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ペイフォワード

去年、migminさんの企画「そうだ!あなたを応援しよう」で、ありがたくも応援していただきましてサポートを受けました。

受けた親切は次へ渡そうという、ペイフォワードの精神で次に渡したい!と思うフォロワーが現れたのです。

って、もともと知っている友人なんだけど。

holy_wind_22_319くん

干支がほぼ2回り違うholy_wind_22_319くんと知り合ったのは、2016年9月。とある集まりで同じ時間を共有しました。

現時点で僕の最年少の友人です。

彼から「noteを始めたので是非読んでほしい」と連絡があったのは、ちょうど一週間前。「ふむふむ」と彼のnoteにアクセスするとすでにいくつかの文章がアップされていた。

元日に書かれてたnoteを開き、すぐに目に入ったことがひとつ。

それは、文章に句点(。)を付けていないということ。

この表現方法は、文章自体の枠を超えて表現していて良いなと思った。彼は文章の概念をブっ壊している。

オトナの僕は「文章とは句点を打って終えるもの」という、
ルールや決まりに捕らわれて、このような発想をしようとしない。
いや、その気概がない。

本人に問うてみると、「自分の考えが流れるように出てくるので、
それをそのまま忠実に言葉として再現したいと思って」とのこと。

良い。とても良い。

もう、すでに表現者としての心持ちが備わっている。ということを感じたので、彼の作品(もう作品レベルですよ、これは)を読んで、先輩風を吹かせてレビューなんぞ書いてみた。


あしかのholy_wind_22_319くんnoteレビュー

まず彼のnoteデビュー作である『開店前』

彼は物語を書いてみるとおもしろそうだなと思った。
感じていることを文字に載せるのが、とても上手である。

『有給休暇』は時間についての考察。

学生の彼が持ち得ていない有給休暇というコトバを用いて、時間の制約について述べているのがシニカルな一面をも感じる。きっと彼は、そんな気持ちを持っていないだろうけど。

彼の文脈で心に響いたのは『入浴中毒』の一節にある、「湯はいつか冷めますから」の部分。

お湯は、比喩表現のように人生や日々の暮らし、はたまた人間関係にまで
繋がるのかもしれないと深読みしてみて、ゾっとした(いい意味で)。

彼のnoteタイトルは熟語になっていて、椎名林檎や東京事変っぽいなって思った。

先日会った時にそういえば、東京事変のベーシスト亀田氏について会話したっけ。なんていうことを思い出して、彼に確認することなく、ひとり勝手に納得する。

個人的に好きなタイトルは『四日僧侶』とんちが効いていて良い。

『暖房飲料』は、手を温めるために缶コーヒーを買って、飲むタイミングに
悩むと言う一連の部分にとても共感。

僕はバイク乗りだから冬の缶コーヒーは必需品なんだよね。
着目点が純粋で読んでいて心地よい。

『手動運転』は18歳未満(いずれ未成年という表現で収まるのかもしれないね)の視点が、不惑の僕にはとても初々しい。

『好都合信号』は、タイミングについてのおはなし。

僕も物事に対して「タイミングが悪いな」と思うことが多々あるんだけど、
それは個人的都合であって、他者からするとまったく関係のない話。

ましては、地球や宇宙にとってはナンセンスという枠にすら懸かることはない、利己的な考え方だよね。

だからといって、常に利他的であれ。という訳でもなく。バランスが大切だということであると思うんだ。

まとめ

以上、7作すべてがハイクオリティなレベル。
ここまでのレビューをnoteで紹介するね!と彼に伝えてから3日経った。

その間にも、彼は更新を続けている。現時点で新しい記事が5作あるので、
これから読んでみようと思う。いや、拝読しようと思う。

彼を見習って、オジサンもたくさん文章を書こう。彼が書いた文章を見て、文を書きたいという気持ちが湧き上がってきた。


それでは、今回はここまで。

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