見出し画像

とってぃーの先生実践録 vol.18


いよいよ5月も終わり。
6月からは分散登校がスタートします。


前代未聞のコロナショック、日本の教育が大きく変わろうとしています。

やはり、その影響でも一番大きかったキーワードは間違いなくオンラインですね〜〜


とても印象に残った出来事は、5月11日に文科省が開催した「学校の情報環境設備に関する説明会」。

文科省の本気さがひしひしと伝わりました。




友達がこのライブ配信をnoteにわかりやすくまとめてくれました。


さらに、まとめると。


ということになります。(自分自身の勉強も兼ねて、動画を全て視聴することをお勧めします。)


今日は、一人の公立小学校の先生してのアクションとオンラインの向き合い方について書かせていただきます。



オンラインホームルームの実現に向けて


自分は特別支援学級の担任です。

前提として、なかなか生活リズムや学習習慣が身についていない子が多く、普段からスモールステップな指導や支援を行っています。


やはり、休校期間中は、子どもたちの様子が人一倍気になりました。

「家庭でどのように過ごしているんだろうなあ。」


電話連絡で体調確認を行っていましたが、子どもたちや保護者の声もどこか不安な感じが伝わってきました。


そこで、学習を進めるというよりは、まずは先生対子ども、子ども対子どもが対面でお互いの様子を確認し、今日も頑張ろうという想いを込めたホームルームを実現したいと考えました。


文科省もオンラインを推奨している、学校教育も変わっていくだろう。

しかし、自分の自治体ではオンライン学習は進めないという方向性で決定しました。他にも同様な自治体が全国でも多くあります。


学年の先生方、管理職の先生方、自分のコミュニティーの人たちに相談。

どうしたら実現できるか、とにかく味方を増やしながら考えました。


自分の想いに共感してくれる人は、たくさんいました。

ただ、残念ながらオンラインホームルームは実現できず、学校再開を迎えます。


子どもたちに休校中、何もできなかったなあという後悔が残る結果となりましたが、オンラインの可能性を模索できたり、学校現場がオンラインに対して前向きに考えるようになったり、収穫もありました。



だれのための教育??


今後、オンラインでもう一つやりたいことが芽生えました。

不登校の子たちのオンライン出席です。


もともと、フリースクールで働いていた経験があり、それなりの不登校支援の知識があるのですが、ICTを活用していて学習を進めているという証拠があれば、出席扱いになる可能性があります。


自分の学級にも前年度から不登校だった児童がいます。

信頼関係を築きながら、その子とゆっくりと絆を深めていきたいですが、可能であればその過程も出席扱いにしたい。


コロナだから、文科省が言っていたから。

正直そんな理由でオンラインは進めたくないです。


だれのための教育か目的意識を持ち、オンラインという手立てが有効であれば、実現していくべきだと思います。


休校が明けて、ほっと一息つきたい気持ちもあるかもしれませんが、チャレンジは止めません。


きっとクラスターが怖い子どもや保護者もたくさんいるでしょう。

そうなれば、学校も無理に登校してくださいとは言えませんよね。


子どもたちや保護者の気持ちに寄り添うことは、どんな時も大切です

その寄り添い方を常に考え続け、これからもアップデートしていこうと思いました。


#旅する先生 #とってぃー #教育 #先生 #学校 #子ども #個性 #学び #授業 #笑顔 #シェア #twitter #いま私にできること