アトリエシリーズってどれから始めればいいの?という質問に対して個人的な意見を答える

⚠️注意⚠️
本記事はライザ2発売前に投稿したかなり古い記事となります。そのためライザ1までの作品にしか触れておりません。移植版のDX作品にもほぼ触れません。

 答えるとか言っておいて何だけど、ここの記事読むのが一番手っ取り早い。ネルケ発売当時の記事なのでリディースールまでだが、1作目マリーから当時の最新作リディー&スールまでの19作品の概要とプレイした感想が上手くまとめられている。
https://www.4gamer.net/games/423/G042360/20190106002/

この記事紹介すれば別に自分が答える必要ないんじゃないか?…とは思うがそれはそれでなんか悔しいので、個人的な意見を書ける範囲で書いてみる。

まず初めに、自分は全作品やった訳ではなく半分ほどしか触れてない。
・マリー、エリー
・ユーディー、ヴィオラート
・イリスGF
・トトリ
・アーシャ、シャリー
・ソフィー、フィリス、リディー&スール
・ライザ
 そのため先述の記事ほど詳しい話は出来ない、またキャラ云々よりもゲーム面を重視した話になるので悪しからず。

1. シリーズ未プレイの人への個人的なオススメは?

・エリー(PS1/PS2/PSアーカイブ)
・トトリ(PS3/PSV/PS4/switch/steam)
・ライザ(PS4/switch/steam)

 エリーは2作目にしてシリーズの基本(採取→調合→成長のループ、スケジュールの管理など)の大半が完成している。その上システムがシンプルなため非常にとっつき易い。クリアだけの難易度なら低めだが、隠しボスやアイテムの理論値を目指す等のやり込みを始めると割と高めな難易度になる間口の広さも魅力。ただし近年のようなRPG風な作品ではなくADV系、ノベル系に近いこと、そして少女漫画チックな絵は人を選ぶかもしれない。

 トトリはみんな大好き岸田メル絵のアーランドシリーズ2作目。トトリちゃん13歳。近年のRPG風な作品の基本が完成している。こちらも調合システムは非常にシンプル(とはいえエリーに比べると様々なシステムやハクスラ的な要素が追加されておりやや複雑)、またノーマルエンドでのクリアだけなら(※キャラゲーと勘違いしてゲームの攻略を怠るなんてことがなければ)そこまで難しくない、しかし真エンドを目指したり裏ボス、DLCボスを倒そうとするとそれなりに歯応えがある。個人的にやってみて欲しい事として、初めてワールドマップに出た時、まずカーソルを右方向に入れっぱなしにしてみて欲しい。自分はその時点で感動した。この感動が分かる人はハマる…多分。

 ライザのアトリエは2019年に発売した本文章執筆当時のシリーズ最新作。太ももだけでトレンド入りを果たした女。システム的には若干初心者向けとは言えない複雑な部分も多いが、昨今のゲームの傾向に合わせたブラッシュアップが随所に施されており非常に快適にゲームをプレイできる。長年アトリエシリーズに触れていた人たちが感覚麻痺していた…人にもよるが、アイテム調合と探索と採取さえ面白ければ他の要素はクソでも割とどうでも良かった部分を大胆に変更削除etc、PVでシステムを一新と大々的に宣伝しただけのことはある。そのためシリーズ新規のプレイヤーにオススメできると同時にシリーズ経験者でも新鮮な気持ちでプレイすることができた。

2.逆にいきなりやるのはやめとけって個人的に思う作品は?


・イリス3作品(PS2)
・旧ロロナ(PS3)
・リディー&スール(PS4/switch/steam)

イリスはジャンルが違う。普通のRPGにアトリエ風なアイテム調合システムがあるようなもの。逆にアルトネリコ等から入った人ならすんなり馴染めるかもしれない。

 旧ロロナは話に聞いただけなので詳しくは知らないが、粗とバグが多いらしい。もしロロナやりたい場合は新ロロナの方をやろう。

 リディースールはシリーズ屈指の調合の複雑さ、情報量の多さに加え、不思議シリーズ3作目の集大成であるため前作フィリスや前々作ソフィーを知らないと理解できないキャラ同士の絡みやネタが多い。いきなりこの作品だけ勧めるのは厳しい。でもスーちゃん可愛い。スーちゃんで捗りたい。リディースールから逃げるな。

3.上記以外で個人的なオススメは?


・ヴィオラート(PS2/PSP)
・フィリス(PS4/Switch/steam)

 単純に自分の好みにぶっ刺さった2作。
 ヴィオラートはアイテム調合等のアトリエ要素、ダンジョン探索や戦闘等のRPG要素、そしてお店を経営し村を発展させるシミュレーション(?)要素、個々で見るとあと一歩物足りないものだが、これらが見事に噛み合い面白さを何倍にも引き立てている。いや本当に、自分の語彙力が無いのもあるけどそうとしか表現できない。あと曲がいい、「にんじん村一番娘」を初めて聴いた時は鳥肌が立った。

 フィリスはとにかく広いフィールドを自由に探索できるのが楽しい。ライザ1以降の作品も広いフィールドを探索する形を取っているので、もしかしたらエリー、トトリと並んでシリーズの方向性を決定付けた作品なのかもしれない。FF12とかゼノブレイドとか好きな人は絶対に楽しめる。また、特定の時間帯にのみ現れるボスがいたり、それらのボスが”稀に”落とすユニーク特性がある等のハクスラ要素を兼ね備えている。それでいて調合システムも非常に面白い。ボード上に様々な形状をした素材を置いていく、わかりやすく言うとロックマンエグゼのナビカス。ただパズルをするだけではなく欲しい効果や特性を吟味したり、それらために材料から作ったり採ってきたりといったアトリエ要素が上手い具合に噛み合っている。ゲーム内に制限時間が無い(※序盤のみ期限あり、それをクリア後は無制限となる)ため、フィールド探索やハクスラが好きな人なら延々と遊び続けられる。

4.番外編、メモ、諸々

・サントラ代わりとして持ち歩くならアーシャplus(PSV)
 いつもの無料DLC音楽パックにいつも通りシリーズメイン作品のBGMが収録………だけにとどまらず、何故かアンノウンオリジン等のアレンジCD、フォルクストリート等のボーカルアレンジCD、イリス作品の予約特典CD、アーランドのドラマCD、更にはアトリエ以前のガスト作品(黒い瞳のノア 等)の曲まで収録されている。
 サントラの中にはプレミア化しているモノもあるため、現物を揃えようとしたら果たして諭吉が何枚吹き飛ぶことやら……それがなんと無料で聴ける。ありがとうガストさん…。

・ひたすらダンジョン探索、ハックアンドスラッシュをしたい人にはユーディー(PS2/PSP)
 ヴィオラートの前作にあたる作品だが、制限時間が無い、エンディングに辿り着くまでにとある非常に長いダンジョンの攻略が必要などやや異色。これは冗談抜きでアトリエよりwiz等のダンジョンRPGに近い。人は選ぶがハマる人はハマるであろう作品。

5.終わりに

 あくまで個人の意見です。参考程度にどうぞ。
アーランド以降の作品のDXはSwitchとSteamでも売っているので頑なにPSハードを持とうとしない人にも勧めやすくなった。