メンタルに“強い”も“弱い“もない。
よく「メンタルが強いね」「メンタルが弱いね」などの表現がありますが、メンタルに”強い”も”弱い”もないともうのが僕の意見です。
「強さ」があるのではなく、「強さ」に見えるのは「心のしなやかさ」なのではないでしょうか。
順を追って説明していきます。
メンタルは誰でも崩れる
メンタルが崩れるのは、特定のストレス源があったり、不規則な生活をしていたりする時です。
最近では芸能人がよくメンタル疾患(適応障害など)を告白するなど、その認知度は着実に高まってきていると感じます。
中には「あんな元気で明るい人がメンタル疾患に!?」と驚いたこともあるでしょう。
そう、メンタル疾患は誰にでも起こりうる病なのです。
私生活で多少落ち込んだり、ショックを受けて塞ぎ込んでしまったりすることもあるかもしれないですが、それが長期間にわたって続いたり、明らかに身体の症状に現れたりすると、それは「メンタル疾患」と呼べるものでしょう。
つまり、僕たちは誰もが「メンタル疾患」を抱える危険性を抱えているのです。
考えてみれば身体の病気と同じことで、不規則な生活や食事が原因で体調を崩したり、それが病気につながったりします。
例えば、糖尿病などはその一例でしょう。
なので、メンタルに”強い”も”弱い”もなく、誰しもがメンタル疾患になるリスクがあるのです。
では、なぜメンタル疾患にならない人がいるのでしょうか。
メンタルには「しなやかさ」がある
「レジリエンス」とも言いますが、メンタルには「しなやかさ」があります。
これがメンタルの「強さ」に見えているものです。
では「しなやかさ」とは何かというと、メンタルに降りかかるストレスを上手く受け流す力のことです。
同じストレス環境に身を置いていても、メンタル疾患になる人とならない人がいるのは、しなやかさの違いだと思います。
しなやかさのある人は、ストレスがやってきても上手く受け流したり、付き合ったりできるので、あまり心身にダメージを受けません。
一方で、しなやかさが足りない人は、心に受けるダメージも大きく、身体の不調にまで発展してしまいます。
この「しなやかさ」を身につけることが、メンタル疾患を回避したり、開園したりするのに効果的です。
しなやかさを高める方法
では、どのように心のしなやかさを高めるにはどうすれば良いのでしょうか。
いくつか方法があります。
自分の弱い部分を認める
まずは自分の弱い部分、目を逸らしたくなるようなところを認めることです。
酷な作業かもしれませんが、小さなことからで良いので、自分の「ここがダメなところだな」と思うところをあえて見つめ直して認めてあげます。
この時、無理に弱い部分を直そうとしなくて大丈夫です。
直すには相当な心身のエネルギーを消費すると思うので、まずは認めることに集中しましょう。
「完璧」を求めるのをやめる
常に完璧を求めてしまうと、心は硬直して、しなやかさを失っていきます。
心のしなやかさが足りない人は、「できた部分」よりも「できなかった部分」に目を向けてしまいがちです。
そうではなくて、「できた部分」を自分でしっかり褒めてあげることが大切になると思います。
その結果、自己肯定感も上がり、心のしなやかさも増すと思います。
完璧主義はやめておきましょう。
自信を持てる部分を持つ
先ほどの自己肯定感の話と繋がりますが、自分の中に「これだけは自信があるぞ」というものをひとつでも持っておくと、心に余裕ができて、結果的に心のしなやかさも増します。
本当に小さなことからで良いので、自分に自信をつけていきましょう。
僕の場合は、毎日軽い筋トレをすることにしていて、できたら自分を褒めてあげています。
そのくらい小さなことで良く、ハードルを下げて自分を褒める機会を増やすと良いでしょう。
身体を休める
あとは単純に身体が休まっていないと、心のしなやかさも失われていきます。
疲れた身体は心にとって毒ですし、その逆もまたしかりです。
なので、不安感が強かったり、緊張した場面が続いたりした場合は、まず身体を休めましょう。
そうすることで、心も徐々に回復し、ゆとりが生まれます。
あとはこのゆとりを手放さないように、先に紹介したことを実践しながら生活しましょう。
まとめ
ここまで、心には”強い”も”弱い”もないということ、心にはしなやかさがあることについてみてきました。
まずは一度自分の心身の状態を分析して、疲れすぎていないか心配してみてください。
どんなに「自分は元気で大丈夫!」と思っていても、ある日突然プツンと心の糸が切れて、メンタル疾患になってしまうかもしれません。
そうならないためにも、自分の心を、身体と同じくらい大切に扱ってあげてください。
心は目に見えないものなので、扱いにはより一層の注意が必要ですが、丁寧にケアすることで、必ず毎日の生活の質が上がります。
僕はMENTAというアプリで、メンタル系の相談に乗るサービスを提供しています。
匿名で大丈夫なので、何か困っていることがあれば一緒に考えましょう。
自分の生み出したもので生きていきたい。幼い頃からそう想って今も生きています。これからも創ることが喜びでいられるように、いただいたお金を使おうと思います。