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帰国の準備:陰性証明書が拒否される

「おはよう。今日も一日良い日をお過ごしください。」

昨日、怨念の塊の様なメールを送ってきた夫は、
今朝は打って変わってさわやかなメッセージを送ってきた。

昨日と今日のメッセージの落差が激しくてついていけない。


さて、日曜日の夜18時を過ぎ、出国まで72時間を切った。
日本へ帰国する最後の(?)準備として、陰性証明書が必要だ。

厚生労働省のホームページを読んで注意事項を確認した。
中々に七めんどくさい事を書いているが、近くのラボで家まで検査体を取りに来てくれるところを探し、いくつかある候補の中から、「it is valid for domestic and international traveling.」と記載があったところにした。

各ラボで発行している証明書に多少の差異はあるだろうが、
サンプル取得の際に、厚生労働省のホームページを見せて、必要項目が記載されているかどうかを確認してから進めればよい。

月曜日の朝に来てもらえるように、土曜日の夜に予約を入れておいた。
日曜日に電話がかかって来て、サンプル採取に来る時間枠を決定する。
月曜日に来る前にも再確認の電話がかかって来て、家に到着。

結局、8:45の予定が、8:15ぐらいに到着となった。
日本だと早すぎても遅すぎても文句言われるが、ここはインドだ。

早く来てくれてむしろ感謝したい。


緩い雰囲気になったインドでも、きっちりマスク、フットカバーをして現れたその人に、まずはパスポートなどの身分証明書を提示する。

上記の厚生労働省のホームページを見せて、
「この情報が全部記載されていないとダメなの。国際線に乗るんだけど、大丈夫ね?」と念押しすると、

「大丈夫」と返ってきたので、よし、と思った。

喉からの採取は苦しくて大変だったが、検体の採取は一瞬で、その後支払いをして、検査に来た人はあっという間に帰って行った。
レポートは今日の夜までには発行されるとの事だ。

インドのこんなフットワークが軽いところが好きだ。

準備の主要な部分が終了したので、今日の仕事は上機嫌で終えた。

晩になって、SMS、Whatsappでメッセージが来ていて、reportがもう出来たと言う。

結果は「陰性」

おお~よかった。まずはここが肝心。

後は、MySOSにこの陰性証明書をアップロードして、画面が青か緑になったら入国の手続きは終わったも同然(?)と、鼻歌を歌わんばかりでアプリを操作して結果を待った。

すると、10分程して、通知が。

「陰性証明書は拒否されました。書式か記載の情報が正しくありません。」

ええ!!なんですと!!

ドキドキしながら、陰性証明書を再度詳しく読み込んでみる。
その上で、厚生労働省のホームページを再度よく読んでみる。

う~ん。確かにパスポート番号があるけど、生年月日は記載がない。
その上に、有効な検体の記載の用語が違っている。(恐らく検査の方法としては問題ないと思われるが)


さて、どうしよう。
面倒だが、この陰性証明書が無いと、搭乗すらできない。

1.もう一度別のところでテストする。
2.このreportを発行したところに、日本政府指定の書式に記載してくれるかお願いしてみる。
3.最近日本に帰国した知人に聞いてみる。

とりあえず、2、3を両方やってみることにした。


すると、すぐに友人夫婦の奥さんから電話がかかってきた。

事情を話すと、「今日もらった陰性証明書と日本政府指定の書式をもって近くの病院に行き、お医者さんに日本政府指定の用紙に記入、署名(できたらスタンプも)をしてもらってください」との事。

そんなことが必要なのか。。。。。

日本政府よ、めんどくさいぞ。

私は水際対策を軽んじているわけではないが、証明書の書式はこだわり過ぎではないだろうか。せっかくお金を出して検査を受けて、正式な証明書を発行しているのに、書式が違うだけで、拒否するのは本末転倒な気がする。(まあ、細かい記載も違っていますが。。。)

そして、それを用意するために、再度病院に行って、署名してもらい、またお金を払うと言うムダ。


多少の不満は残るが、とりあえず、残されている2日間で何とか証明書を入手できそうである事が分かり(方向性が明確になり)、ほっとした。

可能であれば、明日、日が出ているうちに一度近くの病院に行ってみよう。
もしその時ダメであれば、予約して出発当日の朝イチで来れる様に手配しよう。

持つべきものは友だ。
日本は夜中過ぎていたと思うが、すぐに電話をくれた友人夫婦に感謝である。

親切にしてもらったからには、何か親切で報いたい。

友人夫婦が希望している物が、トランクに入るか、明日になったらテトリスをしてみよう(笑)




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