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神様へ質問 8/4

誰かと歩きながら

この日もいつも通りに出発したかと思います。
でも最初の写真がこれなので少し出発が遅かったかもしれません。

まぁなんにせよ綺麗ですね。
巡礼の醍醐味のひとつと言える気がします。

この日は常に誰かと一緒に歩いた日でした。

ちょっと記憶がもう怪しいので、日記に頼ることになります。

ここら辺一緒に歩いた記憶ありますね。

彼と歩いている間、僕の宗教に関する質問をしてみました。

神は天にいるんじゃなくて、自分の中に宿っている。神や宇宙は自らの中にあり、宇宙ではエネルギーが巡っている。もしエネルギーを他の人に分けてあげたら、そのエネルギーは何倍にもなって自分に帰ってくる。

なんてふうに言ってました。

「情けは人の為ならず」的な考えでとっても素敵だと思いました。ヴォイチェもこの意見には賛成していましたね。

巡礼の中間地点

何やらモニュメントが。
もう少しで巡礼の中間地点Sahagun(サアグン)に着きます。
ここはちょうど巡礼路の真ん中の町です。
スタートから始めていれば、の話ですが。

街に入って行きます。
ここら辺はクリストフとヴォイチェと歩いてた記憶ありますね。3人でトコトコ歩いてました。

やはり大きい町は迷路みたいです。途中で矢印を見失いかけて迷いそうでした。

ちょっと前の方にVishalを発見。声をかけて少し一緒に進みます。

ちょうど半分を示すモニュメントを見つけました。

せっかくなのでみんなで写真を撮ります。
まぁ許可とってないんで写真は乗っけません。

これはまた巡礼仲間がくれた写真なんですが、
どうやら半分の証明書も貰えるみたいですね。

僕全然知らなくて素通りしてしまいました。
僕は途中から歩き始めたんですが、そんな人も貰えるんでしょうか。
出来れば貰っておきたかったですね。

2人1緒に

もう3時間以上は歩いているので、少しお腹がすきました。バルに入ってなんか食べたいんですが、なかなか見つからない。

クリストフはもうフランスパンに飽きたみたいで、なんか別のものを探すって言って先に進みました。

ヴォイチェとバルに入って朝ごはんにします。

2人で7ユーロ。1人で3.5ユーロですかね。
これで3.5ユーロはちょっと高いですよねぇ。
まぁそんなこと言っても仕方ないんですけどね。

今日は結構長い道だったんですが、一切写真も日記の記載もなかったですね。

この後宿に着くまでずっとヴォイチェと話しながら歩いたので、そのせいだと思います。

彼とは日本のアニメやゲームのことを沢山話しました。
まあ当然ナルトの話しましたよね。「RASENGAN〜」とか言って一緒にやりましたよ。

ゲームではoverwatchのこととか話しましたね。

この時お互いのこと話してたんですが、チェコが世界一ビール飲むって知ってました? お酒といえばビールらしいです。なんかドイツのイメージありますよね。

はい到着です。

すんごいあっさり書いていますが、きょうは30km以上歩きました。ヴォイチェと遠いね…って話しながら頑張って歩きましたよ。

今日のアルベルゲは土壁で古い雰囲気を残すものですね。

怒涛の長文

早速チェックインしましょう。
まぁ〜ここでちょっと嫌なことあったんですよ。

というのもアルベルゲのチェックインには国籍をチェックする必要があるんですね。その時に国籍を聞かれたり、パスポートで国籍を確認するんですね。

僕はちゃんと日本のパスポートを渡したんですよ。そうしたら宿主のオバチャンが僕に何も聞かずにS.KOREAって書いたんですね。
(さっき間違えてN.koreaって書いてましたねめっちゃゴメンなさいだわ)

いやいやいやいや、日本だよ。そのパスポートに日本って書いてあるじゃん。みたいに言って書き直させたんですが、そんときそのおばちゃん「やれやれ」みたいなジェスチャーしやがったんですよ。ごめんなさいもない。

くっそ失礼じゃないですか?

あと勘違いしないで欲しいのが、韓国人に間違えられたから嫌だったわけでは決してないです。

韓国人に間違えられて嫌だった訳では決してないです。

本当に大切なことなので、太文字で。

僕が嫌だったことは自分が持つ身体的特徴で国籍を判断されたことです。

確かに東アジアの人達は似ていて欧州の人たちには違いが分からないかもしれない。けどだからといって一纏めにしては絶対にいけないと思うんですよね。

巡礼路では東アジアっぽい人を見かければ、ほとんど韓国の方なので分からなくはないんですよ。僕が韓国人だと思うのも全くもって分からないことでは無いんですよ。

でも分からないからこそ聞くべきじゃないですか?日本で外国人見たら全員アメリカ人だと思うのか?っちゅう話ですよ。ほんとにほんとに失礼な事だと思いますよ。

しかも謝らんのかい!!やれやれじゃねぇんだよ!やれやれなのはこっちだわ!!
めっちゃセンシティブな部分間違えといて、何がヤレヤレやねん。

「いきなり中国人ですか?」って聞かれるのも結構失礼ですが、それよりタチ悪いですよ。
なんか黒い肌を持つ人達への配慮は結構するくせに、アジア人への配慮ほんとに薄いんですよね。(これは事実間違ってますね。差別はまだまだ存在していますね。)
(この表現もかなり良くないですね。自分の以外の事をわかったように語るのは良くないなと後から思いましたので追記です。)
(これも僕が偏見を持っている証ですね。自分の浅ましさがこのように出てしまうので常に気をつけたい所ですね。)


決して中国人に間違われるのが嫌な訳では無いですよ。

嫌なのは見た目で判断することです。

もちろん今まで出会ってきたように素晴らしい人達は沢山います。でもやはり僕は色々なところで自分が下に見られているように感じる時が結構ありました。身体的特徴だけで。詳しくは言いませんがね。

あとよく日本人がやりがちなのは、「中国人は〜」とか「韓国人は〜」とかやる人結構いますが、それも本当に失礼ですからね。
パーソナリティではなく、国籍をひとつの人格として語るの差別と一緒ですよ。

そう考えると、僕がJulen(バスクの人)にスペイン人と言ってしまったことも失礼になるんですよね。
こんな風にいつ自分が他人に不快な思いさせてるか分からないからこそ、気をつける必要があると思います。

まぁこれを読んでくれる人に僕が非難するような人は余りいないと思いますが、僕のこういう思いが伝わればいいなと思います。

自分が圧倒的他者、マイノリティになることで初めて分かることです。

日本は特に国内に住む外国人の数が段々と増え続けていますよね。コンビニとかで外国人店員使えないとか、居酒屋で外国人店員を笑ったりする人たまに見かけますが、ああいうのを見る度に嫌になります。

異国の土地で働く彼らにもう少し敬意を持つべきではないかと僕は思います。


まぁそんなこと言われても…って思うと思うんですが、ちょっと吐き出させてもらいました。
この部分だけとんでもない熱量になってしまった。

お昼ご飯を一緒に

ちなみに今日からレオン州に入ったそうです。
シャワー室の床にこんなタイルがありました。

今日はずっと人と歩きながら英語で話していたのですごい疲れてしまいました。
シャワー浴びるなり洗濯もせずに直ぐに眠ってしまいました。

起きてお腹がすいたので1階に降ります。
ちなみに二階の部屋でラファ達と同じ部屋に泊まってました。

台湾の2人組AnとSamも今からご飯にするそうなので、一緒に作ろうと誘ってくれました。

わーい。とうとう一緒にご飯が食べられる。
一緒に買い物に行って材料を揃えます。
もうほとんど彼らがやってくれたので僕やることありませんでした。ありがたいです。

なんか写真取っておけばよかったですな。とっても手際よく作ってて流石でしたね。ベーコンと玉ねぎのトマトソースパスタ作ってくれました。

なんかお昼ご飯なんて何食べたかほとんど忘れてしまっているんですが、彼らが作ってくれたあの料理はよく覚えていますね。

ここら辺で洗濯石鹸が無くなっちゃたので、新しいものをさっきのお店まで買いに行きます。
小さい街なので当然スーパーなんぞはありません。小さい個人経営のお店です。けど結構品揃えよくてびっくりです。

出会い

僕がドリトスみたいなのとコーラを嗜んでいたら、2人の若者に声掛けられました。韓国から来たみたいで、片方が日本語を学んでいたようです。

僕が日本人とわかると早速日本語で話をしました。
外国語で高速で話される苦しみはよく分かるので、ゆっくり単語で区切りつつ、難しい単語は英語で話したりしながら喋りました。英語は彼の方が全然上手いですね。

こういう考えが浮かんだのは、Jorgeの影響かと思います。彼が英語の不得意な私に気遣ってくれたからこそ思いついたことだなぁと思います。

彼は日本と韓国の関係についてすごく心配していました。ちょうどその頃、韓国と日本の関係が結構悪化しちゃった時だったんですよ。不買運動とか起こったやつです。

留学するにあたって「日本人が韓国人を嫌っていないか」とすごく不安そうに聞いてきました。
もちろん僕は「そんな事ない。確かに韓国を嫌う人入るかもしれないが、ほとんどの人はそう思ってないよ」と伝えました。

せっかくこうやって日本に興味を持ってくれてる若者の悩みの種になっている国際関係を非常に残念に思いました。

よくTwitterで韓国との関係悪化によって、「韓国人が〜」とか「韓国人はこれだから〜」と一纏めにする人いますが、それはあんまりなんじゃないかなぁと思います。まぁ水掛け論っぽいんですけどね、こういう話自体。

国と国の関係は、個人と個人の関係に影響を及ぼさないと思います。というかそう願っています。

今日のミサ

まぁなんか暗い話が続きましたが、教会に行ってみさに参加しましょう。

こんな感じの教会です。
何やら今日は子供の参加者が沢山いましたね。

途中でAnとSamが来たので、一緒に参加しようと誘います。

なんかいいですね。いつもと違って新鮮です。

なんか今日はいつもと違って、「神に聞いてみたいことはないか?」みたいに聞かれたので聞いてみます。
でも今思えば多分「神様に頼みたいことはないか」と言われたんだと思います。

まぁ僕はその時、
「あなたはどこにいるのか、心の中なのか天にいるのか、大勢の人があなたに向かって祈っているのをどう感じるか」
って感じで日本語で質問しました。もうひとつ実は質問したんですが、結構繊細な質問なので公表しないでおきます。

答えは帰ってきませんが、かなりスッキリした感じします。

子供が多かったからか、歌にダンスとか取り入れられててかなり楽しいみさになりました。
無邪気に踊る子供たちがかわいかったです。

最後に記念撮影。

宿に戻ってる最中に子供たちに、さっきなんて言ってたの?って聞かれましたが秘密にしておきました。
こういう時全く違う言語であるのは便利ですね。
こんなスペインの地で日本語を知ってる人はまずいません。
台湾の2人組は少しわかったみたいですけどね。

寝る前に

宿に帰ったあと、みんなで軽く夕食を食べます。

アンドレアが共有ルームにいたので、アンケートに答えてもらおうと思って話しかけます。
彼は結構面白い考えを持っていて聞いてよかったという気持ちになりました。

彼はミサの時にパンを受け取らないんですね。それは彼が宗教を尊重しているからこそだとわかってすごく立派だと感じました。

まぁもしかしたら彼が自分の考えを公表するの嫌がるかもしれないので、詳しく言うのはやめておきます。僕も彼の思想を尊重するからこそ、ここではそのことについて書かないことにします。

なんか庭でおじさんと小さい子たちが踊ってました。なんかいいですね。なごみます。

なんかまたしても足が痛い話をしていたら、子供たちのお母さんが薬貸してくれました。
いやぁ嬉しいですねぇ〜〜。みんなほんとに気遣ってくれます。

再び記念撮影。

僕結構この時足痛くて、ラファ達について行けるか不安だったんですね。
彼らは明日に大都市レオンに到着するつもりと言ってました。
レオンはここから39km以上離れています。

流石に一日で歩けるか不安だったので、この時はもうお別れだなぁなんて考えてました。
まぁ明日になればわかることでしょうって考えて寝ることにします。

一日を終えて

今日歩いたのは30kmくらいです。

結構距離あったんですよね〜。

今日は、怒りの長文が炸裂してしまいました。
しかし、巡礼者仲間との関わりは全て僕を笑顔にしてくれるものばかりでした。

まぁ賛否両論あるトピックだと思いますが、僕は自分が嫌だったからこそ気をつけたいと思いますね。

みなさんも1人で海外にいると少し感じたことあるかもしれません。
嫌だった人はなぜ自分が嫌だったのかを振り返るのも予防というか、自分がそういう人にならないようにする訓練にもなるんじゃないかなと思います。

なんか良ければみんなの考えを少しでも教えてくれればいいなと思います。

ここまで読んで頂いてありがとうございます。
ちょっと間が空きましたが、引き続き読んでいただければなと思います。

次回予告的写真



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