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入浴・食事・排泄介助、全て駒場苑らしさを感じる〜駒場苑上原さんインタビュー〜

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・(編集部) 本日は宜しくお願い致します!
・(上原) お願い致します。

□駒場苑はセミナー参加がきっかけ

・(編集部) まず駒場苑に入るまでの流れを教えてください。
・(上原) 沖縄出身で、2社ほど経験したのち、東京で医療介護事業の会社に事務職として就きました。「健康をつくる仕事」という言葉が響き、最初は総務として入社したのですが上司から「介護が向いているのではないか」と言われて、デイサービスに現場未経験/無資格で移りました。
・(編集部) 沖縄のご出身なんですね!
・(上原) はい。その後デイサービスにて、要支援1だった独居の利用者さんが、2-3年で要介護4になっていく過程を見ました。在宅生活が無理になって、最終的には特別養護老人ホームに入所になったのですが、その際に利用者さんが呟いた「自分の家に住めなくなり、なぜ知らない所に行かなければならないのか」という言葉は今でも覚えています。特養に入所したすぐ後に「ここ(特養)は私のいる場所ではないから家に帰らせてください」と懇願し続け、ショックから食事に一切手をつけず、職員にも拒絶の態度をとっているという話を聞きました。その後、体力低下で寝たきりに近い状態になっていたようですが、施設職員の働きかけによって、少しずつ食事が摂れるようになり、声掛けにも返事をしてくれるようになり、だいぶ元気になったという様子を聞きました。
・(編集部) はい。
・(上原) 「そんなことが施設ではできるんだ!」と驚きました。デイサービスでは日中のみ、週2~3回の関わりが多いですが「特養であれば24時間、職員が日勤、夜勤と入れ替わりながらも連続したサービスの提供ができる、継続した支援が出来る」と考えました。
・(編集部) それがまずは特養に興味を持ったきっかけですね。
・(上原) はい。その頃、あることがきっかけで三好さんのセミナーに行き、駒場苑を知りました。これは8年以上前で、すぐに駒場苑に連絡をしたのですが、当時は介護福祉士の資格が必須だったので、入職することができませんでした。
・(編集部) そうだったんですね!
・(上原) それから月日が経ち、デイサービスでは責任者の立場となりましたが、改めて現場に入りたいという気持ちが募り、今年になって再度、駒場苑に応募しました。
・(編集部) 長い歳月があったのですね!駒場苑に入ってみてどうでしたか?
・(上原) まずお風呂の仕組みが素晴らしいと感じました。一般的なデイサービスだと、脱衣から入浴、更衣までを含めて1人あたり20分計算でお風呂を回しているところが多いのではないでしょうか。脱衣更衣担当の職員とお風呂場の中を担当する職員といった風に、流れ作業と分業体制です。ですが駒場苑は1人あたり45分で、居室での声掛けから浴室誘導~脱衣~入浴~更衣~居室に戻るまで、お一人を一貫して見る事ができます。その仕組みを作ったのがすごいと感じました。ゆったりしていて、非常に驚きです。
・(編集部) 上原さんはセミナーで駒場苑を知っていたので、この仕組み自体は入る前からご存知だったと思います。そのデイサービスで仕事をしている間は、どういった思いだったのでしょうか?
・(上原) 入浴シーンでは、時間の制約があって申し訳ないという気持ちがありました。頭の中ではどうしても「午前中にあと何名お風呂に入ってもらわないと午後のお風呂にしわ寄せが行ってしまう」「午後に回してしまうと帰宅送迎時間にかかってしまう」など、常に時間に追われ、時間を気にしながらやっていました。すべてこちら側の都合なんですけどね。お風呂場の中では「血圧上がるからそろそろ上がりましょう」という声かけが結構あり、特に冬場は利用者から「寒い」「あったまらない」と言われながら「あと数分だけね」というやりとりが何度もありました。私たちの言動を察して「あと何名入るの?時間ないんでしょ?そろそろあがるよ」なんて言われたこともありました。
・(編集部) そうだったんですね。
・(上原) その点、駒場苑は本当に利用者の表情がすごいゆったりしています。「家でもこんな感じで入っていたんだろう」ということが、気持ちが伝ってくる感じです。改めて「お風呂は本来こんな感じだったんだ」と振り返っています。駒場苑のお風呂場で利用者さんが「もう少し入ってていい?」と聞いてきたときに職員の小嶋さんが「〇〇さんが自分で決めていいんですよ、ゆっくり温まってください」という会話のやりとりがあって、利用者さん一人ひとりのペースに合わせている駒場苑のお風呂っていいなぁと改めて思いました。そのあと、小嶋さんは利用者さんに「お兄ちゃんもここ(浴槽の空いているスペース)に一緒に入って」と混浴のお誘いを受けていました(笑)。私もときどき同じようなお誘いを受けています(笑)。

□排泄が出来ていることの喜び

・(編集部) ありがとうございます。それ以外に何か変化は感じますか?
・(上原) 特養は未経験だったので、その点から様々な違いは感じます。駒場苑独特の内容としては「普通の生活をしている」という点です。先日も利用者さんの「マックのフィッシュバーガーを食べに行きたい」という声を聞いて、トントン拍子で調整が進み、すぐに実現しました。
・(編集部) デイサービス時代は違ったのですか?
・(上原) デイサービス時代はグループでの外出企画(近場でのランチ等)が年に1~2回実施できるかどうか、職員体制が厳しくなってくると日々の現場を回すだけで精一杯で、ほとんどできなかったです。個別の要望に応える様なことはほとんど実現しませんでした。
・(編集部) そうなんですね。
・(上原) 駒場苑では「その人のこれまでの生活を実現しよう」という事が徹底されています。先ほど話した通り、他の特養は経験した事がないので、他の施設だと出来るのかは分かりません。
・(編集部) そうですよね、ありがとうございます。
・(上原) あと、食後にトイレに座って排便できている、という点でも「日常の習慣を大切にできている」と感じます。当たり前のようにトイレに行って座り、排尿・排便がちゃんとできています。やはり介護職はそういうのを見ると嬉しいです。「こんなに出ている!今日も元気!」と感じます(笑)。
・(編集部) そういう感動が駒場苑にはあるのですね〜!他の職員からもその様な声を何度も聞きました。
・(上原) はい(笑)
・(編集部) 他の方にも聞いていますが、なぜ駒場苑ではそういった事ができるのでしょうか?
・(上原) まだ分からないことも多いですが、多くの職種の職員がいて、様々な形で利用者さんに関わっています。看護師さんは昼食時間にフロアーに入ってくれて食事介助を手伝ってくれます。ボランティアコーディネーターの方は他フロアーで行われるレクリエーションの際にも、利用者への呼びかけや案内もしてくれます。機能訓練士さんは利用者さんの体調や天候をみながら近くの公園まで、一緒に散歩に行ってくれます。入浴の介助員さんも朝食や昼食の時間に食事介助に入ってくれますし、通院などの際に運転業務を担っている介助員さんは、利用者さんのリクエストに応えてときどきコンビニのホットコーヒーを買ってくれ喜ばれています。事務所の職員はフロアで取りまとめた利用者さんからの買い物リストを注文してくれ、フロアーまで届けてくれます。シーツ交換や洗濯物配りのボランティアさんも大変ありがたい存在です。そのような環境があり、私たち介護職員は食事・排泄・入浴のケアに集中できているように感じています。
・(編集部) すばらしいですね!

□目の前のことに集中したい

・(編集部) 何か課題を感じることはありますか?
・(上原) 個人的なこととしては、夜勤には苦労しています。これまで夜勤がなかったので未だにきついです。これまではどちらかというと、規則正しい生活をしてきました。その生活リスムが変わり、夜勤を終えてリズムを立て直すまでに2~3日掛かります。ここををどうしたら良いのか、試行錯誤しています。
・(編集部) そうですよね・・。
・(上原) 1人夜勤の不安はあります。「救急対応は大丈夫か」「看取り対応は大丈夫か」という心配です。これは特養に初めて入ったからこそ感じるものだと思います。往診医との連絡体制はあり、他階にも夜勤職員は1名ずついるので、いざという時は応援を求めながら落ち着いて対応できたらと思います。
・(編集部) 率直に教えていただいてありがとうございます。今後、こんなキャリアを歩みたいとかありますか?
・(上原) 目の前のことを着実に進めていきたいです。入職して9ヶ月ちょっとで、全てを把握できているわけではありません。他のフロアの利用者の状況もこれから把握していくところなので、まずは自分に与えられた仕事、役割をきちんとこなしていきたいです。
・(編集部) ありがとうございます。それにしても、介護を勧められてから、ここまで続いているということは、介護が向いていたということですね!
・(上原) そうですね。前の職員インタビューでも内田さんが応えていましたが「感謝の気持ち/ありがとう」を言ってもらえる機会が多いです。それが力になったり、自分の自信に繋がります。「自分の人生間違っていなかったと感じられる瞬間」です。
・(編集部) すばらしいですね!ありがとうございました。

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