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オウンドメディアリクルーティング入賞の裏側(小話)

オウンドメディアリクルーティングアワードってご存知ですか?
オウンドメディアリクルーティングに取り組み、能動的かつ先進的な採用を行う企業を表彰するアワードなのですが、なんと2020年度版で入賞することができました!
もうこのお知らせがきた時は胸が高鳴りました。
2020年度イチかもしれません。
とても思い出に残る出来事になったので、受賞に至るまでの裏側をお話しようかと思っています。

時は6月、この一言から始まった

社長のケンタロさんより「サーベイにエントリーしてみませんか」という言葉をもらって全てが始まります。
私たちの会社は社内サーベイは行なっているものの、社外からはどのようにみられているのか、客観的に見えるものが欲しいね、という話に。
さて、何にエントリーしようか。

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↑一部加工しています。

一覧表を作成する

調べて出てくるようなものを一覧化し、概要および今私たちが狙えるものかどうか、HR側の観点を添えて比較化しました。
結果、3つのサーベイにエントリーすることが決まります。

アワードの詳細が発表されてからエントリーまで

今回初めての取り組みだったので、どんなものを記載するか分からなかったのですが、過去の受賞企業の取り組みなどを見たり、どのような審査基準なのかはある程度見ていました。
いざエントリー開始となってから締め切りまでは3週間ほど。
なかなか時間はありません。

Googleドキュメントに必要事項を転記
今回のサーベイ、アワードは全てGoogle Driveを利用しました。
理由は下記。
・関わるメンバーが複数人いるので同時編集が可能であること
・「提案」「編集」モードがあるためどの項目にチェックが入ったかわかること
・共有が楽

この後話しますが、このエントリーにはたくさんの方の目が入っています。
さっとやりとりができることが本当に大事!

各項目に対しPRしたい点を記載
アワードの審査基準を見ながら、ペパボでPRできるポイントをキーワードにして羅列し、それを各項目に置いていく作業を行いました。
構成を作ってから文章にしていくのはライティングの基本であること、また文章を作ってからの入れ替えは文字数制限のある中なかなか大変という背景からです。(とかいってあとで入れ替えが発生するのですが・・・)

今回は5点をPRにしていきました。
・採用サイト
・HRブログ
・テックブログ
・求人票
・パートナーの巻き込み力

もちろん文字制限もありますし項目も多いので強弱はありますが、ペパボの特徴は「巻き込み力」の部分だと思っています。
これは、関わる「人」の多さなのですが、最終的に個々人の「アウトプットの多さ」にも繋がってきます。
ブログもそうですし、求人票も、選考に関わるパートナーも、他社よりも多いのではないかと思っています。
これらを自発的に行なってくれるのがペパボのいいところだな、と常々感じています。

上司に確認①
会社によってはこういった工程はないのかもしれません。
ペパボでは会社として何かを出すときには、現場のものをそのまま出すということはしておらず、会社の視点からしっかりPRするに相応しいものか、というものを見てもらっています。
ここでいう上司は、今回だとマネージャーと常務です(!)

HR側で文章作成
伝えたいこと、伝えられることを具体的に持っているのは現場なので、私と同僚で作成していきます。
伝えたいことがたくさんありすぎて普通に文字数オーバーをしてしまうことなどもあったのですが、ここは選択と集中。
本当に伝えたいことをメインパートに、そして入りきらないものは「その他」の項目や添付資料で対応していきます。

広報チェック
ここも上司チェック同様、会社から発信するものには広報のチェックも欠かせません。
文字数に収まるように言い回しを変えてくれたり、より綺麗な文章に仕上げてくれます。

上司チェック②
ここまで終わると最終版という形になり、上司へのチェックが入ります。
キーワードだけだったものが文章になり、全体の流れ、伝えたいこと、審査基準に当てはまっているかなど改めて見ていきます。
(今回はここで文章構成変更が入った〜!!けれど、結果それがよかったので感謝しかない◎)

最終調整
フィードバックもらったものを改めて修正。
ここで文字数の壁に打ち当たることがあるので、広報に泣きついたり泣きつかなかったりして、全体的な形に仕上げていきます。

無事エントリー。

入賞コメント

入賞すると審査員の方からコメントをいただけるのですが、ルーセントドアーズさん、サイボウズさんよりこのようにいただきました。

「私たちが大切にしている3つのこと」が求人情報すべての背骨になっているところがシンプルに素晴らしい。人事制度や福利厚生と、職種ごとのジョブディスクリプションに反映されており、”求める人物像”にストレートに伝わる構造です。職種ごとのビジュアルも含めて、一貫したメッセージ設計は非常に参考になる作りこみ方だと思いました。
「らしさ」を体現した訴求ができていると感じました。平易な言葉ながらも、理念や大切にしていることを前面に押し出し、それを体現できる方にチームの一員になってほしいというメッセージがひしひしと伝わってきます。また、ジョブディスクリプションの内容など、基本的なところにも手を抜くことなく取り組まれている点も評価させていただきました。

(いずれも オウンドメデイアリクルーティングアワード2020より引用)
どの発信源もぶれることなく一貫した情報を提供していることで、このように評価いただけたのだと思っています。

入賞して

「挑戦してみます!」と言って始めたこのアワードエントリー。
はじめは「挑戦するとは言ったけど5社しか入賞しないし、これはなかなか厳しいよね」なんてこそっと言っていたりはしたのですが、せっかくの機会、そしていろんな人たちに関わってもらっている中で「どうせやるなら最大限のことを、そしてグランプリを!」という想いが強くなっていきました。

HRは普段採用のお願いをしたり、評価や制度について説明したり、勤怠についてあれこれ言わないといけないようなものが多く、人によっては煙たがっられるポジションです。
サービスリリースのように全社に向けて喜ばしいお知らせをすることってなかなかないので、全社に向けてこういった嬉しいお知らせをすることがありません。
受賞した瞬間のHRメンバーの喜びの大きさ、そしてSlackでの全社告知でのリアクションなどを見て本当に嬉しい気持ちが溢れました。

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(HRのチャンネルでのひとコマ。授賞式当日もチャットでワイワイしながら見ていました)
主導はHRではあったけれど、普段から「わたしたちが大切にしている3つのこと」のひとつである「アウトプットすること」をそれぞれが実践しているからこその賞でもあるので、パートナーみなさんの力無くして取れなかったものと思っています。
そしてこの大切にしていることが審査員のみなさんにも伝わったことが何よりもアウトプットできたことだな、と実感しています。

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まとめ

実際に入賞された企業は有名な企業ばかりで、その一員としてペパボが名を列ねることができたこと、とても光栄です。
そしてこうやって社外の方からも私たちが伝えたい文化について評価いただけて、より自信にもつながりました。
このアワードの作成同様、ジョブスクリプションの作成もかなりの工数をかけているので、そういった丁寧さもポイントとしてくださったこともとても嬉しいです!

余談

求人票の作成については3年前のものですがこちらに記載されています。
エンジニアはここからパワーアップして、GHE(GitHubEnterprise)のcodeで管理しており、更新などはプルリクエストを用いて行なっています。

ちなみにはてなブログとnoteの使い分けは、なんとなーくでやっています。
こっちではHowTo系、あっちでは雑ブログみたいな感じで考えています。

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