか。この問いは人工知能なしには語れないのだ。

このありふれた文章は若干上滑り気味だ。なんとなく人工知能がすごいからしっかりした方がいいみたいな印象は伝わるんだけど、この文章を読んだ後にこの文章を一言でまとめろと言われても困ってしまう。*

そこで、文章を書く前にありそうな疑問をリストにしてみる。

1 なんで今、人工知能がブームなのか
2 いままでのプログラミングと何が違うのか
3 社会にどんなインパクトがあるのか
4 国はなにをすべきなのか

この質問に答えるつもりで1質問1パラグラフで文章を書いていく。

人工知能の学習にはデータが必要だが、企業データが潤沢にある現代だからこそ人工知能を活用できるようになった。深層学習の進化と企業データの相乗効果が生まれている。

従来のプログラミングはプログラマが現実世界に対し十分な理解が必要だったが人工知能は人間の代わりに現実世界を理解しようとする。そのため必要なデータは増えるが職人芸的なプログラミングは不要になった。

分野固有の知識が必要なくなったため従来は自動化が難しかった分野にも進出が可能だ。囲碁の人工知能を作るためにプログラマは必ずしも囲碁を経験している必要はない。

人工知能が国家的な力を持つようになることは論を俟たない。人工知能のリテラシーを持った人材が不可欠だ。

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