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暮らしまわりのこと。

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生活の事。日常の出来事。身近な植物や生き物のこと、などを書いています。
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2022年2月の記事一覧

「コロナ禍の確定申告」 2022

 コロナ禍での確定申告は、3回目になると思う。  だけど、その最初の2020年の時は、それほど厳しく消毒やソーシャルディスタンスを徹底されていた記憶はないのだけど、この2〜3年の印象は、ずっと続いている不安と緊張感で、同じような色に見えて、明確に思い出せない気もする。 確定申告  無職で介護だけに専念していていた年月は、収入もなく、介護をしていた親の年金や貯金を切り崩して生活をしていて、確定申告もしなかったものの、ここ何年かはやっと少しだけ仕事をするようになって、確定申告

「コロナと戦争の日常」。2022.2.26.

 少し日ざしが強いような気がする。  ちょっと気温が高い。  天気予報では、笑顔で3月中旬並みとは言っていたけれど、いつも、そうした言葉通りに受け取ると思ったよりも寒かったりするので、油断できない、と思っている。 道路  午前9時前に家を出る。  道路には、人が少ないように思うけれど、スポーツウエアに身を包んだ、本気のウォーキングや、ジョギングをしている人をいつもよりも多く見かけながら歩くと、病院の前に3人が待っていて、久しぶりに、ここで人の姿を見た、と思う。  すれ

「コロナ感染」……告知状況の現在地。

 ちょっとでも体調が悪いような気がしたり、寒気がするような感じになったりすると、体温を測る習慣がついた。  コロナ禍になってから、しばらく買えなかったけれど、街中からボタン電池が消えてしまってから時間が経って、やっと電子体温計の新しいのを買うことが出来たから、それを使って、体温を測る。  スイッチを入れて、脇にはさむと、たぶん1分くらいで、アラーム音がなる。  だいたいが、自分の平熱か、少し高い時は、時間が経ってから、もう一度測ると、下がっていることが多く、そして、やっ

靴下から、豆が出てきた日。

 昼頃にはいた靴下を脱ごうとしたら、つま先に違和感があった。  ぼこぼこしていて、何か入っているのが分かった。  脱いだら、豆が出てくる。  たぶん、というか、節分の時の豆だった。 節分  今年、2月3日に、庭に向かって、その後は、部屋に向かって、豆をまいた。  鬼はー、そと。  福はー、うち。  妻は、きちんと声を出して、豆をまいてくれたから、福が来そうな気がしていた。  それから、2週間くらいの時間が経っていた。 靴下  その時の豆は、だいたい、拾った。

「関心が減る不安」。2022.2.19.

 寒い。  このところ、そんなことばかりを書いているような気持ちになっているけれど、寒さは、体に直接訴えてくるので、つい反応してしまう。  あんまり、そういうことを言わない妻が、「今日は寒い。雨も降るって」と、部屋の暖房もつけた。  本当に寒いのだと思う。 カラス  午前9時前に家を出る。  ガードレールの内側で、タバコを吸って、何かを待っているような青年が立っている。  向こうから、コンビニで買ったコーヒーと、何かを食べながら、真っ直ぐ歩いてくる中年男性がいる。

また、インターネットがつながらなくなった20時間。

 夜中に、急にメールがつながらなくなった。  ちょっと変だと思って、再起動をしたりしたが、ダメだった。  そうしているうちに、インターネット全般につながらなくなった。  早く眠るはずだったのが、遅くなった。  だけど、結局つながらないままで、その時の気持ちの重さは独特だった。 プロバイダー  起きて、つながれ、と密かに思いながらコンピュータをインターネットに接続しようとしたのだけど、やっぱりつながらなかった。  がっかりした。  うちは、携帯もスマホも持っていない上

ミモザを見に行ったら、まだ咲いていなかったけれど、梅の花がきれいだった。

 妻に友人からハガキが来た。  雨が降っていたために、ポストから持ってくる途中で、少し濡れてしまい、表面の文字などがかすんでしまって、謝ったものの、ちょっと読みにくくなってしまった。  それでも、妻は読めたようで、内容は、近くのミモザのことだった。 天気のいい午前中  公園のそばの家に、見事にミモザが咲く情報が書かれていて、だから、見にいく相談をしていたら、朝起きたら、天気が良くて、妻は、今日、午前中に出かける話をしてくれた。  急でちょっと驚いたけれど、せっかく声をか

「静かな土曜日」。2022.2.12.

 寒い。  天気がいい。  冬になると、そんな形容詞が増える。 改札  午前9時前に、家を出る。  外は人がとても少なくて、今日は、通学路になっている道路でも、高校生もほとんど見かけない。    歩いていくと、梅雨時にはアジサイの花が咲く場所で、今日は水をまいている女性がいる。やっぱり寒そうに見える。  そこから、病院の前は知らないうちに通り過ぎ、1000円カット屋の前にも、牛丼屋にもお客はいない。  前を歩く若い女性のリュックに変わったデザインがされていて、それを

能楽堂で声をかけられてから、開けやすいペットボトルのことを、考えるようになった。

 年に一度くらいは、能楽堂に行く。  中学の同級生が、能楽師になったことを知り、そのことで行くようになって、そのうちに10年くらい経っていた。  その空間は、時間の流れがゆっくりで、それに慣れるまでは、ちょっとつらかったのだけど、そのうちに、その日常との違いが、奇妙に心地よくなっていた。 松濤の能楽堂  東京都内でも何ヶ所か能楽堂があるが、私が通っていたのは観世能楽堂だった。  それも、以前は、渋谷の松濤という、昔からの高級住宅街にあり、いつも渋谷駅から歩いて、途中の

三度目も、コロナ禍で、終わってしまった「タピオカブーム」。

 最近、近所のブルーの店舗のタピオカ屋が閉店した。  3年ほど前に、この店ができてから、駅の周辺に、たちまちタピオカ屋が、三軒もできた。  その勢いは、ブームとしか思えなかったけれど、コロナ禍になってから、後発のタピオカ屋は、唐揚げ屋になり、もう一軒は長期で休んでいたりもした時もあったが、最初にできたブルーの店が閉まったことで、この街では、完全にブームが終わったと思った。 たぴりすと。 数年前から、タピオカの名前を聞く回数と、街の中で透明なカップで飲んでいる姿を見る割合

「不安に慣れてきたかもしれない週末」。2022.2.5.

 今日も寒い。  うすいハラマキをワイシャツの下に、使うことにする。  家を出る。  午前9時前。  天気はいい。 ホーム  駅までの道路は、いつもよりも学生が少ない。  途中の病院の前には、二人いる。  一人は高齢者。もう一人は、その付き添いできた人のように見える。  駅のホームには、20人くらいいる。    天気がすごくいい。  寒い。  若い男女カップルがホームで、すごく近くで見つめあっている。  電車が来て、電車に乗る。 ハグ  自分もそうだけど、黒い上着

チョコレートドリンクを飲みに行くために、隣町へ出かけた。

 コロナ感染拡大によって、外出をなるべく避けるようにしていて、だから、外食もめっきりしなくなった。  そういう中で、どうしても食べたくなって、自転車で隣町のマクドナルドへ出かけて、チョコパイを買ってきて、食べた。  おいしかった。  そのころに、ゴディバのチョコレートドリンクのCMも始まっていて、とても魅力的だった。ただ、感染拡大は続いていたから、出かけることに対して、さらに怯える気持ちになっていた。 病院  妻が、隣町の病院に行って、薬ももらってきたい、という話をして